2016年9月3日土曜日

ディープ船橋でハシゴ酒② お気に入りの店でじっくりとサタデーナイト。居酒屋の鏡、大衆酒場「一平」でホッピーともつ煮込み

花生食堂でエンジンを暖めた私は、仲通り商店街へ。


ディープ船橋の飲食店街でも、一段とディープなエリア。


車も通れない細い路地に、私のお気に入りの店があります。
大衆酒場一平
土曜日の19時といえば、懲りない面々が集まる酒場のゴールデンタイム。


運良く出てくる先客がいて、5分も待たずに入店です。
コの字カウンターの鍋前の特等席でした。
今日はツイています。
もちろんホッピーから。


しっかり泡立つように上から一気に注ぐのが、美味しいホッピーの作り方。


そこにもつ煮込みも出てきました。


理想的なスタイルからスタート。


一味を振って。


いつ食べても、本当に旨い絶品のもつ煮込み。


お隣のお客さんが食べていた新さんま刺が美味しそうだったので、私も釣られて注文しました。


脂ののった新さんま。
もうそんな季節です。


ナカをお代わり。


久しぶりに厚揚げを頼みました。


煮込みも出来ますが、今日は焼きで。


もう一杯飲みましょう。
酎ハイです。


土曜日の夕方から、ディープ船橋をハシゴ。
実に充実した週末のお楽しみとなりました。




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ディープ船橋でハシゴ酒① 戦後の匂いが色濃く残る「花生食堂」で食堂飲み。時間が止まったような昭和の店でタイムスリップ

今日は土曜日ですが、ひとり飲みに出かけます。
帰宅途中に寄り道する、通勤路のディープ船橋へ。
19時には看板になる小さな食堂で、食堂飲みをしたかったからです。
船橋は戦前の区画が今だに残る古い街。
車も通れない入り組んだ狭い路地が駅前に広がり、飲食店が軒を連ね、独特の町並みを形成しています。


そんな京成船橋駅の南に広がる飲食店街の一角。
今時の洒落た業態に変化していく店に囲まれて、そこだけタイムスリップしたような構えの店があります。
花生(はなしょう)食堂
今時、木製の引き戸に磨りガラスとは、貴重な造作です。


料理のメニューはシンプルな食堂のそれ。


狭いカウンターとテーブルが一卓の小さな店。
10人も入れば満席でしょう。
とはいえ、満席になることがあるのかどうかは定かではありません。


窓の木枠も、壁の色も、長年の日焼けと調理の油で飴色になっています。
もちろん私には好ましい佇まい。

常連さんがテーブルに四人、カウンターに一人。
私に一瞥をくれたあと、また自分たちの世界に入っていきました。
何時から飲んでいるのか、とっくに出来上がっている人生の大先輩たちに囲まれて、私ごときはこの店では洟垂れ小僧。


「お食事ですか?」
とお母さんに聞かれました。
しっかりされていますが、70代後半でしょうか。
「いえ、飲みます。とりあえずビールをください」
銘柄を聞かれたのには驚きましたが、アサヒを頼みました。


ビールを飲みながら、ようやく周囲を観察します。
柱に打ち付けられた「船橋喫茶麺類調理組合員之章」という鑑札は、いつの時代のものでしょうか。


床はもちろんコンクリ打ちっ放しの土間。


調理場との境も木枠の磨りガラスで間仕切りされています。
もう見かけない内装です。


卓上の調味料類。
メニューに揚げ物はなかったのですが、中濃ソースは何のためにあるのでしょうか。


「お料理は書いてあるものだけですか?」
とお母さんに尋ねます。
「ええ。しらすおろしとかもできますよ。定食は単品もできますけど、高くなります」
定食が単品だと高くなる、という理屈がよくわかりませんでしたが、明らかに単品の肉豆腐を頼みました。
「魚、というのは何ですか?」
「ぶりとか鮭です」
「じゃあを焼いてください」
するとお母さんは卓上の徳用マッチに火を着けました。
コンロが自動着火ではないのは、この店の雰囲気から想像はできましたが、注文を受ける度に徳用マッチを片手で擦ってコンロに火を着けるのは驚きです。
着火マン位は使っても良さそうですが、器用に片手で徳用マッチを擦る光景は、少年時代に見た田舎のおばさんのそれに似ていました。


