2024年1月24日水曜日

【荒川を挟んではしご酒① 元祖下町ハイボール「三祐酒場 八広店」でエンジンを暖める】


今日も残業となり出遅れました。
それでも、まだなんとかなりそうだと曳舟駅で下車して足早に向かうのは、先週臨休で振られた「三祐酒場 八広店」
Y字路の角に建つ変わった設えです。


確かめたことはないのですが、かつて、曳舟駅が高架になる前にあった駅前の「三祐酒場」の暖簾分けなのでしょう。


L字カウンターと小上がりだけのこじんまりした店。
私はカウンターに案内されました。
今は無き曳舟の三祐酒場はコの字カウンターの大衆酒場らしい雰囲気で、近くの岩金同様、お母さんたちが取り仕切る、渋い「ガールズバー」だったことを思い出しました。


まずは元祖下町ハイボールでスタート。
元祖を名乗る店は墨田、葛飾界隈には多く、どこが本当の発祥なのかは不明です。
とはいえ、戦後進駐軍が飲んでいたウイスキーハイボールを模した代用飲料であることは間違いなく、戦後の混乱期にこのドリンクを思いついた人たちの思いだけは忘れてはいけないと思います。


すぐに出て来る生海苔三杯酢を頼みます。


酸味がさっぱりして、今日の疲れも溶けていきます。


突き出しだというにはレアな味噌汁も出て来ます。
まだ不慣れなアルバイトのお嬢さんの接客も微笑ましい。


接客がぎこちない、そのお嬢さんから勧められた今日のお料理から選んだ寒ブリ刺しが出て来ました。


脂がのって実に旨い。
曳舟の三祐酒場は駅前酒場らしく「軽くつまんで飲む」雰囲気でしたが、こちらは駅から離れた住宅街とあって、料理にこだわっていると感じます。


寒ブリといえば、能登。
能登半島地震の被災者に思いを馳せながら、下町ハイボールは二杯目。


名物のもつ煮込みを頼みます。


七味を振って、いただきます。
濃い目の味噌味に下町ハイボールも進みます。


下町酒場巡りにしては遅いスタートとなりましたが、エンジンも暖まったので、当初の予定通りはしご酒。
再び京成線に乗って荒川を渡り、立石の、とある店を訪れようと思っています。

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夜総合点★★★☆☆ 3.3

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