妻が実家に帰省していて、一人の休日。
ポカポカと暖かい陽気につられ、観梅に出かけることにしました。
京成電車に乗って成田山新勝寺へ。
もっとも狙いは観梅の後の一杯なのですが。
桜や紅葉ほどではありませんが、広大な成田山公園をゆっくりと梅を愛でながら散策します。
柄にもないと思われがちですが、実は自然が大好きなのです。
まだ満開には早いですが、来週だと遅いかもしれません。
そんな微妙なタイミングのお花見を終えて、再び境内に戻ります。
すると向こうから見知った顔が。
「あーーーーっ!!」なんと関西支社赴任時代によく一緒に飲んだ後輩のK君でした。
聞けば明日成田で接待ゴルフがあり、前泊で成田に前乗りして成田山に参詣に来たのだと言います。
なんという偶然。
奇遇を通り越して、奇跡です。
「この後、空いてる?」
と私。
「はい。先輩はお一人ですか?」
事情を説明し、二人連れ立って参道を成田駅に向かって歩きます。
「この後、空いてる?」
と私。
「はい。先輩はお一人ですか?」
事情を説明し、二人連れ立って参道を成田駅に向かって歩きます。
案内したのはとっておきのお店。
JR成田駅前にある立ち飲みもつ焼き寅屋です。
JR成田駅前にある立ち飲みもつ焼き寅屋です。
大阪勤務の彼はもちろん知っている人気店、天満寅屋の本店がここ。
大阪に豚もつ文化を広めるきっかけを作った名店です。
まずは黒ホッピーをシャリキンで頼んで、再会を祝う乾杯。
早くに無くなる刺身からタンサシとすぐに出てくる煮込みを頼みます。
「これは旨いですねぇ!」
とK君は感動しています。
連れてきた甲斐があったというものです。
私も関西人ですが、東京の方が長くなったので、今となっては豚もつは大好物ですが、大阪は牛ホルモンの文化。
それでも、この寅屋のおかげで、本当に美味しい豚もつが大阪でも食べられるようになりました。
私が大阪赴任中に出来ていれば良かったのですが。
続いて生系からもう一品、レバボイル。
ゴマ油と塩で。
これはかなりK君も気に入ったようで、パクパクと口に放り込みます。
表面をボイルしてありますが、レバ独特の柔らかさはしっかりとキープされています。
臭みもなく、鮮度と処理の良さが伺えます。
アルコールは天羽ハイボール、いわゆる下町ハイボールにチェンジして、串焼きに展開します。
ハラミとカシラを塩で。
今日はもともとここで飲む予定でしたが、2人になったので、種類が頼めるのも嬉しい。
ここは立石の宇ち多" リスペクト系なので、おしんこには生姜がのってきます。
「うちで唯一の野菜ですから」
と笑うお兄さん。
私は天羽ハイボールをお代わり。
彼は飲んだことか無いというバイスサワーを。
串焼きは、今度はタレで。
テッポウとシロタレよく焼き。
テッポウとシロタレよく焼き。
アルコールをもう一杯ずつ。
K君は初恋ハイボール。
聞けばアンズの味だそう。
「甘酸っぱいってことか!」
と思わず吹き出します。
私は梅割りをシャリキンで、というワガママオーダー。
お兄さんが悪戦苦闘しながらグラスにシャリキンを絞り出し、そこへ梅エキスを垂らします。
お兄さんが悪戦苦闘しながらグラスにシャリキンを絞り出し、そこへ梅エキスを垂らします。
宇ち多"でメジャーな梅割りも、こんな飲み方で楽しめるのも、この店の良さ。
初めてのシャリキン梅割りを舐めながら、絶品のテッポウとシロを串から齧れば、実に幸せ。
K君と思い出話や、お互いの近況報告で、あっという間の一時間半の立ち飲み。
明日はゴルフなので早起きという彼と、大阪での再会を約して別れました。
明日はゴルフなので早起きという彼と、大阪での再会を約して別れました。
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