水口食堂を後にした我々は、ぶらぶらと新仲見世通りを浅草駅に向かって歩きます。
今日の二軒目も私のプラン。
気が付かないと通り過ぎてしまう地下鉄銀座線と書かれた狭い入口の急な階段を降りると、そこが日本最古の地下商店街「浅草地下街」です。
全長50mほどの短い地下街。
昭和30年開業といいますから、先ほどの水口食堂の創業から5年後。
戦後の混乱期から復興、高度経済成長期へと日本が歩み始めた頃でしょうか。
NHKのドキュメント72時間でも取材されていました。
お店の前には「就寝厳禁」の貼紙。
さすがに今はいないでしょうが、往時の様子が伺えます。
オープンエアな半屋台風の店内へ。
「もう焼きそばしかできませんけど」
と店員さん。
閉店間際なことは承知していたので
「大丈夫ですよ。飲み物はいいですか?」
と確認し、カウンター席に座ります。
焼きそばの目玉焼きトッピングとハイボールを頼みます。
ハイボールが割と固めなのが嬉しい。
程なくして焼きそば目玉焼きトッピングが出て来ました。
焼きそばは軒先の鉄板で、目玉焼きはホットプレートで蒸し焼き。
真っ黒な焼きそばにたっぷりのマヨネーズもナイスなビジュアルです。
まずは目玉焼きに箸入れ。
絶妙な半熟加減で、トロリと流れる黄身にテンションも上がります。
卓上の青海苔を振るのを忘れていました。
大阪なら鰹粉もあるのですが。
焼きそばを引き上げます。
エッジの立った固めの麺。
濃口のソースが屋台の焼きそばを思い起こします。
目玉焼きとも絡めて食べ進みます。
ハイボールを飲みながら、焼きそばでの締め。
タイムスリップ感満載の、今日の昭和レトロB級グルメはしご酒は、我ながら楽しい企画でした。
友人と銀座線の改札口で別れます。
私は浅草線なので、一旦地上に出なければなりません。
夜風はまだ湿気と熱気をはらんでいました。
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夜総合点★★★☆☆ 3.5
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