2017年8月5日土曜日

大阪転勤を挟んで6年ぶりの訪問となった「喜楽」。大きく変わった渋谷の街で、懐かしい昭和ラーメン店はどうなっているのかを確かめに

仕事で土曜日の渋谷。
晩ご飯を食べて帰ろうと向かったのは道玄坂の百軒店(ひゃっけんだな)
駅前の再開発が著しい渋谷は、すっかり様変わりしていますが、百軒店の猥雑な雰囲気は変わりがないようです。


この坂を100メートル弱上ったところにある老舗の中華料理店へ。


昭和20年代創業の喜楽
東京の昭和ラーメンの歴史を語る時に、欠かせない店の一つ。


入口のメニュー看板も変わりがありませんが、値段は上がっていました。


入口にこじんまりと座っていた優しい表情のおばあちゃんはいませんでした。
代わりに入口にいたのは、厨房にいたご主人。
そしてカウンターの中には日本語を話す外国人店員。
時の流れを感じます。

注文はワンタン麺玉子をトッピング。


そういえば、昔は餃子をツマミにビールを飲んでからラーメンを食べた記憶があります。


厨房の中のスタッフに違和感を感じながらも、懐かしいカウンターに腰をかけ、待つことしばし。
玉子入りワンタン麺が出て来ました。


焦がしネギが浮いたスープ。
たっぷりのもやし。
変わらないビジュアルです。


まずはスープをひと口。
シンプルな醤油ベースのスープに焦がしネギの風味がなんとも言えない素朴な旨味。


玉子はもともと半個がデフォルト。
追加したので1個半になります。
昨今半熟が幅を利かせる中、昔ながらの固茹で。


チャーシューも昔ながらの固いもの。
これも素朴さ、懐かしさを感じます。


「こんなにのっていたかな」
と記憶も曖昧なワンタン。


餡の肉もたっぷりです。


平打ちの玉子麺も喜楽たる所以。
エッジの立ったこの麺は、麺そのものの味もしっかりと感じられ、はっきりした味のスープとも互角の勝負。

同系統のラーメン店が同年代に大井町で開業しています。
東小路にある名店、中華そば永楽
そちらも私にとっては思い出深いお店です。


もやしも一緒に。


ボリュームが多いのは相変わらず。
このあたりでお腹は一杯です。


昔は飲み干していたスープですが、今日は控え目にしておきました。
もう若くは無いのです。


カウンターのお客さんのは男性が多いものの、世代は様々。
今日は若い女性お一人様がビールを飲みながらラーメンを待っていました。
曜日や時間帯によって客層が変わるのも面白い。

創業以来半世紀以上にわたり愛されてきたお店。
私が初めてこの店を訪れたのは1987年、東京に転勤した年です。
当時20代だった私も今は50代半ば。
この店のラーメンを初めて啜ってから30年経ったことになります。
ラーメンの味は変わっていませんでしたが、渋谷の街も、店も、客も、確実に時が流れていることを実感した一杯でした。




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夜総合点★★★☆☆ 3.6


2017年8月4日金曜日

女性好みの洋食屋、虎ノ門「レストラン・ケルン」で人気のウインナーナポリタン

今日のランチは同僚の女性3人と。
女性好みのお店にしようと、頭に浮かんだのは虎ノ門交差点の老舗洋食屋レストラン・ケルン


週替りのサービスランチも魅力的でしたが、今日はかねてから気になっていた未食のウインナーナポリタンにしました。


最初にポタージュのカップスープが出てきます。


ちょうど飲み終わる位のタイミングで料理が出てきました。


その名の通りウインナーがたっぷり。


サラダはコールスロー。


昔懐かしいビジュアルです。


別皿で添えられてきたチーズを振って。


スパゲティはもちろんフォークリフト。
宙に浮いてこそ旨さも倍増です。


ケチャップの味がなんともいい感じ。
私が大好きな有楽町ジャポネのナポリタンのようなジャンクさではなく、上品な味わい。
これはこれで美味しいですが、久しぶりにジャポネに行きたくなりました。




