金曜日位はマイペースで飲もうと、長い付き合いの勝どきの居酒屋へ。
魚河岸処さよりは、再開発が進む運河沿いにひっそりと残った昭和の棟割り長屋の一戸を改装して営業する隠れ家的な居酒屋です。
魚河岸処さよりは、再開発が進む運河沿いにひっそりと残った昭和の棟割り長屋の一戸を改装して営業する隠れ家的な居酒屋です。
かつて本社が築地にあった頃、この店も築地にあって、昼も夜もよく通いました。
本社が汐留に移転し、さよりも八丁堀に移転したのでしばらくブランクが開きましたが、再移転した勝どきの店に、数年前からまた通うようになりました。
ところが今年の6月に大将は67歳の若さで急逝。
もう、あの伝法な物言いは聞くことが出来なくなりました。
お通夜以来なので、奥さんと、跡を継いだ若い息子さんはどうしているのか気になって暖簾をくぐりました。
ランチ営業はしばらくお休みしているそうで、今は夜だけ。
ランチ営業はしばらくお休みしているそうで、今は夜だけ。
小さなお店は程よく賑わっています。
カウンターに腰掛け、まずは生ビールで喉を潤します。
シメサバと新サンマ刺身を少しずつ盛り合わせてもらいます。
大将が好きだった日本酒で献杯しましょう。
菊水。
息子さんの魚の仕入れと捌きは親譲り。
お刺身はどれも美味しい。
「刺身は、まだ息子にはまかせられねえな」
と言いながらも、息子さんの腕前に目を細めていた大将が思い出されます。
すると後ろのテーブルから声をかけられました。
「いつもブログを拝見させていただいています」
と名刺を渡されました。
「いつもブログを拝見させていただいています」
と名刺を渡されました。
大阪赴任時代は時々あったのですが、東京では珍しいこと。
なんでわかるんでしょう。
二杯目の日本酒は七冠馬。
殻付き生岩牡蠣を合わせます。
プリプリの殻付き岩牡蠣は実に美味。
奥さんの勧めに応じてサンマ肝漬焼も頼みます。
サンマの肝で作ったタレで漬け焼きにした創作。
苦味と辛味に日本酒も進みます。
今度の社内報に、広報から「思い出の店」という企画に寄稿を頼まれ、この店のことを書こうと思い、了解を得に来たのも目的の一つ。
4年ほど前に、大将を撮った貴重な写真の使用許諾をもらいます。
懐かしい思い出話に花が咲きますが、滅多に飲まない日本酒に酔いも回ったので、そろそろ失礼します。
4年ほど前に、大将を撮った貴重な写真の使用許諾をもらいます。
懐かしい思い出話に花が咲きますが、滅多に飲まない日本酒に酔いも回ったので、そろそろ失礼します。
店を出て振り返ると、そこは東京オリンピックを控えてすっかり見違えった勝どきの高層ビル群でした。
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