ほどなく肉豆腐ができました。


この店は19時には看板となります。
18時過ぎに入店しましたから、1時間一本勝負。


続けて鮭塩焼き


理想の食堂飲み。
木目のデコラカウンターから木枠の磨りガラスまで完璧な昭和。


やや甘辛い味付け。
親子丼などで使うツユのようです。


鮭は、甘塩。
中はレア。
その焼き加減が意図したものかどうかは不明です。


18時半を回って、お母さんが暖簾を下げました。
暗にラストオーダーだと言っているのです。
私は酎ハイを頼みました。
常連さんとお母さんの会話を聞くとはなしに聞いていると、どうやらお母さんは御年77才。
常連さんよりも年上の様子。
「孫も大学生。年もとるよね」
とは、今の私にも響きます。
「年取ってなんぼだよ。一生に一回は死ななきゃなんないから」
とは重たくも含蓄のある言葉。



いつの間にか常連さんたちは姿を消し、店内はお母さんと私二人。
ディープな飲食店街の猥雑な響きも、なぜかこの薄い磨りガラスを通り抜けることはないようです。


1,800円ちょっとという、安いような高いようなお会計を済ませ、店を後にしました。





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花生食堂定食・食堂 / 京成船橋駅船橋駅大神宮下駅
 
夜総合点★★★☆☆ 3.4


酒々井プレミアムアウトレットでお買い物。ランチはフードコートの「どうとんぼり神座」で、懐かしい大阪ブランドのラーメンを

酒々井プレミアムアウトレットに買い物に出かけました。
ちょうどランチタイム。
夜は早めに飲みに行くつもりでしたので、フードコートで軽く済ませることにしました。
大きなフードコートの中に入ると、どうとんぼり神座(かむくら)の看板が目に留まりました。
大阪ではメジャーなラーメンブランドです。
懐かしく思い、久しぶりに食べてみることにしました。


煮玉子磯海苔ラーメンにしました。
先にレジでお会計を済ませ、ワイヤレスの呼び出しブザーを渡されます。
それが鳴れば、出来たということ。
最近はこういうシステムのフードコートが増えました。


5、6分でブザーが鳴りました。
煮玉子磯海苔ラーメンが出来たようです。
カウンターに受け取りに行きます。


薬味や調味料は全てカウンターにあるので、ここで必要な味付けをしてからテーブルに持っていきます。


名物のニラの薬味も忘れずに入れます。
本当は中盤で入れたいところですが、フードコートではそうもいきません。


胡椒も振ってから席へ。


いただきます。


まずはスープを一口。
醤油ベースのあっさりしたスープですが、神座の特徴である白菜と豚肉の炒めから、そのエキスが滲み出ています。


たっぷりの磯海苔からは、いい香りが立ち上ります。


ニラは醤油と辛味調味料で味付けされています。
あまり入れ過ぎると味が変わってしまうので、要注意。


中細ストレート麺はスープとの相性も良好。


チャーシュー。


神座ラーメンの特徴である白菜炒め。
白菜のしんなりとした食感と甘味がラーメンには珍しい組み合わせ。


豚肉も姿を現しました。


煮玉子は半熟。
スープの味を染みこませるようにして食べます。


関東の人は、この「神座」なるラーメンがどのようなものなのかわからないでしょうから、口に合うのは難しいかもしれません。
奈良に本社のあるこのチェーン店は、天理ラーメンの通称で知られる白菜炒めののったパンチのあるスタミナラーメンを、あっさりと優しい味に改良して商品化したのではないか、というのが私の見立てです。
そんな事を考えながら、ラーメンを食べ終えました。




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どうとんぼり神座 酒々井プレミアムアウトレット店ラーメン / 南酒々井駅酒々井駅榎戸駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.0