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2026年5月13日水曜日

神田淡路町「麺巧 潮」へ初訪問。名物“白”は、ビシソワーズを思わせる軽やかな鶏白湯だった

 

今日は御茶ノ水で研修受講。
その前の早めのランチで向かったのは小川町駅近くの自家製麺「麺巧 潮」
随分前にブックマークしてあったお店ですが、ようやく初訪問です。
店主はもともと仙台で約20年、イタリアンや和食など複数の飲食店を経営していた方で、震災後、以前から考えていた東京進出を果たし、独学でラーメン店を立ち上げたそうです。
「イタリアンの経験から、生クリームが合うはずとひらめいた」という店主の発想から、この店の名物の鶏白湯「白」は、“鶏白湯に生クリームを足した”のではなく、“洋食の経験をラーメンに落とし込む”という形で誕生したのです。


お店は半地下。
開店後10分だったので、さすがに行列はありません。


入口脇には「夏季限定 冷黒(ひやくろ)」の立て看板。
「白」を食べると決めて来たのに、冷やしラーメンが好きな私は思わず心がグラっとします。


店員さんから「いらっしゃいませ」と気持ちの良いお迎えの声がかかります。
券売機で食券を購入。
かつては大盛無料だったのですが、今はプラス100円です。


「ひやくろ」は大盛無料。
再びグラっときます。


しかし、なんとか「白」のボタンを押しました。
初訪問なので、やはりこれを食べなければ話が始まりません。


半地下なので窓はありませんが、明るくコージーな店内。
軽やかなBGMが流れています。
厨房を見なければ、ラーメン店というよりはトラットリアといった感じ。
有名人の色紙も壁一面に貼られています。


先客はお一人。
私は厨房がよく見えるカウンター席に座ります。
小さなトレイとレンゲ、おしぼりがセットされています。


目の前には「鶏白湯」と「にほんいち醤油そば」の口上が書かれています。


空いていたせいもあって、3、4分でラーメンが出てきました。
SNSで写真も見ていたので驚かないと思っていましたが、やっぱり驚きました。
一般的な鶏白湯よりも少し黄みかかっているスープには、センターにポーチドエッグ、そして、ブロッコリーと肉巻きアスパラがのっています。
薬味なのか、フライドオニオンも。
粉パセリも振られて、まさに洋風スープのビジュアルです。


まずは噂のスープをひと口。
見た目は濃厚そうなのに、ひと口目の印象はむしろ軽やか。
パセリがいい仕事をしていて、気づけば、スプーンならぬレンゲが止まらなくなるタイプのスープ。
バターの風味もうっすら感じます。
温冷の違いはあるものの、ポタージュと評されるこのスープは、私にはビシソワーズを思わせる口当たりに感じました。
「邪道系」という分類がラーメン界にありますが、これはそう思わせておいて、真の「創作系」です。


続いて麺。
自家製麺だそうですが、デフォルト硬めのエッジが立った中細麺ストレート。
私好みのタイプです。
クリーミーなのに軽やかなスープとの相性も良好。


フライドオニオンをレンゲで掬うと、キャビアサイズの茶色い粒々も混じっています。
イタリアン起点で想像すると、マスタードシードのようにも思えます。


肉巻きアスパラは、ラーメンでは考えられないトッピング。
しかも焼きたてアツアツで、肉はカリっと焼けています。
さっき「ジュウジュウ」と音を立てていたのは、これを焼いていたのでしょう。


フライドオニオンとも絡めて麺を食べ進みます。


ブラックペッパーを振って味変。


ここでポーチドエッグに箸を入れます。
中からトロリと黄身が出てきます。


これを麺に絡めて食べると、たまご好きの私は思わず幸せな気持ちになります。


気が付けばスープはほとんど飲んでいました。
このまま飲み干したいところでしたが、いくら飲みやすいとはいえラーメンスープに違いはありませんから、塩分を考えてグッと我慢。


