聖隷佐倉市民病院で所用があり、その合間にランチ。
「この辺りには飲食店は無かったよな」
と思いながら検索すると、なんと近くに町中華を発見。
私好みの店のようなので、即決です。
病院から徒歩5分。
表通りにも面していない住宅街のど真ん中に、忽然と現れた町中華「げんぺい」。
入口に置かれた出前仕様のスーパーカブにテンションも上がります。
壁には町中華の証である、黄色い横長アクリル板の一覧メニュー。
テーブル席が4卓。
なんとか寄り切りましたが、腹パンを通り越して苦しい。
柔和な奥さんがお水を運んでくれました。
私よりは年上ですが、とてもお元気そう。
450円のラーメンも気になりますが、野菜コンシャスの私はもやしそばにします。
そしてチャーハンも注文。
そしてチャーハンも注文。
町中華の実力はラーメンとチャーハンで測るのが鉄則。
セットメニューがあれば良かったのですが、それは残念ながらありませんでした。
奥さんが元気な声で、奥の厨房に声をかけます。
ご主人がそれに答えて鍋を振り始めます。
なんともアットホームでほのぼのとした時間。
しばらくして注文した料理が出て来ました。
濃厚な餡掛け仕立てのもやしそば。
こんもりと丸く盛り付けられたチャーハンもいい感じ。
まずはスープをひと口。
相当な粘度の餡は濃い目の味付け。
そのドロリ系スープをかき分けて、麺を引き上げます。
町中華らしいシンプルな中華麺が、むしろ好ましい。
具材はもやしの他、豚肉、にんじん、にら、ネギが入っています。
チャーハンにもレンゲを入れます。
ややしっとりしたチャーハンです。
具材はネギ、タマネギ、蒲鉾、グリンピース、豚肉。こちらも、やや塩味が強い味付けです。
餡を食べ進み、私のアミラーゼによって次第にサラッとしていきます。
餡に隠れていたスープは鶏ガラベースの醤油味。
これまた王道の味。
レイトランチでお腹が空いていたのでラーメンとチャーハンのダブルは楽勝だと思っていたのですが、中盤から急速にペースが落ちて来ました。
もう若くはないと実感。
でも、満足度の高いランチとなりました。
頼んでもいない水を注ぎたしながら
「なんだか、すっきししない天気ですね」
と一見の私に話しかけて来る奥さん。
その人柄が伺える優しさです。