そのお店がいつの間にか廃業し、この春に居抜きでその後に出来たのが、この熊飯店。
ユニークな名前です。
もっと早くリサーチに来たかったのですが地元天満エリアのランチは土曜日ワンチャンスなので、なかなか手が回りません。
ランチは6種類。
牛肉のふわとろ玉子とじごはんや汁なし担担麺など、個人的に好きなものが並んでいて、選択が悩ましいですが、ここは定番の広東風麻婆豆腐定食にしました。
夜のメニューは幅広く一品がラインナップされています。
お値打ちに見えますが、下町中華の居抜き営業ですから、ある意味妥当な価格なのでしょう。
若いご主人のワンオペなので、賑わうランチタイムはなかなか大変そうです。
最初にスープとサラダが出てきます。
玉子とコーンのスープ。
サラダは小鉢程度かなと思っていたので、このボリュームには驚きです。
日ごろ野菜不足の私には、大歓迎。
大根、水菜、人参、赤タマネギ、ナッツなどが入り、ゴマ油のドレッシングがかかっています。
サラダとスープを食べていると、メインの麻婆豆腐とご飯がカウンター越しに出されました。
ご飯は私が想像した以上に大盛。
あわてて少な目にしてもらいます。
麻婆豆腐は広東風ということもあって、見た目はそれほど辛く無さそうです。
豆鼓が入っているようです。
山椒や唐辛子、辣油などは控え目に見えます。
もちろんオン・ザ・ライスで。
辛いもの好きの私には少し物足りませんが、味付けはバランスよく、旨味もあって、優しい味。
これは美味しいです。
更に食べ進みます。
やっぱり麻婆豆腐は旨い。
サラダも多いのですが、麻婆豆腐も結構な量。
お腹が膨れてきました。
最後は一気にフィニッシュ。
私が熱心に写真を撮っているのを見て、ご主人が
「ブログをやられてるんですか?お手柔らかにお願いしますね」
と話しかけてきました。
屈託のない笑顔の店主です。
「お店の名前はもしかして、ご主人のアダ名ですか?」
とガタイが良くてひげを生やした店主を見ながらそう訪ねました。
「いえいえ。私の曽祖父の名前を一文字取ったんです。会ったことはもちろんありませんけどね」
と笑います。
「それは失礼しました」
なるほど、そういう謂れなのですね。
店主とお客さんのやり取りを見ていると、常連さんもいるようです。
競争の厳しい天満エリアですが、定着してくれるといいな、と思いました。
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熊飯店 (広東料理 / 大阪天満宮駅、桜ノ宮駅、南森町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2