吉野ケ里遺跡を後にして、ハンドルを筑豊に向けました。
今日の宿、小倉に行く前にどうしてももう一箇所寄りたい所があったのです。
田川市石炭・歴史博物館。
筑豊地方最大の炭鉱であった三井田川鉱業所伊田坑の跡地に1983年オープンした、かつて日本のエネルギーを支えた筑豊炭田の石炭産業に関する資料を展示した石炭鉱業史の専門館です。
先月長崎の軍艦島を訪れ大変感銘を受けましたが、 元々ヤマの男たちの暮らしにはすごく興味がありました。
少年時代に読んだ「青春の門」の影響かもしれません。
途中で渋滞に巻き込まれ、博物館に着いた時には入館締め切りの17時を少し回っていましたが、頼み込んで入れてもらいました。
30分しか見る時間はありません。
今の子どもたちは見たこともないであろう石炭製品。
屋外展示スペースには実際に炭坑での作業に使われた電気機関車やトロッコ、炭坑用機械などが展示され、当時の炭鉱夫が暮らした標準的な炭鉱住宅が再現されています。
2階の展示室に収蔵されている絵画がとても興味深いものでした。
実際の炭坑労働者だった山本作兵衛氏の作品で、2011年ユネスコにより日本で初めてユネスコ記憶遺産(世界の記憶)に登録されました。
炭鉱で働く人達の習俗や、当時の作業の様子などが、実によく描写されていて、当時の様子が想像できます。
なんとか閉館の17時半までに駆け足で見て回りました。
伊田竪坑櫓。
三井田川炭鉱の二本煙突。
筑豊地区で使われた蒸気機関車9600形(59684)と貨車(石炭車)1両。
すっかり日が暮れました。
ここから小倉までは、まだ1時間以上かかります。
小倉の宿にチェックインし、シャワーを浴びてから小倉駅そばの繁華街へ。
駅からほど近いところにある焼鳥かんぐん。
カウンターと小上がりだけの小さな店は満員。
地元のお客さんで賑わっています。
焼鳥屋ですが、ネタケースを覗くと、魚介の品揃えも充実しています。
豚足も。
私のような旅人は完全にアウェイな感じですが、そこはB級グルメを自負する私ですから臆することはありません。
幸いカウンターに一席だけ空いていましたので、そこへ座らせてもらいました。
とにかく鳥皮が安くて旨いとの評判です。
なんと一本30円 !
まずは生ビール。
突き出しはポテサラ。
これが、いきなりの旨さ。
ポテサラの旨い店は間違いないという自説に従えば、この店はかなりイケるはず。
焼鳥を頼んだ後、ホワイトボードに書かれた刺身を物色。
イワシ刺を頼みました。
鮮度のいいイワシ刺が出てきました。
外観や内装からは想像つかない、なかなかの実力店です。
地元客で賑わっているのも頷けます。
焼鳥が、お皿の上に野菜と一緒にのって出てきました。
ちょっと意外なプレゼンテーション。
プリプリの肝。
皮も焼けました。
甘辛いタレが美味しい。
何本でも食べられそうです。
10本食べても300円ですし。
はつ。
焼酎に切り替えます。
お店の名前と同じかんぐんをロックで。
白ねぎ。
うずらベーコン。
私の右隣で恋バナに花を咲かせていたヤンキー風のお姉ちゃんたちも帰って、急に静かになりました。
それでも、彼女たちの話す小倉弁は妙に可愛く、耳障りの良いものでした。
お会計は2,390円。
店員さんたちは大将以外は皆女性。
とても感じの良い接客でした。
まだまだ食べたかったのですが、もう一軒いくつもりなので、ここで打ち止めにします。
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かんぐん (焼き鳥 / 小倉駅、平和通駅、旦過駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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