私の退職祝いをしてくれる、と三人の息子たちから予定を聞かれたのはひと月以上前。
名古屋の義母の急病で延期となり、ようやく今日を迎えました。
名古屋の義母の急病で延期となり、ようやく今日を迎えました。
銀座線京橋駅に12時10分前に待ち合わせ、ということ以外、どこで食事をするのかは全く教えてくれませんでした。
私と妻へのサプライズというわけです。
連れていかれたのは、駅からほど近いフレンチの名店「シェ・イノ」。
扉を開けて、ダイニングホールに案内されると、そこは広々として、高い天井がゴージャスな雰囲気です。
おすすめに従い、シャンパンで乾杯。
私の退職だけでなく、サラリーマン人生を支えてくれた妻と私の5年前の還暦祝いも兼ねているとのこと。
そういえば、5年前はコロナ禍の緊急事態宣言下だったので、外食ができる時代でもありませんでした。
アミューズは、海老とカリフラワーのムース 甲殻類のジュレ。
妻と私はホワイトアスパラガスにしました。
海老と舞茸のフリット、トリュフが添えられています。
息子たちは二種のテリーヌ盛り合わせや、オマール海老とアボカドを頼んでいました。
菊芋のスープが出てきました。
器も素敵。
菊芋のチップも浮いています。
スープは自然な甘みが美味しい。
この後出てくるシェ・イノ名物のマリア・カラスに備えて、再び長男のチョイスで赤ワインをいただきます。
本来のコースにオプションで変更しておいてくれたマリア・カラス。
正式には「仔羊のパイ包み マリア・カラス風」。オーストラリア産三ヶ月の子羊をパイで包み、フォアグラと黒トリュフのソースを添えたものです。
20世紀を代表するオペラ歌手マリア・カラスにちなんだ名物料理。
豪華でドラマティックな存在感はまさに主役級。
それを味わえるとは、息子たちに感謝しかありません。
豪華でドラマティックな存在感はまさに主役級。
それを味わえるとは、息子たちに感謝しかありません。
と思ったら、デコレーションプレートが私と妻の前に運ばれてきました。
「長い間おつかれ様でした&還暦おめでとう!」
と美しく書かれたプレートに感動。
私はドリンクをダブルエスプレッソでお願いしました。
そこへ三男から封筒が渡されます。
私の好きなハチワレのステッカーが貼られています。
何かと思って封を開けると、なんと我々を国内旅行に招待してくれるという案内。
ウィットの効いた手作りの案内状に、私の涙腺はとうとう決壊。
言葉に詰まり、うまく感謝も伝えられませんでした。
言葉に詰まり、うまく感謝も伝えられませんでした。
デザートバイキング。
ワゴンに乗った美味しそうなデザートが6種類。
皆が希望のデザートを伝え、取り分けてもらいます。
デザートを食べながら、会話も弾みます。
ドリンクのお代わりを勧められ、私はダージリンティーをお願いしました。
良い息子たちに恵まれた自分の幸せを実感します。
2時間半に及ぶ、至れり尽くせりのランチ会を終え、お店の前で記念写真を撮ってもらいました。
お店を出て、車を止めた室町まで皆でぶらぶらと歩きます。
こんなに優しい息子たちを持てたのは、妻のおかげ。
仕事にかまけて子育てをちゃんとしてこなかった私は、今日は妻にも深く感謝する日となりました。



































