2024年11月1日金曜日

【青砥飲みは「手打ち蕎麦 かとう」の二色盛りで締め】


「もつ焼き小江戸」で下町酒場を楽しんだ私は、青砥の開拓を兼ねてすぐ近くにある「手打ち蕎麦 かとう」の暖簾をくぐります。
蕎麦屋飲みが出来るお店で、手打ちの蕎麦と饂飩が評判とのこと。


こじんまりした店内はカウンターと小上がり、テーブル席という設え。
ご夫婦で切り盛りされているようです。
ジャズのBGMは、ご主人の趣味でしょうか。


お蕎麦はもちろん、蕎麦屋飲みもできる品書きです。
興味はありますが、既にお蕎麦以外の胃袋のスペースは無いので、今日は見送って、せいろと田舎の二色盛りにします。


先にそばつゆと薬味が出てきます。
奥さんの優しく丁寧な接客は好印象。
片やご主人は、鍋と向き合う表情が、まさに職人気質。


6、7分でお蕎麦がカウンター越しに供されました。


シンプルなプレゼンスですが、瑞々しさを感じる蕎麦です。


まずはせいろから。
繊細な細切りは、蕎麦の風味をしっかり感じます。
所々短い蕎麦が混じっているのは、手打ちなので茹でるときに切れるからでしょう。
濃いめのキリッとしたそばつゆとの相性も良し。


一方の田舎は、しっかりとした食感。
蕎麦の風味はせいろと異なり、ワイルドな感じが渋い。


もちろん最後は蕎麦湯で締め。
濃いめの蕎麦湯は私好みでした。


蕎麦屋飲みを楽しんでいた先客の方が二色を頼んだところ
「すいません、田舎が終わってしまいました」
と奥さん。
私がラストを頂いてしまったようで、申し訳ないような、ラッキーだったような複雑な気持ちになりました。
お会計を済ませて、暖簾が下ろされたお店を後にしました。
雨は少し強くなっていました。

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かとうそば(蕎麦) / 青砥駅京成立石駅
夜総合点★★★☆☆ 3.4

【京成立石駅再開発で、飲兵衛が注目が集まる隣駅の青砥。路地裏の「もつ焼き 小江戸」は下町人情溢れる居心地の良さ】


今日は立石の宇ち多”を狙っていたのですが、プチ残業になってしまい、その願いは叶わず。
とはいえ、下町居酒屋にはまだ間に合う時間。
今日は立石の隣駅、青砥を攻めてみることにします。
立石の北口がすっかり消えてなくなった今、俄然飲兵衛の注目を集める葛飾のホットスポットです。
駅から歩いて3分。
路地裏へと入ります。


もつ焼き 小江戸
「立石の関所」と二つ名を持つ、もつ焼きの名店「江戸っ子」の暖簾分けです。


いつ来ても満席の人気店ですが、一人だとカウンター席にうまく入り込める確率が高いのです。
この日も、5分ちょっとで案内されました。


まずドリンクの聞かれます。
もちろん黒ホッピーでプレイボール。


ここはもつ焼きはもちろんですが、総合居酒屋としてつまみの幅広いラインナップが魅力。
しかも、どれも美味しく安いとあって、地域の社交場となっています。
気さくな女将と、フットワークのいい元気な店員さんたちの接客に、仕事の疲れもストレスも吹き飛ぶ明るいお店。


今日はお寿司がある日でした。
もちろん下手な寿司屋より安くて旨いのです。


すぐ出て来そうななめたけやっこを頼みます。
少しピリ辛な味が、刺激的なスタート。


お隣のお客さんが食べていたサンマ刺しが美味しそうだったので、注文したら今日はもう終わりとのこと。
15時から21時という営業時間なので、19時と言えば閉店に近い時間なのでやむを得ません。
逆に言えば、余計な仕入れをせずに売り切るので、この店の海鮮は美味しいのです。
そこで、海鮮ジャンルからまぐろ山かけを頼みます。


月見になっている卵黄に箸を入れ、とろろとまぐろを混ぜ合わせます。


居酒屋では定番のつまみですが、まぐろのクオリティが高いので「580円でいいのか」と思ってしまいます。


ホッピーはたちまちナカをお代わり。
固めのナカが嬉しい。


最初に頼んだ名物のだし巻き玉子
「少しお時間をください」
と言われましたが、その分焼きたてにありつくことが出来ました。
これはタイミング次第なので、今日は運が良かったです。


ジャンボサイズでみっしりしていて、それでいて柔らかい。


だし巻きと言いながら、そこは葛飾の下町。
関西のものより味はしっかり目ですが、酒のつまみには最高です。


アルコールは小江戸ハイボールにチェンジします。
いわゆる下町ハイボール
氷抜きでお願いします。


これぞ下町のドリンク。
葛飾界隈が発祥と言われる私の好きなドリンクです。


今日のもつ焼きはアブラ塩をチョイス。


焼きが上手いので、程よく脂が落ちて、旨味が凝縮された柔らかいアブラ。
下町ハイボールとの相性も抜群です。


いつもならもう一種類もつ焼きを頼むか、寿司で締めるのですが、今日はもう一軒探検してみたいお店があるので、1時間ちょっとで切り上げます。
下町居酒屋にして珍しいマルチキャッシュレス対応のお会計を済ませて店を出ます。
小雨が降り始めていました。

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もつ焼き 小江戸もつ焼き / 青砥駅京成立石駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6



【毎月1日・2日限定の新橋ナンバーワンB級グルメ「納豆ちゃんぽん」の「三芳八」で、無理やり頼んだメニューに無いドB級「納豆やわうどん」】


11月になりました。
今年も残すところ後二ヶ月。
毎月1日・2日限定の新橋ナンバーワンB級グルメ「納豆ちゃんぽん」が食べられる「三芳八」に訪問できる機会も限られています。
先月改装工事でしばらくお休みしていたお店のリニューアル具合を確かめるのも兼ねて、訪問します。


12時過ぎのピークタイムでしたが、さほど待たずに案内されました。


入口脇の席に案内されます。
どこが改装されたのかイマイチわかりませんが、メニューを眺めながらオーダーを思案。
いつもなら納豆ちゃんぽんですが、今日は未食のやわうどん納豆小粒で入れてもらうという荒技に出ました。
断られるかと思いきや、意外にもあっさりOK。


出てきたやわうどんは、この店のオリジナルメニュー。


ハート形の長崎蒲鉾は三芳八共通です。


濃いめの味のスープ付き。


長崎皿うどんには必須の金蝶ソースが小袋で付いてきます。
これを掛け回して準備は整いました。
改装前はテーブルにボトルが置いてあったのですが、まさかこれがリニューアルというわけではないでしょう。


たっぷりとかかった餡の下からやわうどんを引き上げます。
ちゃんぽん麺を使った皿うどんという三芳八オリジナルメニュー。


ハート形の長崎蒲鉾が可愛い。


本来はメニューにない納豆が、やわうどんの餡に入っています。
大粒か小粒が選べますが、私は小粒にしました。


納豆好きの私には、なかなか美味しく感じた「納豆やわうどん」ですが、この店の量の多さに終盤は持て余し気味。


何とか完食しましたが、完飲はなりませんでした。


気温はさして高くないのに、食べ終わると汗だく。
それだけここのランチは大一番だということを改めて実感しました。

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三芳八居酒屋 / 新橋駅汐留駅内幸町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5