私が帰任後に、当時暮らしていた天満に、成田で人気の寅屋の支店が出来て繁盛していると聞きました。
もちろんインスタでもアップされているので羨ましく思っていました。
そこで6月に大阪に遊びに行ったときに、様子を確かめに寅屋 天満店を覗いてみると、シャリキンホッピーや、天羽ハイボール (割モノのメーカー名で「てんば」と読みます。一般には下町ハイボールまたは単に酎ハイやボールと呼ばれていますが、正確にはメーカーが違えば、味は異なります)や梅割りまで東京の下町スタイル。
そこで6月に大阪に遊びに行ったときに、様子を確かめに寅屋 天満店を覗いてみると、シャリキンホッピーや、天羽ハイボール (割モノのメーカー名で「てんば」と読みます。一般には下町ハイボールまたは単に酎ハイやボールと呼ばれていますが、正確にはメーカーが違えば、味は異なります)や梅割りまで東京の下町スタイル。
「住んでいるときに出来て欲しかったなぁ」と残念です。
しかも人気エリアの福島にも、私が大好きな堀切菖蒲園のもつ焼きのんきが出来ていて、牛ホル文化の大阪に、東京の豚もつ文化も受け入れられつつあることに喜びを感じました。
何だか前置きが長くなりましたが、そんな寅屋 天満店の本店(正確に言うと、もつ焼き立ち飲みに特化した支店)に行ってみようと、金曜日に定時で退社して成田に向かいます。
何だか前置きが長くなりましたが、そんな寅屋 天満店の本店(正確に言うと、もつ焼き立ち飲みに特化した支店)に行ってみようと、金曜日に定時で退社して成田に向かいます。
京成沿線に住む私ですが、自分の最寄り駅を通り越してはるばる成田まで飲みに行くのは、まさに酔狂な話。
若い頃、何度も乗り過ごして痛い思いをした京成成田駅に降り立ちます。
若い頃、何度も乗り過ごして痛い思いをした京成成田駅に降り立ちます。
国際都市というべきか、地方都市と言うべきか、国際空港と成田山の二大観光資源を擁するだけに、様々な世代と人種が行き交います。
寅屋本店は京成成田駅のすぐそばですが、目指す寅屋支店はJR成田駅の脇の路地を入った所にあります。
折から降り出した雨を避けながら早足でお店へ。
簡易な建物に手書きの看板。一見怪しげですが、人気の名店です。
ドアを開け、奥のカウンター席へ。
とりあえず黒ホッピーを頼みます。
ここのホッピーは、もちろん金宮。
しかも嬉しいシャリキンです。
喉を潤し、とりあえず注文したもつ煮込みも出て来ました。
さあ始めようと思った所で前のカウンター席が空き、そちらへ移動します。
もちろんその方が楽しい。
ここのもつ煮込みは部位が豊富で、フワやワッカなどもゴロゴロ入っています。
実はこの店は初めてなので、常連さんの様子を窺いつつ、壁の短冊メニューを眺めて展開を考えます。
刺身から一品。
タン刺はボイル。
すっきりした味と、歯応えのある食感がナイス。
二杯目はもちろん天羽ハイボール。
元気で優しいホール担当のお姉さんが目の前でキンミヤに天羽の梅エキスを入れて仕込んでくれます。
これに強炭酸のドリンクニッポンを注げば下町ハイボールの完成。
進駐軍のウイスキーハイボールを模した代用飲料は、まさに昭和の味。
ここでもつ焼きに展開します。
好物のカシラ塩。
肉そのものの旨みが凝縮して実に美味。
お客さんは入れ替わりつつも、ほぼ満席の状態が続きます。
シロタレよく焼きが出てきました。
せっかく成田まで来たので、もう一杯。今度は梅割りです。
可愛い名前の割には危険な飲み物で、キンミヤストレートに梅エキスを垂らした、口当たりが良い割には度数が高いもの。
立石の宇ち多では三杯ルールの制限がかかっています。
目の前で勢い良く焼酎を注ぎ、受け皿に零した上に更に梅エキスを垂らすパフォーマンスは、何処も同じで、飲兵衛には溜まりません。
こちらはウイスキーストレートの代用飲料として人気がありました。
シロタレよく焼きはタレが焦げた所と、肉厚で歯応えのある食感がナイス。
仕入れの良さがわかります。
もつ焼きをつまみながら、最後は受け皿に零れた梅割りもグラスに移して飲み干します。
お会計は2,200円のニセンベロ。
充実したフライデーナイトでしたが、乗り過ごしていないのに、乗り過ごしたような複雑な気分も交えつつ家に帰ることにします。