2022年9月17日土曜日

佐倉の隠れ家的一軒家レストラン「カステッロ」で、次男の誕生日会と35年の結婚記念日を兼ねた家族のイタリアンランチ


家族の誕生日の恒例食事会ですが、9月は次男です。
私たちの結婚記念日も9月なので、その二つのお祝いを兼ねて、地元佐倉のイタリアン「カステッロ」でファミリーランチ会。
美しい庭園に囲まれた隠れ家的な一軒家レストランです。
 

遠方からも多くの人が訪れる人気店。
二週間前の予約で辛うじてテーブルを確保しました。


混雑を避けて、開店と同時の11時半の予約。
テーブルがきちんとセットされていて、期待が高まります。


大きな窓から、きれいに手入れされた中庭が見えます。
非常に強い台風14号が日本に近づきつつある三連休初日ですが、今日は青空で暑いくらいの天気です。


予約はコースのみ。
あらかじめAコース(3,850円)をお願いしておきました。


前菜、スープ、パスタ、メイン、そしてデザートと食後の飲み物までがセットになった、コスパの高いコース。
何度も来ているので、味も間違いないのは承知しています。
それだけに、パスタ、メインのチョイスには皆悩んでしまいます。


最初に前菜が出てきます。
シェフ特製12種類の前菜盛り合わせは、四角い大きな白いプレートに、少しずつ美しく、可愛く盛り付けられています。


左上からカマンベールチーズの燻製、パルマ産生ハムとルッコラのサラダ、トリュフ入りのサラミ、アオサのフリット。
真ん中の列の左から、自家製スモークサーモン・サワークリーム巻き、ヤリイカのカルピオーネ、ニューカレドニア産天使の海老のフリット、北海道のホタテ貝・梅のソース。
左下はフリッタータ、モッツァレラチーズとトマトのカプレーゼ、オクラのマリネ、地元印旛の古代米を使ったマグロのお寿司仕立てという、12種類。
どれから食べようか、迷ってしまいます。


焼きたてのフォッカチオが出てきました。
これも美味しいので、お代わりしたくなります。


続いてはスープ。
北海道産そば粉のピッツォッケリ コンソメジュレがけです。


日本でのそばがきにも通じる、北イタリアのユニークなパスタ。
今日は暑いので、冷えたコンソメジュレの味わい深さが一段と美味。
ピッツォッケリの下には柚子が仕込んであって、サプライズな爽やかさも感じます。


今日はノンアルにしようと思っていたのですが、やはり美味しい料理を食べているとアルコールへの欲求を抑えることは困難です。
グラスの白ワインを頂きます。


パスタが出てきます。
三男が頼んだ緑野菜のヴェルデソース スパゲッティーニ


長男はダッテリーニトマトのペンネアラビアータ


次男と妻、私はスモークサーモンとトマトのプッタネスカ スパゲッティーニにしました。


自家製スモークサーモンとケッパーの風味に濃厚なトマトソースが絡まり、アルデンテのパスタも進みます。


次はメイン。
パスタのチョイスも悩みましたが、メインも相当悩んだ末に各自がチョイス。
私はビーフにしたので、赤ワインをグラスで頼んでスタンバイ。
しかし、厨房が相当混んでいるのが、料理が出て来るまでちょっと待ちました。


ようやく出てきたメイン料理。
三男が頼んだ厚岸産 牡蠣のフリット トリュフ風味のタルタルソース


レモンソースが泡々になって牡蠣の上にのっています。
こんなプレゼンテーションも楽しい。


長男は山形産 さくらんぼ鶏の炭火焼き


次男と妻、私は和牛頬肉の赤ワイン煮 マッシュポテト添え
牡蠣やチキンと悩んだ末のチョイスです。


マッシュポテトの上に大きな和牛頬肉がのって、ソースがたっぷりかかっています。


ナイフを使うまでもない柔らかさ。
濃厚な赤ワインソースを纏った頬肉が、口の中で蕩けていきます。


ドルチェは、小さなデザート5種の盛り合せです。


今日は、オレンジのゼリー、ピスタチオのジェラート、ガトーショコラ、栗とマスカルポーネのムース、クリームブリュレの5種類です。


どれも美味しいのですが、たまご好きの私はクリームブリュレを最後まで残しておきました。


食後の飲み物はアイスコーヒー
広々としたダイニングスペースで、青空の見える中庭を眺めながらゆったりと1時間半の食事会。
こうやって家族が集ってお祝いと食事ができる幸せに、改めて感謝です。


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昼総合点★★★☆☆ 3.8

2022年9月12日月曜日

7回のコロナの波を乗り越えて、ますます元気なマスターを見習いたい。虎ノ門の昭和レトロ喫茶店「ヘッケルン」でセット限定の名物ジャンボプリン

 

今日は想定外に「カレーの店 ガン爺」が空いていてランチが早く終わったので、もう一軒懐かしいお店に立ち寄ることにしました。
「コーヒー&プリン」を看板に掲げる昭和レトロ喫茶「ヘッケルン」です。