「邪道系だったら残念だな」
と思っていた私の想像はいい意味で裏切られました。
「ありがとうございました!」
と気持ちよく見送られました。
感染症対策に気を遣う清潔なお店でもありました。
お店を出ると気温は一段と高くなっていました。
季節外れの夏日。
まだ研修まで時間があるので、近くのスタバでフラペチーノでも飲むことにします。

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麺巧 潮ラーメン / 淡路町駅小川町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2026年3月18日水曜日

神保町の老舗「カリー専門店 トプカ 神田本店」初訪問。スパイス欲で選んだ「印度カリー ポーク+マトンBセット」


午前中は御茶ノ水で展示会の視察。
ちょっと遅めのランチとなりました。
御茶ノ水、神保町、神田一帯は、ラーメンとカレーの人気店がしのぎを削るエリアです。
ラーメン好きの私ですが、カレーも大好きな私は、今日はスパイス気分。
スパイシーなカレーを求めて、秋葉原方面へ歩きます。
表通りから入った中小ビルが並ぶ古いオフィス街の一角にある「カリー専門店 トプカ 神田本店」
かつては池袋サンシャインに支店があったそうですが、今は本店のみ。


印度カリーと欧風カリーの両方を供する、珍しいスタイルのお店。
“カレーの両極”を一店で出す、ユニークなコンセプトです。
私がかつて勤めていた新橋にも「カリカル」という人気スタンドカレー店があり、そこもスパイシーな印度とマイルドな欧風を出していたことを思い出しました。


お店のドアを開けると、店内は昭和レトロ喫茶店のような佇まいです。
スパイスの香りが鼻をくすぐります。


入口でお会計を先に済ませるスタイル。
ホールを仕切るベテランマダムに注文を告げます。
あらかじめ決めていた、人気の「印度カリー ポーク+マトンBセット」(1,800円)。
事前のリサーチでもこの組み合わせが人気と知り、迷わず選択したのです。
マダムから「これは一番辛い組み合わせですけど大丈夫?」と聞かれたので、「大丈夫です」と返事。
私は「辛さ耐性」がある方なのです。
昭和な佇まいとは裏腹に、お会計はマルチキャッシュレス対応でした。


ひとりなのでカウンター席へ。
年季の入った椅子にも、コロナ禍の名残と思えるアクリル板にも歴史を感じます。


最初にスープがでてきます。
好物の卵スープが嬉しい。
味は濃いめでした。


厨房ではインド人と思しきシェフがカレーを注文に応じて作っています。
もともと仕込んであるルーを、フライパンを使って料理しているようです。
少し待って、カレーが出てきます。
写真では見ていましたが、盛り合わせはユニークなビジュアルの盛り付け。


真ん中に盛り上がったライスが、ダムのようにサラサラのポークカリーをせき止めています。
そのダムの反対側にはかなり固形のマトンカリーがのっています。


カウンターに置かれているらっきょうと福神漬けをお皿に取り、準備は整いました。


まずはポークカリーから。
サラリとしたスープタイプですが、いきなりガツンとくる刺激が小気味いい。


豚肉とポテトもゴロゴロ。
インドでは豚は禁忌とされますが、ここは日本。
スパイスは印度ですが、具材は日本というわけです。
ナス、タマネギ、ピーマンも入っています。


続いてマトンカリーにスプーンを入れます。
なんと中にはポテトが仕込まれていました。
ちょっとしたサプライズ。
マトンカリーは、少し遅れて追いかけてくる辛さがナイス。


食べ進むうちに、じんわりと頭皮に汗が滲むスパイスの刺激。
もちろん辛さだけではなく、深みのある旨味も実にナイス。
さすが老舗の名店です。


店名の“トプカ”はTop Quality of Curryの略。
自信満々のネーミングですが、実際に食べると看板に偽りなしと感じます。
神保町周辺には、まだまだ未訪の名店がブックマークのままになっています。
退職したおかげで、新橋のランチに縛られることはなくなったので、これからが楽しみです。