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昼総合点★★★☆☆ 3.5


2017年8月3日木曜日

残業帰りに同僚と「虎ノ門 升本」で一杯。旨い魚で気軽にちょい飲みできる居酒屋の鏡

今日は残業になりました。
同僚のFさんを誘って、晩ご飯を兼ねた軽い一杯。
こんな時は虎ノ門 升本です。


私はもちろんホッピー
この店はのみの揃え。


まずは乾杯。
お疲れ様。


幅広いつまみのラインナップは、何を頼んでも安くて美味しいのですが、一番好きなのは刺身類。
鮮度の良い刺身が食べられるので、魚好きの私はそこがお気に入り。
この日の仕入れからかつお刺身


Fさんが見つけたあじのなめろうも良いチョイス。
いずれもお酒が進む料理です。


ホッピーはナカをお替わり。


山芋わさびは期せずして意見が一致。
わさびの味が滲みた山芋は箸休めにもなります。


少し腹持ちの良いものを頼みましょう。
ダイエットを意識している私は、揚げ物を頼みたい気持ちをグッとこらえてホルモン炒めにしました。
タレ味で。


オオバコでほぼ満席の店内は、お客さんたちの声が響いて大変な賑わいです。
私たちは、飲みながらも、ついつい仕事の話。
とはいえ、会社からまっすぐ帰るよりはオンオフの切り替えが出来ました。
1時間半ほど飲んで、お開きとなりました。




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夜総合点★★★☆☆ 3.5


虎ノ門「大坂屋 砂場 本店」で名物のサクサクかき揚げをランチに。半もりと烏賊と長ネギのかき揚げ丼は納得の旨さ

昨夜も雨が降ったおかげで、今日も過ごしやすい日になりました。
ランチは虎ノ門の名店大坂屋 砂場 本店へ。


5人だったので、二階の座敷に。
今日はこの店名物のサクサクかき揚げを食べたかったので、半もりと烏賊と長ネギのかき揚げ丼を頼みました。


前から気になっていたのですが、セットメニューは初めてのトライ。


どうやって揚げるのか不思議に思う、猛烈に分厚いかき揚げ。


そばは半もり。
この店に来て丼だけだと勿体なので、セットにしたのです。


まずは蕎麦を手繰ります。


風味の良いそばが、キリっと辛口のそばつゆを纏って喉を通り抜けていきます。


かき揚げは、こんなに分厚いにも関わらず、芯までサクサク。
セイロで食べると実に美味しいのですが、そうすると粉々になってしまうのが悩ましいところです。


かき揚げは、丼に入ったご飯と同じ厚みがありそうです。


締めはもちろん蕎麦湯。


二階の座敷で料理を待っていると、つい一杯飲みたくなってしまう、そんなゆったりとした時の流れ。
再開発著しい虎ノ門のど真ん中にいるとは思えません。
いつも優しい二階担当のホール係の女性にお礼を告げて、急な階段を下りました。




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昼総合点★★★☆☆ 3.5


2017年8月2日水曜日

銀座のど真ん中の昭和大衆割烹でタイムスリップ。「三州屋 銀座店」の二階座敷で仕上げの二軒目

東銀座の裏路地にある木挽町 湯津上屋で蕎麦屋飲みの後、二軒目は銀座に流れます。
健啖家のI君がまだ食べ足りないようです。
居並ぶ洒落たお店の狭間に、見落としてしまいそうな狭い路地があります。


この路地の突き当りがタイムマシンの入口。
三州屋 銀座店


暖簾を潜ると、そこは銀座とは思えない大衆割烹。
そして昭和の時代にタイムスリップです。


一階は満席。
この店のファンと思しきご年配に混じって、若いお客さんも多いようです。
紐靴だったので脱ぎたくなかったのですが、二階の座敷席へ。
そこそこオオバコの二階も私たちが着席して満席です。


まずは乾杯。
ハイリキレモンサワーを頼んだら、瓶ごと出てきました。


I君以外は満腹なのですが、例によって彼は次々と料理を発注していきます。
エシャロット
味噌と、もろみが添えられています。


名物鳥豆腐
濃い目の味付がお酒に合う一品。


おひたし


このわた
これは食べず仕舞い。


しめ鯖
たっぷりの生姜が添えられていました
これは美味。


仕切りの厳しいホール係のお母さんたちがオペするこの店は、若者たちにはどう映るのか興味があります。
私はちょっと苦手なのですが、これも銀座三州屋の味の一つ。
世間話や噂話で二軒目も大いに盛り上がり、本日の楽しい飲み会もお開きになりました。




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夜総合点★★★☆☆ 3.2