第6波と第7波を挟んでほぼ10ヵ月ぶりの訪問。
入口のドアには「再会」「こころ」と書かれた貼り紙がありました。
マスターの心の変化が気になります。


ランチ前のアイドルタイム。
壁際のボックス席に座ってオーダーします。


メニューを見るまでもなく、名物の特製ジャンボプリンとコーヒーのセットと決まっています。
「はぁい、了解だぁ!!」
と大声でカウンターから返事が返ってきます。
マスターは7回のコロナの波を乗り越えて、相変わらず元気でひと安心。


ふと見ると、カウンターの奥にマスターの写真。
よく雑誌の取材などがあるので、その時のものでしょうか。
更に目を横に向けると、驚きの告知がありました。


「プリン、単品だめ!!」
と書かれています。
私はコーヒーとプリンのセットしか頼んだことがないのですが(その方が得なので)、プリンを単品で頼む人が結構いるということでしょうか。
365日、朝から晩までプリンを作り続けるマスターの心境に、なんらかの変化が起きたのでしょう。
その横の勘亭流風の「ヘッケルン」の文字も、よく見れば「ペッケルン」となっています。
プリンの単品が「ペケ」だという、マスターらしい茶目っ気でしょうか。


以前からある
「寝ないでください」
や、ババロアの
「時価」
などにも通じるユーモアです。
こちらのメニューにも、特製ジャンボプリンの上に
「のみものと一緒だよ!」
と書かれています。


そしてテーブルの上にも
「タバコ3本まで」
と大きな貼り紙が。
壁には以前から貼り紙がありましたが、ルールを守らないお客さんがいるので業を煮やしたのでしょうか。


そんな貼り紙の中で、異質な光を放つのが、吉永小百合の色紙
いつ見ても、この店が只者ではないと感じます。


いつものようにお決まりの店内観察をしているうちに、私のプリンセットが出てきました。


マスター秘伝のレシピで作られた、昭和レトロ喫茶に相応しい堂々たるビジュアルのプリンです。


アイスコーヒーも一杯ずつ落としてくれるので、とても美味しい。


早速プリンにスプーンを入れます。
容易にスプーンを入れさせない、しっかりと固いプリンは、昭和の歴史を感じさせます。
令和の時代のキラキラスイーツとは対極的な、無骨ながらも芯のある洋菓子。


カチカチのプリンは、自分の幼少期には贅沢品だったお店のプリンを思い出して、懐かしく、そして嬉しくなります。


トロリと流れるカラメルもマスター秘伝のもの。
甘さと苦みがナイスバランスです。


ゆっくりと味わいながら、食べ進みます。
出社日も少ないので、そうそう食べには来られないからです。


もちろん残ったカラメルは、余さず掬いっとって完食完飲。


いくつになっても元気なマスター。
お会計を済ませると
「はぁい、ありがとぉ!!」
と、また元気な声が返ってきました。
私もマスターを見習って、しっかりと前を向いて元気に歩まなければと思いました。

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昼総合点★★★☆☆ 3.7

人気行列店もアフターコロナは少し入りやすくなった西新橋「カレーの店 ガン爺」。今月のランチ「ケララチキン」を辛口、ライス小、ゆで卵トッピングのルーティンで

 

今日のランチは久しぶりに懐かしい虎ノ門。
大好きな人気行列店「カレーの店 ガン爺」を狙います。
開店10分後のアーリーチェックインでしたが、行列はありません。
この辺りは大手企業が多く、アフターコロナでもリモートワークが多いのでしょう。


今月のランチはケララチキン


入口から階段を見上げると、全員入店済みのようです。


食券を購入し、辛口ライス小と告げます。
もちろんゆで卵トッピングも欠かせない私のルーティン。
待ちゼロですぐにカウンター席に案内されるのは嬉しい。


座ればすぐに出てくるのが、ガン爺。
ファミリー経営でアットホームな接客です。


ターメリックライスは小でも結構な量。


ケララチキンはプリプリジューシーなチキンがゴロゴロ。
これもかなりのボリュームです。


サラダが付いているのが万年ダイエッターの私には嬉しい。
もちろんカレーの前に食べるのが大事。


ルーは共通ですが、注文に応じで辛さに変化をつけてくれます。
ゆで卵はルーにインされて出てきます。


サラダにドレッシングをかけ、マストアイテムのピクルスも添えて準備万端整いました。


ライスの真ん中に窪みを作り、そこへケララチキンをオン。


ルーを掛け回します。


ライスを少な目にしているので、ライスでルーを堰き止めないとプレートにカレーが流出してしまうのです。
長年の生活の知恵。


スパイスの加減、具の味付けが素晴らしく、いつ食べても、何度食べても、実に旨い。


卓上にある三種のスパイスを使って中盤に味変するのもルーティン。


ドッサリと振りかけます。


更に「追いピクルス」も。


最後は、残ったケララチキンの炒め汁もライスにかけます。
チキンとスパイスの旨味が凝縮された汁を残すのは勿体ない。


ライスは普通にするとルーとのバランスが取れるのですが、そうすると食べ過ぎになってしまいます。
大盛は食べたことのある人しか注文できない掟もある位、デフォルトが多いのです。


完食。
大満足ですが、やはりライス小でも腹パンです。
新橋の会社まで歩いて消化を促進しましょう。

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昼総合点★★★☆☆ 3.6