宿で一服してから夕食へ。
広電に乗って降りたのは銀山町。
広島一の繁華街の入口です。
スマホのナビを頼りに向かったのは、広島お好み焼きの名店八昌。
ガイドブックでも食べログでも高評価ですが、何より広島出身の部下も勧めているので間違いない定番の店。
途中飲み屋街を抜けると、風俗街に出くわしてちょっとびっくり。
東京で言えば池袋と新宿と吉原が合体したような不思議な街を抜けると、極めつけのヌード劇場の横がこのお店。
薬研堀という繁華街の一角にあります。
ざっとみて20人は並んでいるでしょう。
霙混じりの雨も降り出し、傘の無い私はダウンジャケットのフードを被って行列に並びます。
一時間待ってようやく私の順番が近づいて来ました。
すっかり身体は冷えていますが、お好み焼きですから生ビールが待ち遠しい。
暖簾の内側でいよいよ私の順番だな、と思いながら店内の壁を覗き見ますが、メニューが見当たりません。
「一品料理はあるのかな、せっかくだからいろいろ食べたいな」
と思いながら待ちました。
ようやく店内に招じ入れられ、入口近くのカウンターに着席。
なんと、メニューは卓上にありました。
何をおいても生ビール。
冷えた身体に冷えたビール。
でもいいんです。
旨い。
この店はお好み焼きが出来るまで2、30分かかります。
その間が飲みタイム。
すじポンを。
牛すじにポン酢がかかっています。
これだけなら大阪でもよく見かけますが、これに一味がたっぷりかかってピリ辛仕立て。
意外な味付けですが、これはこれで旨い。
一時間並んだので、ちょっと強欲になっています。
とんぺい焼き。
これも広島らしい一品です。
想像以上に大きくて、キャベツもたっぷり添えられているので、お好み焼きのスペースが心配になりますが、構わず食べ進みます。
豚肉、玉子、小麦粉の生地だけのシンプルな料理。
お好み焼きのキャベツ抜きのようなものでしょうか。
カリッと焼けた豚肉と半熟玉子のコラボに、私の空腹の胃は泣いて喜んでいます。
「ソースとマヨネーズもお使いください」
と渡されました。
甘みのあるオタフクソース。
マヨネーズも細く綺麗にかけて。
お酒は酎ハイにチェンジ。
ストレートで。
八昌流お好み焼きの制作工程。
まずは焼きそばをお湯をかけてほぐしながら炒めます。
塩胡椒で味を整えて一人前ごとに分けます。
一方で、別の鉄板では生地にキャベツともやしと豚肉をのせて、お好み焼き本体を制作。
焼きそばに程よく火が通ったところで、奥からお好み焼き本体が運ばれてきて、焼きそばに載せられます。
二つの部材が合体し、形が整えられます。
続いて卵が鉄板に次々と割られていきます。
全て双子。
その目玉焼きの上に、合体したそば入りお好み焼きを移設。
卵がまだ半熟状態のタイミングでひっくり返して仕上げです。
この半熟加減が、たまごフェチの私には堪りません。
順々にソースを塗り、青海苔が振りかけらていきます。
見事な連携プレー。
オタフクのロゴ。
ドーン!
ボリューム満点のそば肉玉お好み焼き。
定番の断面撮影。
完璧な仕上がり。
小さく切って取り皿に。
いただきます!
たっぷりのキャベツともやし。
広島お好み焼きは小麦粉の生地と野菜の比率が大阪お好み焼きと全く違うので、炭水化物ダイエット中の私には有り難い。
酎ハイストレートをおかわり。
せっかくなのでいろんな変化をつけて食べ進みます。
おたふくソースをかけてみたり。
焼きそばの焦げた部分を食べてみたり。
ずいぶん長居したつもりでしたが、一時間強の滞在。
本場広島で名店の広島お好み焼きを食べて大満足、。
外に出れば再び霙混じりの雨。
コンビニで寝酒を買って帰ろう。
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八昌 (お好み焼き / 胡町駅、銀山町駅、八丁堀駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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