今年TRYラーメンの新人賞を獲得したという八千代台の「味噌麺処でこぼこ」。
長男からの情報で知りました。
地元エリアなので、在宅勤務のランチで食べに来てみようと、一度三男と訪れたのですが、あいにくその日は臨時休業だったので、今回はリベンジ訪問です。
地元とはいえ、電車に乗っての移動。
京成本線の八千代台駅から徒歩3分ほどの距離。
建物はかなり古いですが、オープンは今年の1月。
コロナ禍真っ只中での船出は、さぞ大変だったでしょう。
入口の券売機で食券を購入します。
私はPayPayで支払いたかったので、お店の方に声をかけて、QRコードで決済します。
券売機横の消毒器も、もはや見慣れたニューノーマル。
建物の古さから察するに、居抜きでの開業と思われます。
もちろん席の間隔やアクリル板の設置など、コロナ禍での開業店だけに徹底しています。
卓上にも小型の消毒液が置かれています。
ふと店の奥を見ると、佐倉「ヤマニ味噌」の帆前掛けが飾られていました。
我が町佐倉の名品「ヤマニ味噌」を使った味噌ラーメンだというのは、事前に調べて分かっていたので、どんな味に仕上がっているのかも興味津々。
店主と思しき若い男性が厨房を取り仕切り、若い女性がホール担当。
おそらくご夫婦でしょうか。
とても明るくて丁寧な接客に癒されます。
息子の背脂チャッチャ味噌らーめんに続いて、私の味噌らーめんも到着。
トッピングは炒め野菜ではなく、普通のラーメンと同じようなもの。
スープは、合わせ味噌の色がそのまま出ていて、味噌汁のようです。
いわゆる「北海道の味噌ラーメン」的なものとは一線を画すレシピ。まずはスープをひと口。
「ほお~」
と思わず声が出る味。
まさにその色のように、味噌汁の風味を感じます。
一般的な味噌ラーメンのスープは味噌の「パンチ」が際立ちますが、これは味噌の「優しさ」が際立っています。
麹味噌を使っているのか、仄かな酸味も感じます。
チャーシューは二種類。
レアなものと、角煮風のもの。
その上には白髪ネギと青ネギが、下にはモヤシが隠れています。
煮豚の方には生姜がアクセントでのっています。
トッピングの煮玉子も美味しそう。
麺は味噌ラーメンらしい太麺。
緩やかなウェーブがかかった縮れ麺です。
優しいスープと強い麺。
煮豚はホロホロと柔らかく、味もしっかり染みています。
煮玉子に箸入れ。
半熟です。
非常にユニークな味噌ラーメンでした。
メニューには、創作的なものもあり、若い店主のチャレンジする姿勢が伺えます。
きっと、また面白い味噌ラーメンをクリエイトしそうな気がしました。