2023年4月14日金曜日

外国人観光客が戻ってきた「場内なき場外」。築地場外「鳥藤分店」で親子丼に生卵トッピング

 

今日のランチは、久しぶりにI君と一緒。
築地のととや焼鳥丼を食べようと思っていた私ですが、それを告げると彼も築地に行きたかったと言います。
ぶらぶらと環状2号線を歩いて築地に向かいます。
場内は跡形も無くなりましたが、再開発計画は宙に浮いたまま。


一方で場外は外国人観光客の賑わいが戻ってきました。
場内が無いのに場外というのも変なのですが。


I君の希望で、行先は鳥藤分店に変更。


鶏肉卸のお店が営む親子丼のお店です。
私もずいぶんと久しぶりなので、何を食べようか迷ってしまいます。


5分ほど待って、案内されました。
結局頼んだのは基本の親子丼生卵トッピング


「もう空席があるのは、12時半過ぎでランチタイムとしては遅いからだな」
と一瞬思った自分の考えを否定しました。
ここはもう場外ではないのです。
魚河岸時間はもうありません。


程なく親子丼が出てきました。


玉子は絶妙の半熟加減。
しかも、粗く溶かれて白身と黄身が分離しているのも私の好みです。


生卵も綺麗な黄色。


鶏スープ付き。
鶏肉店ならではのきちんとした仕事です。


親子丼の真ん中に窪みを作り、そこへ生卵をドロップイン。


長年こんな事ばかりやってきて身に着けた下らない小技ですが、センターに卵黄が収まって見栄えが良いのです。
食べ物も写真も見た目は大事。


食べやすいようにお杓文字も用意されています。
その杓文字で生卵を割り、混ぜ合わせます。
たまご好きの私には、至福の瞬間。


ゴロゴロと大きな鶏肉が入っています。
異なる部位で食感の変化も楽しい。
当たり前ですが、何より鶏肉と出汁が美味しいのです。


鶏スープも旨味がしっかりと感じられる濃厚なもの。
親子丼はお吸い物よりも鶏スープの方が、焼鳥屋さんの締めで食べているような贅沢な気分になって、テンションも上がります。


卓上にある鳥藤のゆず一味とゆず入り七味を加えてみます。


ゆずの爽やかな香りと、控えめな辛さが加わっていい感じの味変です。


デフォルトでつゆだくなのも嬉しい親子丼。
美味しくペロリと平らげました。


PayPayが使えるようになっていたのは意外でした。
キャッシュレスでお会計。




お店を出ると、そこは外国人観光客で歩くのも難しいほどの築地が戻っていました。
ここは、もはや場外でも場内でもなく、TSUKIJIなのだと実感しました。

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昼総合点★★★☆☆ 3.5

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