勝田台の「中華ソバ篤々」は、2016年9月の開店。
一番最初に発見した次男からの情報で、私が初訪問したのは2016年10月30日のこと。
以来、10年。
今日は記念すべき100回目の訪問となります。
10年で100回といえば、月一回にも満たないのですが、これだけ長きにわたって通い続けているラーメン店は、ここと20年以上通う千葉家くらい。
サラリーマンを辞めたので、平日の時間もできました。
土日は大変な行列店ですが、平日ならさほど待つことはありません。
しかも、店主のXによれば、今日は空いているとのこと。
今日はなんと11時半で待ちなしという、私にとってはありがたい状況でした。
すぐに店内に案内され、食券を購入します。
初めて食べに来たときは特製煮干しソバでした。
今日は記念すべき100回目ですから、特製生姜煮干しソバにします。
あえ玉を頼もうか迷ったのですが、食べられるかどうかわからなかったので、ラーメンを食べてみてから自分のお腹と相談することにしました。
カウンターの角の席に案内されました。
食券をご主人に渡しながら
「今日、100回目なんです」
と告げると
「えー、そんなにですか!?ありがとうございます!」
と、ご夫婦揃って同じ返事をいただきます。
柚子皮のトッピングサービスもお願いして、ラーメンが出来上がるのを待ちます。
ほどなく、特製生姜煮干しソバが到着。
いわゆる「全部のせ」ですが、特製ならではのスペシャルがあります。
レアチャーシュー2枚、鶏チャーシュー1枚、味玉。
チャーシューの上にはすりおろし生姜がのっています。
二つの丸いお麩も可愛いアクセント。
二枚の海苔に挟まれて、タタミイワシも添えられています。
チャーシューの陰に隠れていますが、刻み生タマネギと刻み三つ葉。
その上にはオプションの柚子皮ものっています。
まずはスープをひと口。
滋味深いスープは、白醤油に蜆出汁や乾物の旨み、生姜の風味を重ねたタレに煮干しダシを合わせたもの。よくこんな美味しいスープが作れるな、といつも感心します。
いつも一枚は先にいただき、もう一枚は海苔の上に避難させて後でいただくのがルーティン。
食べ終わって
特製にしか付かないタタミイワシは、ここの煮干しソバに実に合います。
鶏チャーシューは柔らかく、鶏ハムのような食味食感です。
味玉に箸入れ。
箸の上からでも絶妙な半熟加減なのがわかりますが、思ったよりもはじき返す力が強く、動画撮影は途中で断念。
濃厚で美味しそうな黄身が、トロリと流れ出てきます。
ここで味変。
山椒を振ります。
ラーメンを食べ終わったところで、あらためてお腹と相談。
あえ玉が食べられそうなので、追加注文することにしました。
味玉半分とスープは、あえ玉用にキープしておきます。
ご主人に
「あえ玉追加で頼みたいんですけど、手揉み麺に変更できますか?」
と尋ねると
「大丈夫ですよ」
とお返事。
食券を買おうとする私に、現金で良いですよとおっしゃるので、カウンター越しにお金を渡します。
あえ玉も生姜味が選べるので、生姜あえ玉にします。
息子が頼んだあえ玉をひと口分けてもらうことはあっても、一人であえ玉を頼むのは久しぶり。
縮れた手揉み麺の上には刻んだチャーシュー、生タマネギ、三つ葉と魚粉、その上にはあられがのっています。
しっかり底からかき混ぜます。
具材はもちろん、底に仕込まれているカエシや油を全体になじませるためです。
麺変更してもらった手揉み麺を啜ります。
カエシの醤油と油が縮れ麺に絡み、麺替えして良かったと思います。
刻まれた具材と一緒に食べ進むと、この店の人気の秘密は煮干しラーメンだけではないと感じます。
温存しておいた味玉を移して、更なる美味しさを探求。
残っていた生姜煮干しソバのスープをあえ玉の丼に移します。
全て計画通り。
生姜あえ玉にしたので、生姜煮干しソバとのスープの相性はバッチリです。
最後は卓上の柚子酢をレンゲに半分ほど垂らして残ったスープに入れます。
そのまま完飲。
塩分を気にしているとはいえ、これほど旨い篤々のスープは別格です。
残すわけにはいきません。
食べ終わって
「ごちそうさまでした!美味しかったです」
といつものように声をかけます。
「これからもよろしくお願いします」
「これからもよろしくお願いします」
と店主から。
「はい。またみんなで来ますね」
とお返事し、清々しい気持ちでお店を後にしました。
素人の私が言うのもおこがましいですが、この店がこれほどの人気店になったのは、常に変化と進化を追求してきた店主の飽くなき探求心のたまものだと思います。
都内にあれば、とんでもない大行列店となり、簡単には食べられなくなるでしょう。
この場所で、このスタイルを貫いて営業してくれていることに、地元民として深い感謝しかありません。






























