今週の暑さは尋常ではありません。
この暑さに負けて、ランチは汐留か新橋駅前ビルあたりでお茶を濁したくなりますが、貴重な出社日を無駄使いするわけにはいきません。
「一食入魂」がモットーの私は、猛烈な暑さの中、日比谷通り方面に向かいます。
「地鶏活魚 石居」。
その名の通り地鶏料理と海鮮がウリのお店です。
暖簾を潜って、店内へ。
4人掛けのテーブル席が4卓。
先客は二組で、皆さん地鶏親子丼を召し上がっています。
たまご好きの私は、いつもならこの地鶏親子丼を頼むところですが、今日の目的はこちらの焼魚定食。
ブレるわけにはいきません。
評判の目鯛粕漬を注文します。
最初に小鉢と漬物が出てきました。
小鉢はひじきの煮物でした。程なく目鯛粕漬も出てきました。
親子丼は今回グッと我慢して見送りましたが、玉子焼きが付いてきました。
人生は意外とうまく出来ているものです。
味噌汁は嬉しいあら汁。
味噌汁マニアの私のテンションは、一気にアップ。
ご飯は大盛を進められましたが、普通盛でお願いしました。
それでもこのボリュームです。
少な目にするべきでした。
正しい焼魚定食のビジュアルです。
まずは味噌汁から。
アラの旨味が味噌汁に滲み出して、実に美味。
もちろんオン・ザ・ライス。
自家製の粕漬けと自慢の炊き立てご飯との相性は抜群です。
予期せず付いてきた玉子焼きは、しっかりと甘みがあり、しかも固焼き。
これぞ東京スタイル。
大阪出身でフワトロの出し巻きで育った私も、納得の玉子焼きです。
こいつもオン・ザ・ライスしちゃいましょう。
粕漬はもちろん皮ごと。
血合いの部分が、また旨い。
どの料理も美味しく、あっという間に平らげました。
お会計の時には、奥からご主人が出てきてご丁寧なご挨拶。
私も、「ごちそうさま」と謝辞を告げ、再び炎天下の新橋の雑踏へと戻りました。
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