家族の誕生日の恒例食事会ですが、9月は次男です。
私たちの結婚記念日も9月なので、その二つのお祝いを兼ねて、地元佐倉のイタリアン「カステッロ」でファミリーランチ会。
美しい庭園に囲まれた隠れ家的な一軒家レストランです。
遠方からも多くの人が訪れる人気店。
二週間前の予約で辛うじてテーブルを確保しました。
混雑を避けて、開店と同時の11時半の予約。
テーブルがきちんとセットされていて、期待が高まります。
大きな窓から、きれいに手入れされた中庭が見えます。
非常に強い台風14号が日本に近づきつつある三連休初日ですが、今日は青空で暑いくらいの天気です。
予約はコースのみ。
あらかじめAコース(3,850円)をお願いしておきました。
前菜、スープ、パスタ、メイン、そしてデザートと食後の飲み物までがセットになった、コスパの高いコース。
何度も来ているので、味も間違いないのは承知しています。
それだけに、パスタ、メインのチョイスには皆悩んでしまいます。
最初に前菜が出てきます。
シェフ特製12種類の前菜盛り合わせは、四角い大きな白いプレートに、少しずつ美しく、可愛く盛り付けられています。
左上からカマンベールチーズの燻製、パルマ産生ハムとルッコラのサラダ、トリュフ入りのサラミ、アオサのフリット。
真ん中の列の左から、自家製スモークサーモン・サワークリーム巻き、ヤリイカのカルピオーネ、ニューカレドニア産天使の海老のフリット、北海道のホタテ貝・梅のソース。
左下はフリッタータ、モッツァレラチーズとトマトのカプレーゼ、オクラのマリネ、地元印旛の古代米を使ったマグロのお寿司仕立てという、12種類。
どれから食べようか、迷ってしまいます。
焼きたてのフォッカチオが出てきました。
これも美味しいので、お代わりしたくなります。
北海道産そば粉のピッツォッケリ コンソメジュレがけです。
日本でのそばがきにも通じる、北イタリアのユニークなパスタ。
今日は暑いので、冷えたコンソメジュレの味わい深さが一段と美味。
ピッツォッケリの下には柚子が仕込んであって、サプライズな爽やかさも感じます。
今日はノンアルにしようと思っていたのですが、やはり美味しい料理を食べているとアルコールへの欲求を抑えることは困難です。
グラスの白ワインを頂きます。
パスタが出てきます。
三男が頼んだ緑野菜のヴェルデソース スパゲッティーニ。
長男はダッテリーニトマトのペンネアラビアータ。
次男と妻、私はスモークサーモンとトマトのプッタネスカ スパゲッティーニにしました。
自家製スモークサーモンとケッパーの風味に濃厚なトマトソースが絡まり、アルデンテのパスタも進みます。
次はメイン。
パスタのチョイスも悩みましたが、メインも相当悩んだ末に各自がチョイス。
私はビーフにしたので、赤ワインをグラスで頼んでスタンバイ。
しかし、厨房が相当混んでいるのが、料理が出て来るまでちょっと待ちました。
ようやく出てきたメイン料理。
三男が頼んだ厚岸産 牡蠣のフリット トリュフ風味のタルタルソース。
次男と妻、私は和牛頬肉の赤ワイン煮 マッシュポテト添え。
牡蠣やチキンと悩んだ末のチョイスです。
マッシュポテトの上に大きな和牛頬肉がのって、ソースがたっぷりかかっています。
ナイフを使うまでもない柔らかさ。
濃厚な赤ワインソースを纏った頬肉が、口の中で蕩けていきます。
ドルチェは、小さなデザート5種の盛り合せです。
今日は、オレンジのゼリー、ピスタチオのジェラート、ガトーショコラ、栗とマスカルポーネのムース、クリームブリュレの5種類です。
どれも美味しいのですが、たまご好きの私はクリームブリュレを最後まで残しておきました。
食後の飲み物はアイスコーヒー。
広々としたダイニングスペースで、青空の見える中庭を眺めながらゆったりと1時間半の食事会。
こうやって家族が集ってお祝いと食事ができる幸せに、改めて感謝です。