先日の「麺 ふじさき」に続く蔵前橋通りの人気ラーメン店を巡る企画。
今日は、亀戸天神からほど近い「しののめヌードル」です。
“夜が明けようとして東の空が少しずつ明るくなる頃”という意味の古語「しののめ(東雲)」の時間帯が好きな女性店主が、「気持ちがリセットされて、また頑張ろうと思える時間」という思いを、自らの店のラーメンを通じてお客さんに感じてもらいたいから、と命名したそうです。そうしたサイドストーリーを知ると、ラーメン店としてはユニークな店名にも期待が高まります。
12時ちょうどの訪問。
幸い行列はありません。
入口で食券を購入。
現金対応の従来型の券売機とは別に、キャッシュレス対応のタブレットが置かれています。
私はこちらを使って購入します。
事前の下調べ通り、全部のせ塩らーめん(燻製たまご)1,600円にしました。
白と木を基調とした、シンプルながらも温もりのある店内は、きっと女性店主の考えなのでしょう。
清潔で、一般的なラーメン店とは明らかに一線を画す内装です。
カウンターの正面には全国のカップ酒の空き瓶やピンバッチなどが飾られていますが、これは店主の趣味でしょうか。
食券を渡すときに、ホール担当の男性に
「麺を固めにできますか?」
と尋ねると
「少しなら」
とお返事。
その感じから、麺固め対応は基本的にはしていないのだなと思いました。
紙エプロンは券売機の横に置いてありました。
それを付けて、ラーメンが出来上がるのを待ちます。
しばらくして全部のせ塩らーめんが出てきました。
チャーシューが3枚、刻み葱とメンマ。
奥には大判の海苔が三枚、燻製たまごとつくねという、贅沢な全部のせです。
今日は看板人気の塩を頼みましたが、和出汁のやさしさと鶏のコクがあり、透明感あるスープながら旨みはしっかり。
まずはスープをひと口。
私の想像よりは、塩味が強いと感じます。
私が薄味が好きだからでしょうか。
しかし、口当たりは優しいので「しょっぱい」というわけではありません。
続いて麺。
「昭和六年創業テイガク麺を使っています」
というのが気になります。
関東では馴染みがないでしょうが、京都上鳥羽の老舗業務用製麺所。
わざわざ京都から仕入れているのは、かなりのこだわりです。
大きなチャーシューの下から麺を引き上げます。
しっかりとした中太麺。
塩ラーメンだけに細麺を想像していた私は肩透かし。
しかし、小麦の風味とプリプリモチモチした麺は、比較的塩味の強い塩ラーメンと相乗効果を発揮し、それぞれの味を引き立てています。
これはなかなか旨い。
チャーシューは赤みのある中華風。
食べてみると、その固めの食感、八角のような風味、そして燻製感など、手間のかかったチャーシューであるとわかります。
残念ながら女性店主は忙しく、確かめることはできませんでした。
山椒風味のつくねが二つ。
フワフワのつくねは箸で簡単に割ることができ、口もとに運ぶと、ふわっと山椒の香りがします。
もちろん柔らかく、肉の旨味もあってとても美味しい。
トッピングの最後は燻製たまご。
塩たまごも選べますが、こちらを選びました。
こちらはしっかり燻されているので、箸で綺麗に割ることは難しかったものの、味は芯まで染みていて、たまご好きの私も納得の味。
最後は味変。
卓上の調味料からブラックではないペッパーにしました。
あっという間に完食です。
後からいらした男性のお客さんは、みなさん大盛を頼んでいました。
やはりこの店の麺の味をご存じで、大盛を食べたくなるのでしょう。
「私も次回は」と思ってしまいました。
今日は看板人気の塩を頼みましたが、和出汁のやさしさと鶏のコクがあり、透明感あるスープながら旨みはしっかり。
具材のレベルも高く、全部入りにしたのでチャーシュー、つくね、卵までこの店らしさを一度に味わえました。
女性店主はラーメン作りに忙しいですが、セミオープンキッチンなので、真摯にラーメン作りに向き合う姿はカウンターからも伺うことができます。
若いのに、これだけのクオリティのラーメンを生み出し、お客さんににこやかに接し、お店を経営する店主には、ラーメンの味以上に感服しました。
また、ぜひ伺いましょう。
























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