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トプカ 神田本店カレー / 淡路町駅小川町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2026年3月7日土曜日

神保町「馬子禄 牛肉面 神保町店」で蘭州牛肉面。平麺の韮葉(ジューイエ)ともっちり厚皮水餃子のランチ

 

今日は午後から研修会があって、神保町へ。
その前にランチです。
神保町は私の好物のカレーとラーメンの名店が目白押し。
どこにしようか迷ってしまいますが、ブックマークしたまま長らく宿題になっていた「馬子禄 牛肉面 神保町店」に行ってみることにします。
ブームになってからはだいぶ経ちますが、相変わらずの人気店。
そして、ご多分に漏れずインバウンド観光客で行列ができています。


この店は先にレジで注文と会計を済ませるスタイル。
蘭州牛肉面をベースに、
・麺の種類(9種類)
・パクチーの有無
・水餃子を付けるかどうか
を決めて注文します。
あらかじめ予習してあったので、レジでの注文はスムーズです。
そもそも蘭州牛肉面しかないのですが、水餃子を付けるかどうか、そして9種類もある麺をどれにするかで、楽しみ方は無限大。
私は蘭州牛肉面餃子セット平麺の韮葉(ジューイエ)で注文しました。


カウンター席に案内されました。
中国古典音楽がBGM。
店内はインバウンド観光客が半数ほどを占めていました。
奥には製麺室があって、職人さんが注文に応じて9種類の麺を手打ちで作り分けるというシステム。
席が近ければ、ライブパフォーマンスとしても面白いでしょう。


お茶と一緒に不織布のエプロンが渡されます。
これは嬉しいサービス。


ティッシュペーパーはカウンターの下にあります。


5分も待たずに蘭州牛肉面が出てきました。
餃子は茹で上がったら出てくるとのこと。


まずはスープをひと口。
牛骨と牛肉を10種以上の香辛料でじっくり煮込んだ透明スープは、深みがありますが、クセのないすっきりした味わい。
ラー油が浮いていますが、わたし的には程よい辛さに感じます。


続いて麺を引き上げます。
細麺(最もポピュラーで食べやすい)、平麺(きしめん風で食べ応えあり)、三角麺(スープと絡みやすい)の三種類が人気だそうです。
平麺にしたのは、麺そのものと、スープとの絡みの両方を楽しみたかったから。
その狙いは正解。
平麺はもちっとした食感で、スープもしっかり持ち上げてくれます。


牛肉は日本のラーメンのチャーシューよりやや締まった肉質で薄切り。


最初は丁度良い量かと思った麺も、なかなかの量。
デフォルトでも大盛はありそうです。


スープに浮かぶ葱とパクチーの風味も、大陸を感じさせます。
私はパクチーが大好きなので、追加しても良かったかなとプチ後悔。


牛肉面の中から大根が現れました。
蘭州では「肉より大根が旨い店は本物」とも言われるそうです。
牛出汁をたっぷり吸うこと、スープをさっぱりさせること、そして食感のアクセント。
この三つの役割があるそうです。


牛肉面を少し食べ進んだところで、セットの水餃子が出てきました。


水餃子は大振りで見るからに肉厚。


餡はジューシーで、小籠包にも似た肉汁が旨い。
中国香味の醤油との相性も良し。


水餃子を食べつつ、牛肉面も食べ進みます。
既に、お腹は膨れつつあります。


スープも時間の経過とともに辛味と香味が馴染んで、さらに美味しくなります。


飲み干したいくらいでしたが、そこは我慢。


麺好きの私としては、9種類の麺を食べ尽くしたいくらいですが、神保町に会社があるわけでもなく、そうはいきません。
今度はいつ来れるかな、と思いながら研修会の会場に向かいます。

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馬子禄 牛肉面 神保町店ラーメン / 神保町駅新御茶ノ水駅小川町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5