ゆっくりと起きてブランチ。
ピリ辛の広島風つけ麺が最近の広島ご当地B級グルメだとガイドブックで知り、是非食べてみようと思いました。
JR広島駅線路沿いの呉麺屋(ごめんや) カープロード店。
広島弁で「あいとるよ」という看板が微笑ましいです。
広島風つけ麺の他、呉(くれ)冷麺、呉麺屋など麺の種類は複数あるようです。
日曜日ですがランチセットもありました。
学生さんはラーメン大盛でもワンコイン。
マツダスタジアムへの徒歩ルート沿いということもあって、店内はカープ一色。
夜は居酒屋のようで、そんなメニューもありました。
呉冷麺というのが名物のようですが、私は広島風つけ麺に挑戦しました。
並盛ですが、煮玉子とワンタンをトッピング。
出てくるまでの間、卓上のピリ辛高菜を摘まみました。
ビールが飲みたくなりましたが、この後の予定を考えて自粛しました。
今までに見たことも無いタイプのつけ麺が出て来ました。
つけダレは唐辛子とラー油で真っ赤。
胡麻がたっぷり入っています。
1~20段階まで辛さが選べます。
私は5辛にしました。
具が多くて麺が見えません。
広島つけ麺を特徴づけるたっぷりの野菜。
店によって違いがあるそうですが、この店はキャベツ、胡瓜、白髪葱。
チャーシュー。
トッピングしたワンタンと煮玉子。
ワンタンは人気のトッピングだとメニューに書いてありましたので。
やはりキャベツというのが異色な取り合わせ。
いかにも辛そうだな、と恐る恐る口に運びましたが、5辛なら私には全く問題ない辛さでした。
冷えたキャベツは瑞々しく、食感もシャリシャリとしています。
胡瓜や白髪葱と一緒に食べていると、まるで冷し中華のよう。
とはいえピリ辛のつけダレは韓国風でもあり、実にユニークなご当地グルメ。
もちろん器にもカープ。
広島駅から広電に乗って向かったのは原爆ドーム。
電車を降りると、相生橋のすぐ脇にある原爆ドームが目に飛び込んできました。
圧倒的な存在感。
物言わぬ建物が、実に多くのことを語りかけて来るようです。
何も言葉が出ないまま、ここで起きた惨禍を思い、ただ手を合わせました。
ここで祈る事が、厳島神社と並んで今回の旅のもう一つの目的。
「負の世界遺産」とも言われる原爆ドームは、登録審議の際にアメリカの強い反対や中国の審議棄権などを伴った政治的論争のある遺産でもあります。
被爆による白血病で亡くなった少女が死の直前まで千羽鶴を折り続けて生きたいと願った思いを受けて、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め平和を築くための像をつくろうという運動が始まり、全国からの募金で平和記念公園内に「原爆の子の像」が完成しました。
今でも日本中から千羽鶴が届けられています。
涙なくして見る事はできません。
平和の鐘。
思いを込めて一突き。
毎朝、原爆投下の8時15分に鳴る平和の時計塔。
テレビでは何度も見たことのある原爆死没者慰霊碑。
この前に立ち、その向こうに見える平和の灯と原爆ドームを望むと、また胸がいっぱいになりました。
多くの人の命が一瞬で奪われたこの場所で、「同じ過ちは二度と繰り返してはいけない」と強く祈りました。
是非とも見学したかった平和祈念資料館。
東館では戦争拡大に突き進む日本と、軍都広島の歴史を対比しつつ、原爆投下に至るまでを綴る展示。
歴史で学んだ事は、ほんの一部に過ぎないと知らされます。
本館では被爆者の遺品や写真をはじめとする多数の被爆資料が展示されています。
息を飲み、胸がつまりますが、日本人として避けて通る事はできません。
母親が住んでいた下関も原爆の投下対象だったと知りました。
私もこの世に生まれていなかったかもしれません。
たっぷり2時間以上見学したでしょうか。
もっと見たかったのですが、帰りの新幹線まで時間がなくなりました。
もっと早く来るべきでした。
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