2018年6月29日金曜日

大阪で懐かしいお店と友に再会する旅⑩ 関西支社時代の仲間と旧交を温めるハシゴ酒の三軒目は、福島の高架沿いの半屋台「助六」で名物親父が作るおでんとうどん

SMAPファンの聖地、福島のJR高架下にあるお好み焼きかく庄から流れて、阪神高速とJRの高架に挟まれたユニークなお店へと移動します。
名物親父が軽トラで店に横付けして営業する半屋台の店、助六です。


厨房機能は全て軽トラの荷台にあって、お店は客席しかありません。


人当たりが良い親父は、一方で頑固でもあります。
80近い高齢にも拘わらず、毎日リアカーならぬ軽トラで出勤し、自慢の大阪おでん大阪うどんを供します。


ドリンクはすべて缶がドブ漬け、おでんはセルフサービス。
半屋台とはいえ、店内はトイレも含めて驚くほど清潔に磨かれていて、親父のこだわりを感じます。
色んなところに、この店の利用上のルールが細かく書かれた紙が貼られています。
几帳面で神経質なのかもしれません。
金曜日はタイガースファンの常連のおばちゃんがお手伝いするという、なんとも大阪らしいディープさです。


私は角ハイボールをドブ漬けから取り出しました。


再び乾杯です。


まずはおでんを取りに行きます。


セルフサービスとはいえ、掟があります。
豆腐とじゃがいもだけは、崩れるので親父に頼まなければいけません。
それがルール。
このルールを破ると、柔和な親父の逆鱗に触れることになります。


私は、自分的にいつもの定番をチョイス。
玉子、大根しらたきです。


テーブルに持ってきて、宴会開始です。


おでんは関西風の薄味。
こういうおでんは久しぶりです。
身体に優しい感じ。


大好物の茹で卵も、いい塩梅に味が滲みていて美味しい。


キシリトールの箱に、カレンダーを断裁した紙が、折り畳まれて入っています。


箸置きです。


親父さんに使い方が合っているかどうか聞いてみたら、あっさりとひっくり返されました。
ここにもルールがあります。


「ぬか漬けの茄子があるけど食べる?」
と親父に聞かれません。
K君の説明によると、これは必ず聞かれるので、注文してあげるのが良いとの事。
「浅いのと古漬けと両方下さい」
とK君は慣れた感じでオーダー。
「古漬けを始末したいんですよ、親父さんは(笑)」
なるほど、色々とルールがあるわけです。


そこへ、近所に住むK君の奥さんも合流します。
再び乾杯。


自家製ヌカ漬けには味の素を振って。
我々のジェネレーションには欠かせない調味料です。


奥さんも交えて、トークは更に盛り上がります。
私は酎ハイに切り替えました。


そろそろ締めのうどん。
K君の奥さんが頼んだきつねうどんおぼろ入り
まさに、浪速の味。


私は季節限定の細麺冷しうどん
「自家製秘伝のだし」と親父に猛烈に推されては、頼まないわけにはいきません。


ガラスの丼と、うどんの上のきゅうりが、涼味をそそります。


この細くて柔らかいうどんが、大阪うどん。
最近は大阪でも讃岐が幅を利かせていますが、本来はこれ。
私の出身地枚方に本社がある、関西では知られたおんちうどんを思い出します。


親父さん自慢のつけ汁にくぐらせて、うどんを啜れば、懐かしい味。


久しぶりのメンバーに加え、明るく屈託のないK君の奥さんまで交えて、楽しい浪速の夜は更けていきますが、そろそろお開き。
私は皆と別れて、更に挨拶回りを続けることにします。




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夜総合点★★★☆☆ 3.3

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