2019年3月2日土曜日

「麵や福一」が週一回土曜日夜だけ営業する成田「鶏の骨」の濃厚鶏白湯ラーメンとチャーシューごはん。寒風の中並んだのにぬるくて残念


偶然成田山で出会った、関西支社勤務の友人とJR成田駅前の立ち飲み寅屋でもつ焼きをつまみながら、楽しい時間を過ごしました。
翌朝はゴルフで朝早いという彼と別れ、私はすぐ近くにある行列の人気店にラーメンを食べに行きます。


ビジネス旅館の一階でお店を営む麺や福一が、土曜日の夜だけチャレンジングな別ラインのラーメンを供する別名店鶏の骨


今日は寅屋と共に、この店も視野に入れての成田山公園の観梅でした。
行列に並んだのは19時5分前。
開店から25分経っています。
行列は10人ちょっと。
日中は暖かかったのですが、日が沈むと冷え込んできました。


ここに来るのは随分久しぶり。
かつて麺や福一があったところは中国発酵料理SABOTENになっていました。
今は旅館の入口の向かって右側の狭いスペースで営業しているようです。


もうすぐかな、と思いながら意外と行列は進まず、店内から出て来たお母さんに招じ入れられたのは、並び始めてからなんと45分も経っていました。


店内は狭いL字カウンター。
一番奥の空いた席に案内されました。
コンクリ打ちっぱなしの床が傾いた内装に、小さなパイプ椅子。
以前の喫茶店風とは雰囲気も広さも全く変わっていました。
全部入りの特製鶏の骨ラーメン林SPFポーク チャーシューごはん をオーダーします。


寒い中、長い時間待ったのでお手洗いに行きたかったのですが、店には無いとの事。
「隣のサボテンは、孫がやっているので、そこならトイレが使えますよ」
とお母さん。
なるほど。
お母さんの代の旅館の一階を使って息子がラーメン屋を営み、今はそこで孫が中華料理を営むために、父親がスペースを譲ったということなのでしょう。
しかし、ラーメンがすぐ出来るというので、お手洗いは我慢。
確かにすぐにラーメンが出てきました。


見るからにドロリとした濃厚な鶏白湯スープ。
チャーシューが三種類ときくらげ、味玉、ネギ、海苔がトッピングされています。


追いかけるように出て来たチャーシューごはん
上にのっているチャーシューはラーメンにもトッピングされているレアチャーシューを炙って切ったもの。
これにもたっぷり刻みネギがのっています。


ラーメンとご飯が揃い踏みです。


まずはスープをひと口。
鶏白湯が人気の麵や福一のチャレンジ店だけに、ノーマルよりも更に濃厚なドロリ系。
しかしスープが温かったのは残念です。
濃厚なスープ程しっかり熱くするのが難しいのかもしれませんが、これはいけません。


博多ラーメン風の細麺を啜ります。
濃厚なスープが麺に纏わりついて、重さすら感じます。
せっかくの茹で立ての細麺が、粘着質のぬるいスープに熱を奪われ、麺まで冷めてしまっています。


そしてチャーシューも冷たい。


チャーシューごはんも、炙っているとはいえチャーシューが冷たいのがどうかなぁ、という印象。
林SPFポークと言えば、千葉県が誇る高級な銘柄豚。
レアチャーシューを温めれば火が通ってしまうので、食味食感が変わってしまうのはわかりますが、ラーメンもご飯も熱くあるべき料理。
カツ丼のアタマが冷たいみたいなものはどうでしょう。


味玉を割ると、絶妙な半熟加減。


チャーシューごはんにもオン・ザ・ライスして、頂きました。


スープのせいでぬるいラーメンと、チャーシューのせいで冷たいご飯を食べた私は、寒空の中、45分待ったのに温まることが出来ませんでした。


ご主人もお母さんも、とても誠実で一生懸命なので、接客は気持ち良かったのですが、食べログの点数も当てにならないと、改めて実感しました。
お店に厳しいことは基本的に言わない主義ですが、ちょっといけませんでした。
とても残念な締めラーメンになってしまいました。




