部員を定時で帰し、私も早々に会社を出ました。
これだけ早いなら入れるかなと思って地元の美尋に電話を入れます。
「今日は全然大丈夫ですよ~」
という奥さんの返事。
18時過ぎには暖簾をくぐりました。
まずは生ビール。
カウンターの大皿料理から少しずつ一品を頼みます。
素晴らしいおばんざいの数々なので、選ぶのがいつも悩ましい限り。
少な目に三種類取り分けてもらいました。
切干大根。
好物のマカロニサラダ。
とりももと小芋の煮物。
山椒、ゆず、唐辛子の風味が実にいい。
お造りはおまかせで、良い所を少しずつ。
お酒はキープしてある三岳のロックに切り替え。
鯛の昆布締め。
マスターの出身富山県の名物。
先月の北陸ツーリングを思い出します。
ブリ。
インドマグロ。
仕入れにこだわるマスターは、魚は明石か金沢、富山から。
いずれも美味しい。
お隣の常連さんがあん肝を頼みました。
私ののっかることにして、少な目で出してもらいました。
日本酒が欲しくなる味です。
そういえば、北陸は日本酒が旨かった。
黒板に「金沢直送 セコガニ」と書かれています。
お隣のサラリーマン3人連れが注文。
「剥きましょか?」
というマスターが言うのを聞いて
「あ、僕もセコガニ下さい。剥いて」
とちゃっかり乗っかりました。
地元の人は器用に食べますが、不慣れな私は上手に身を出すことは難しいので、助かります。
マスターご夫妻が次々とセコガニを剥き始め、いつものトークも鳴りを潜めます。
「やっぱり、カニを剥くときはみんな黙るね」
と私は笑いながら二人に話しかけます。
しばらく待って、出てきたセコガニ。
もちろん、とても美しい盛り付けで。
ミソと内子(卵巣)。
内子はもっちりして旨味も濃厚。
メスにしかない腹回りの外子(卵)。
プチプチした食感。
外子と脚の身を甲羅に入れて、全てをひと盛にします。
カニ酢を少しずつかけながら、少しずつ混ぜ合わせて頂きます。
それぞれの部位は特徴ある味ですが、それがコラボすると更においしくなります。
越前ガニのメスですが、珍重されるオスに対して、価格も安くお手頃。
しかし、味は濃密で実に美味。
そういう意味でもお得です。
目の前のネタケースに美味しそうな小ぶりのいわしがあります。
お隣のお客さんたちは天ぷらを頼んでいましたが、私は塩焼が食べたい気分。
「大羽いわしもありますから、それを焼きましょう」
とマスター。
「頭と腹はどうしますか?」
「抜かないでそのまま焼いて」
と私。
一番美味しい所を捨てる法はありません。
余さず綺麗にいただきました。
いつものご常連さんは、皆さん今日はスタートが遅いようです。
私がそろそろ締めるころに二組いらっしゃいました。
ちょうど三岳が無くなりました。
赤霧島が入ったというので、それに切り替え。
次回に口開けすることにして、お会計を済ませました。
素晴らしい料理、楽しい会話。
しかも、お財布にも優しい、とても大好きなお店です。
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