会社帰りに天満駅に降り立って、どこで晩ご飯を食べようかと回りを見渡すとこの店が目に飛び込んで来ました。
お食事処つつみや。
典型的な麺類・丼物の大衆食堂。
私のB級センサーが反応しました。
店内も文句なし。
昭和レトロ感たっぷり。
厨房は息子さん、ホール係りはお母さんでしょうか。
入口のショーケースを見ながらかなり悩んだのですが、それでも決めきれずにお母さんに質問しました。
「ざるそばとミニ丼のセットか丼とミニざるそばのセットのどちらがお得ですか?」
するとお母さんは
「丼とミニざるそばの方がお得ですよ。ミニといってもそれほどミニではないですから」
と教えてくれました。
50過ぎの分別ある大人がする質問ではありませんが、真摯に応えてくれたお母さんに感謝。
それでは、と注文した親子丼とミニざるそばのセットが運ばれてきました。
親子丼はかなりのボリューム。
お母さんの言った通り全然ミニではありません。
深いお椀に入ったざるそばは上げ底ではなく底までみっしり入っています。
好物のうずらの卵が入っていて感激。
仕入れのそばは柔らかく、ツユは甘ったるく、わさびは粉ですが、それでいいんです。
昭和の大衆食堂が二八そばとか鰹の効いた辛口の出汁とか生わさびとか出してはいけません。
かけないわけにはいきません。
うへぇ~、行儀悪いけど旨い!
単身赴任ならではのフリーダム。
隣のテーブルで一人ざるそばを食べていた可愛いOL風お嬢さん。
私の親子丼セットに触発されたのか、何と他人丼を追加発注。
ご飯が残り少ないと言われても食い下がり「雑炊ならできますか?」と詰め寄ります。
強引に雑炊を勝ち取り、運ばれてくるとモグモグと食べ始めました。
「それって俺より量多いやん」ってツッコミたくなりましたが、彼女はすました顔で食べています。
やるなぁ、浪速の姉ちゃん。
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