2024年3月14日木曜日

【今回の「その他会」は、ひと足早く卒業する先輩の「壮行会編」。永遠の「マンネリはしご酒」は今回も「銀座長寿庵」の同じツマミと同じ会話でスタート】

 

お世話になったT先輩をI君、Kさんと共に囲む「その他会」。
今回は今月末に一足早く卒業する会の中心人物T先輩の壮行会編。
とはいえ、「その他会」が「その他会」たる銀座長寿庵からバーVerryという永遠の「マンネリはしご酒」のコンセプトは変わりません。
そして、その二軒の予約もT先輩というのも、いつも通り。


二階の奥の窓際席というのも、ゲストを呼ばない4人の時の定位置です。


まずは乾杯。
恐れ多くも私の黒ホッピーを作ってくれるT先輩。
先輩にお酌されるだけで恐縮してしまう、昭和ど真ん中世代の私です。


宴の始まり。


突き出しのひじき煮が出て来ます。


今日は先輩の壮行会ですから、お店の予約こそお願いしたものの、お会計はもちろん我々会員3名が負担します。
そして、T先輩のオーダーの癖を熟知している私は、自らオーダーを買って出ます。


まずは板わさ鯛ちくわを二人前ずつ。


先輩の大好物、冷やしトマト


しかも、塩と決まっています。


そして、絶対外せないのが黄金たもぎだけの天ぷら。
たもぎ茸は古来より「出汁の良く出るキノコ」として希少で珍重されてきたキノコで、夏の限られた時期に北海道・東北地方に自生するもの。
人工栽培が難しいために“幻のキノコ”と呼ばれています。
さらに黄金たもぎは、糖尿病・肝臓疾患・心臓疾患・ガン・便秘など様々な病気の改善が報告されているとあって、T先輩のみならず、我々も食すべきもの。
 

第一ラウンドの締めはぎんなん
ここまでのオーダーの講評を先輩に求めた所、95点とのこと。
「5点のマイナスは何ですか?」
と尋ねると、ぎんなんが一人前だったから。
「板わさと鯛ちくわではなく、ぎんなんが二人前なんだよ」
とのご意見を頂戴しました。
まだまだ「その他会」のスケジューリング担当として、勉強が必要です。


ナカのお代わりは、いつの間にか三杯目。
ダニエル・ビダルやクロード・チアリなど、この会ならではの昭和シリーズのマイナーな話題が次から次へと飛び出します。
昭和から令和までサラリーマンを勤め上げた「不適切にもほどがある!」世代の飲み会とあって、当然、皆、阿部サダヲの支持派。


第二ラウンドは揚げ物で中押し。
白エビ唐揚げいか下足揚げ
特に先輩のイカ好きは半端ありません。
しかし、実はエビも結構好きで、更に好きなのは鰻なのです。


そんなT先輩はもちろん、我々も長寿庵の好物の上位に位置付けるのがカツ煮です。
トンカツと玉子という、旨いものだけが合体した完璧な料理。


締めはもちろん蕎麦。
主賓のT先輩は「そば寿司」を所望。
鴨せいろを頼むのが長寿庵の王道ですが、実はそば寿司も好物だというのは知りませんでした。
「ここは蕎麦が旨いから、そば寿司も旨いんだよ」
という先輩の意見には、私も激しく同意。
ボリューム的にも丁度良く、皆で分けられる美味しい締め。


私はアルコールをそば焼酎の蕎麦湯割りに切り替えます。
蕎麦屋飲みの締めはこれで決まりです。


I君は、T先輩の勧めに従い、天丼を頼みます。
相当な回数この店に来ていますが、天丼は食べたことが無かったと思います。


Kさんと私は、定番の鴨せいろにしました。


デフォルトでも十分なサイズのせいろ。


鴨肉がたっぷり入ったつけ汁には、すりごまと七味をたっぷりと振ります。


旨い蕎麦を手繰り、鴨のつけ汁にくぐらせて啜ります。
相変わらず、実に美味。


最後は蕎麦湯で締め。


「今日のオーダーは、最終的には何点でしたか?」
と先輩に尋ねると
「98点だな」
と言います。
「そば寿司が二人前じゃなかったからな」
というのが、その理由。
しかし、自己採点ではイカ刺しと焼鳥を頼み忘れたので、90点です。
お会計を済ませ、いつものように店の前で集合社員を撮った後、二軒目に向かいます。

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銀座 長寿庵そば(蕎麦) / 宝町駅新富町駅銀座一丁目駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

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