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夜総合点★★★☆☆ 3.3

観梅に出かけた成田山で、関西から出張の懐かしい仲間と奇跡的な出会い。成田駅前の立ち飲みもつ焼き「寅屋」で旧交を温める土曜日


妻が実家に帰省していて、一人の休日。
ポカポカと暖かい陽気につられ、観梅に出かけることにしました。
京成電車に乗って成田山新勝寺へ。
もっとも狙いは観梅の後の一杯なのですが。


桜や紅葉ほどではありませんが、広大な成田山公園をゆっくりと梅を愛でながら散策します。


柄にもないと思われがちですが、実は自然が大好きなのです。


まだ満開には早いですが、来週だと遅いかもしれません。


そんな微妙なタイミングのお花見を終えて、再び境内に戻ります。
すると向こうから見知った顔が。
「あーーーーっ!!」
なんと関西支社赴任時代によく一緒に飲んだ後輩のK君でした。
聞けば明日成田で接待ゴルフがあり、前泊で成田に前乗りして成田山に参詣に来たのだと言います。
なんという偶然。
奇遇を通り越して、奇跡です。
「この後、空いてる?」
と私。
「はい。先輩はお一人ですか?」
事情を説明し、二人連れ立って参道を成田駅に向かって歩きます。


案内したのはとっておきのお店。
JR成田駅前にある立ち飲みもつ焼き寅屋です。


大阪勤務の彼はもちろん知っている人気店、天満寅屋の本店がここ。
大阪に豚もつ文化を広めるきっかけを作った名店です。


まずは黒ホッピーシャリキンで頼んで、再会を祝う乾杯。


早くに無くなる刺身からタンサシとすぐに出てくる煮込みを頼みます。


「これは旨いですねぇ!」
とK君は感動しています。
連れてきた甲斐があったというものです。


私も関西人ですが、東京の方が長くなったので、今となっては豚もつは大好物ですが、大阪は牛ホルモンの文化。
それでも、この寅屋のおかげで、本当に美味しい豚もつが大阪でも食べられるようになりました。
私が大阪赴任中に出来ていれば良かったのですが。


続いて生系からもう一品、レバボイル
ゴマ油と塩で。


これはかなりK君も気に入ったようで、パクパクと口に放り込みます。
表面をボイルしてありますが、レバ独特の柔らかさはしっかりとキープされています。
臭みもなく、鮮度と処理の良さが伺えます。


アルコールは天羽ハイボール、いわゆる下町ハイボールにチェンジして、串焼きに展開します。


ハラミカシラで。
今日はもともとここで飲む予定でしたが、2人になったので、種類が頼めるのも嬉しい。


ここは立石の宇ち多" リスペクト系なので、おしんこには生姜がのってきます。
「うちで唯一の野菜ですから」
と笑うお兄さん。


私は天羽ハイボールをお代わり。
彼は飲んだことか無いというバイスサワーを。


串焼きは、今度はタレで。
テッポウシロタレよく焼き


アルコールをもう一杯ずつ。
K君は初恋ハイボール
聞けばアンズの味だそう。
「甘酸っぱいってことか!」
と思わず吹き出します。
私は梅割りシャリキンで、というワガママオーダー。
お兄さんが悪戦苦闘しながらグラスにシャリキンを絞り出し、そこへ梅エキスを垂らします。


宇ち多"でメジャーな梅割りも、こんな飲み方で楽しめるのも、この店の良さ。
初めてのシャリキン梅割りを舐めながら、絶品のテッポウとシロを串から齧れば、実に幸せ。


K君と思い出話や、お互いの近況報告で、あっという間の一時間半の立ち飲み。
明日はゴルフなので早起きという彼と、大阪での再会を約して別れました。




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夜総合点★★★☆☆ 3.6