2020年6月17日水曜日

実に久しぶりの老舗の納豆そば。コロナ対策も万全の虎ノ門「大坂屋 砂場 本店」


今日は出勤日。
気温もかなり上がって暑いので、冷たい蕎麦を手繰ろうと、「大坂屋 砂場 本店」の暖簾を潜ります。
12時だというのに、行列が無いのは、まだまだ都心に人が完全に戻っていない証です。
開けっ放しの引き戸が、「三密対策」を窺わせます。


玄関脇に除菌ジェルが置いてありました。
老舗に似つかわしくない風景ですが、これも「Withコロナ」の「新常態」。


着席前にしっかりとテーブルを除菌スプレーで拭いてからのご案内。
相席を求められることもある店ですが、今はそれは避けてのお客さんの捌きです。


ふと見ると、レジにも飛沫感染を避けるビニールシート。
これもすっかり見慣れた「新常態」ではありますが、老舗蕎麦屋にはやはり違和感を覚えます。
しかし、無いよりはあった方がい良いに決まっていて、もう時代は新しいフェイズに入っているのです。


季節のお蕎麦も魅力的ですが、今日はこの店の名物にして、私の大のお気に入りを食べに来たのです。


マスクと手袋を着用した店員さんに注文を告げ、待つことしばし。


私の目の前に、納豆そばが置かれました。


ここの納豆そばは、濃い口の出汁にひきわり納豆と卵を混ぜ込んで、しっかり泡立てたつゆをかけて供されます。
初めて食べた時は、想定外のビジュアルに驚きましたが、それも4年前のこと。


薬味は葱と山葵。


まだ泡立ちのあるつゆに箸を入れ、かき回しながら蕎麦を引き上げます。


つゆの粘度が高いので、しっかりと蕎麦に絡み、独特の喉越しが堪りません。


よく見ると、小さなひきわり納豆が蕎麦の間から顔を覗かせます。
この食感のコントラストも楽しい一品。


「やっと非常事態宣言も東京アラートも解除されたなぁ」
と、新たな日常に戻りつつある感慨を噛み締めながら、というにはあまりにも早く一気に啜り切りました。


蕎麦湯を注ぎます。


もちろん納豆が沈殿しているこのそばつゆを残すわけにはいきません。


完食完飲です。


ビニールシート越しにお会計を済ませて、いつものように丁寧な挨拶に送られて店を出ました。
目の前にはコロナの真っ最中にオープンした高層の虎ノ門ビジネスセンター。
確か、レストラン街がオープンしたばかりのはずですから、ちょっと偵察して行きましょう。




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昼総合点★★★☆☆ 3.6