2018年11月6日火曜日

【初めてのイタリア旅行 二日目】ミラノ~ベローナ~ベネチア

前夜遅くにミラノ郊外のホテルリパモンティ レジデンス & ホテル ミラノ(Ripamonti Residence & Hotel Milano)にチェックイン。
成田のコンビニで買ったおにぎりを食べて、早々に床に就きました。
今朝は6時起床、6時半朝食。
いよいよ6泊8日の初のイタリア旅行の始まりです。


イタリアですが、朝ご飯はアメリカンブレックファースト
空腹だったこともあり、しっかりと食べました。




ホテルをバスで出発し、ミラノ市内へ。
あいにくの雨模様。


イタリア一の経済の中心地ということもあって、どちらかというと近代的な街並みです。


バスを降りたのはスフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)
1358年から1370年ごろ、中世イタリア・ミラノの名族ヴィスコンティ家の僭主ガレアッツォ2世・ヴィスコンティによって、近くの市壁門の名前から「Castello di Porta Giova (もしくは Porta Zubia)」と呼ばれる城として建造命令がなさました。
居城として子孫たちによって拡張されていきましたが、1447年にミラノで発足した短命政権「黄金のアンブロジアーナ共和国」によって破壊されました。
1450年にミラノ公爵のフランチェスコ・スフォルツァがヴィスコンティ家の居城を改築して城塞としました。
その後、16世紀から17世紀にかけて改装・増築され、ヨーロッパでも有数の規模の城塞となりました。
1796年この地を征服したナポレオンによって一部の施設が破壊されましたが、1891年から1905年にかけて、建築家ルカ・ベルトラミらによって修復されました。




そこから歩いて中心部に向かいます。


ミラノのドゥオーモ(Duomo di Milano)に着きました。
ミラノのドゥオーモは、ロンバルディア州都ミラノの象徴です。
都市の中心の同名のドゥオーモ広場に位置し、聖母マリアに献納されているドゥオーモです。
ミラノのドゥオーモは500万人のカトリック信者がいる世界最大の司教区であるミラノ大司教区を統括する首都大司教の司教座聖堂です。


ドゥオーモには135本の尖塔があり尖塔の天辺にはひとつひとつに聖人が立っています。
一番高い位置に金のマリア像が輝いていて、昔はこのマリア像より高い位置に建物を建ててはいけないとされていました。



ミラノのドゥオーモは世界最大級のゴシック建築で、5世紀もの歳月をかけて多くの芸術家によって完成されました。


大聖堂内は、美しいステンドグラスや柱が多数あり、荘厳な雰囲気です。




このドゥオーモ広場の北にヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(Galleria Vittorio Emanuele II)があります。


2つのアーケードに覆われ、ドゥオーモ広場の北に位置し、ミラノスカラ広場へ通じています。
イタリア王国の初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世にちなんで名づけられたこの場所は、最初に1861年にデザインされ、イタリアの建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって1865年から1877年の間に建設されました。
通りはガラスのアーチと鉄製の屋根に覆われており、巨大なガラス張りのショッピング・アーケードの原型でした。


中央の十字路部分はガラス製のドームで覆われています。


この八角形のガラスドーム広場の床面には、中央にイタリア王国の紋章、その周囲にミラノ(赤の十字)、トリノ(牡牛)、フィレンツェ(アイリス)、ローマ(SPQR)の紋章が描かれています。




そのままギャレリアを通り抜けると、ミラノスカラ座(Teatro alla Scala)へ通じています。


初代の宮廷劇場以来の伝統を持つイタリアオペラ界の最高峰とされています。


向かいのスカラ広場にあるレオナルド・ダ・ヴィンチ像(Monumento a Leonardo da Vinci)





駆け足の観光の後、ツアー初めてのランチです。
SAPORIというカジュアルレストラン。


かなり大きな店で、一階は一般のお客さん向け。
ミラノっ子がランチを食べに来て、賑わっていました。
我々ツアー一行は、地下の団体用フロアに案内されました。


フィックスメニューです。


ドリンクはオプション。
イタリアン生ビールを頼みました。
Nastro AZZURRO


最初はミラノ風リゾット


サフランとバターを使った黄色いリゾット。
パルミジャーノチーズがかかっています。
固めのライスの茹で加減がナイス。


もう一つのミラノの名物、ミラノ風カツレツ


イタリアの北部代表的な肉料理。 
たたいて薄くのばした仔牛肉に、小麦粉・卵、パルメジャーノチーズ、細かいパン粉をまぶしてから揚げ焼きにする、とんかつの原型ともいわれる料理です。


