4度目となる緊急事態宣言の発出が決まりました。
もう辟易です。
土曜日の今日は、三男の取引先の職域接種を家族全員で受けて、その帰りに銀座でランチ。
今週誕生日を迎えた三男の誕生日会です。
感染者が増えつつある状況ですから、安全安心かつ美味しいお店ということで、吟味の末に選んだのは「銀座あさみ」。
コースだと個室が予約できます。
会話も楽しめて、他のお客さんにも迷惑をかけず安心です。
妻は鯛茶漬けが付かないお弁当。
鯛茶漬け付きのお弁当は最初に二段の籠が出てきます。
久しぶりの訪問で、懐かしいプレゼンス。
こちらも同じお料理が、やはり美しく、可愛く盛り付けられています。
お酒が飲みたくなりますが、今日はワクチン接種をしたばかりなので禁酒です。
そして、お吸い物。
私の大好物の玉子焼きは、温存して最後に食べることにします。
おかずの最後はお団子で締めくくります。
おかずが食べ終わった頃合いを見計らって、鯛茶漬けが出てきます。
ご飯は意外とボリュームがあります。
ちょっと食べ過ぎかもしれませんが、ハレの日ですから良しとしましょう。
オリジナルのタレに浸った鯛のお刺身。
愛媛県宇和島の名物料理。
鯛茶漬けは、鯛をご飯にのせてそのまま頂きます。
宇和島の鯛茶漬けは醤油ベースのタレに卵黄が決まりですが、こちらの鯛茶漬けは胡麻をベースにしたオリジナルレシピ。
大阪転勤時代にバイクツーリングで四国一周した時に、晩ご飯で食べた宇和島の「とみや」を思い出しました。
いずれも甲乙つけがたい味。
そういえば、閉店してしまった新橋烏森にあった小料理「宇和島」の鯛茶漬けも美味しかったなぁ、と次から次へと記憶が蘇ります。
昔の事を鮮明に思い出すのは、年を取った証拠。
昔の事を鮮明に思い出すのは、年を取った証拠。
ご飯が三分の一ほどになったところで、残りの鯛を全部載せます。
そこへ熱いお茶を急須から注ぎます。
この一連の段取りは、ひつまぶしにも通じる鯛茶漬けの楽しみの一つ。
漁師飯が発祥の宇和島鯛めし。
お造りで食べた方が美味しいレベルの鯛を、タレに漬け、さらにお茶をかけてレアな状態にして食べるという、銀座あさみの手の込んだ贅沢。
食後のデザートは水羊羹。
梅雨の合間の晴れ間の今日は気温も30度越えなので、目にも涼しい。
息子たちは皆成長し、私が結婚した年を上回りました。
私も年を取るはずです。
この後は銀座三越に寄って、地下で美味しいお弁当を晩ご飯に買って帰ります。