サクッとした食感が美味しい。
ソースが欲しくなるのは、日本人だからでしょうか。


グラスの赤ワインを発注。


デザートはたっぷりのフルーツ。
今日のランチは、何となく日本的でもあり、イタリア初日に相応しい日伊ブリッジ的な料理でした。
同席した方とも打ち解けて、これからのツアーが楽しみなランチとなりました。




ミラノからバスでヴェローナ(Verona)に向かいます。途中の車窓には葡萄畑。
さすがイタリアです。


ヴェローナに到着。
雨が強くなってきました。
傘をさしての観光になりそうです。


中世の町並みがよく残っており、2000年には「ヴェローナ市街」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台としても知られています。


アレーナ・ディ・ヴェローナ(Arena di Verona)は古代ローマ時代の円形闘技場。
現在は夏期の屋外オペラ公演で有名。




市内を散策します。


ヴェローナ最大の観光名所、ジュリエットの家。


ジュリエットのモデルとなったのが、ヴェローナにあるカプレーティ家の娘。
彼女が住んでいた家は現存しており、ジュリエッタの家(Casa di Guilietta)と呼ばれています。



ジュリエッタの家の前庭にはジュリエットの像があって、右の胸に触ると恋愛成就、結婚できる、という伝説があるそうです。
私には関係ありませんが、観光客もみな胸に触って記念撮影をしています。




せっかくのフリータイムなので、バールでコーヒーを飲むことにしました。
Bottega del Gusto Venchi Cioccolato e Gelato


先にお会計を済ませ、そのレシートを持ってサーブのカウンターへ。
旅行者にとっては、公衆トレイが1ユーロするイタリアで、同じ値段で美味しいコーヒーも飲めるカフェやバールは有用な存在。


しっかりと濃いエスプレッソで、疲れた身体も覚醒。


中世の面影を色濃く残す小都市を歩きます。


ピエトラ橋(Ponte Pietra)は、アディジェ川に架かる古代ローマ時代に起源を持つ石造アーチ橋。


この場所に橋が架けられたのは紀元前1世紀のことで、当初は木造橋であったが後に石橋に架け替えられました。
現在見られる橋の構造物のうち、左岸側の一部が古代ローマ時代に造られたものです。
右岸側はAlberto I della Scalaによって1298年に再建されたもので、中央部分の2スパンは1520年に再建されたもの。
第二次世界大戦時に大部分が崩落したが、石材を全て再使用して1957年に復元されました。




集合時間が近づいて来ました。
早足でバスに戻ります。


ベネチア郊外のホテルAntony Palace Hotelにチェックインしました。晩ご飯はホテルのレストランで。


もちろんビール
イタリアビールPORETTI


今日のディナーはベネチア名物のシーフード、イカ墨のパスタ
パスタはマカロニです。


「イタリアに来たんだな」
と実感する味。


パンはテーブルに。


イカ墨ソースはパンで拭って。


白ワインのハーフボトルをを頼みました。


付け合わせの人参のグラッセ


続いて白身魚のグリル


デザート




既に腹パンですが、妻の提案で、ホテルの向かいのピッツェリアに行ってみることにしました。


TripAdvisorやGoogleマップで調べてみると、なかなか高評価なローカル向けのお店、
Bavariaに突入します。


なかなかいい雰囲気。
スタッフもフレンドリー。


メニューは英語併記なので、問題無し。


私は赤ワインのデキャンタを頼みました、


グリッシーニがサーブされます。


しばらく雑談しているうちに、ピッツァが出てきました。


水牛のモッツァレラチーズとフレッシュトマトのトマトソースピザ


ルッコラがたっぷりのっています。


オリーブオイルをかけて。
サクッとした生地、フレッシュなトマトとルッコラ、そして抜群に旨い水牛のモッツアレラに悶絶。


イタリア到着初日から充実の一日。
これからの6日間が楽しみです。



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