2016年1月16日土曜日

与力町「竹うち」の名物鯖棒寿司もこれが最後。素敵なマスターと奥さんに最後のご挨拶

今日は土曜日。
久しぶりに宴会の予定もなく、マイペースの休日。
とはいえ雑事に追われ、いつの間にか日は暮れてきました。
今日は、お気に入りの居酒屋、与力町の竹うちに転勤前のラスト訪問。
開店と同時の17時半に予約しておきましたが、ランチで食べたらーめん颯人みそらーめんが未消化のまま、もうその時間。
お店のそばのコンビニで胃腸薬を買って飲み、その足で暖簾をくぐりました。


カウンターの一番右端、私が好きな場所に座り、まずは生ビール
奥さんの入れるきめ細かい泡立ちの生ビールも、これが最後。
「連日お忙しいんじゃないですか?」
「ええ、昼も夜もなんです。ありがたい話ですが」
「胃腸を大事にしてくださいね」
忙しくホールを回りながら、いつもさりげなく話しかけてくれる奥さんの接客も、この店の魅力。


黒板を眺めます。
いつものように小鉢から。


小松菜煮


なす穴子煮


野菜不足の私は、こうした品をいつも選びます。
魚が美味しいお店ですが、小鉢のレベルも高いのです。


好物の穴子。
宮島口のうえのを思い出します。
もう西日本への旅は、叶わないのでしょうか。


「小鍋ですから、そんなに大きくないですよ」
と奥さんが言うので、かき味噌鍋を頼んでみました。


グツグツと煮えています。
実に美味しそう。


お酒は赤霧島のロックに切り替えました。
今日は珍しく、少し空席があります。


鍋には大きな牡蠣が五個。
広島や日生に何度も牡蠣を食べに行った、楽しかった旅の思い出が、走馬灯のように私の脳裏を駆け巡ります。


実に大ぶり。


味噌仕立ての味がなんとも牡蠣に合います。


もちろん完食完飲です。


ここに来たら魚。
いつもはお造りが多いのですが、今日は寒ブリ味噌漬が気になりました。


いい焼色です。


脂ののった寒ブリがしっかり締まって、実に美味。


やはりランチの味噌ラーメンが相当堪えています。
大阪ナンバーワンだと思っているこの店のだし巻を頼みたかったのですが、取り置いてもらっていた鯖棒寿司のことを考えると、それは断念せざるを得ませんでした。


脂ののった鯖を絶妙の浅締めにして巻いた棒寿司。


夏場は食べられないこの名物料理を最後に食べることが出来て
「転勤が冬で良かったな」
と思いました。


料理も食べ終わり、私の目の前には赤霧島のロックグラス。
この一杯を飲み干したら、私はもうこの店にお別れしなければなりません。
しつこく継ぎ足す自分が、なんとも未練たらしい。


「どうもお世話になりました。これはうちが開店した時に作ったタオルなんですけど、お餞別で。プレミアが付いてるとか付いてないとか言われてますけど、毎朝これで顔を拭いて思い出して下さい」
と奥さんが冗談っぽく笑いながら渡してくれました。
「もったいなくて使えませんよ。大切に取っておきます」
普段は寡黙なご主人も、厨房から声をかけてくれました。
「本当にお世話になりました。ブログのおかげでお客さんも増えました」
「いえいえ。でもお役に立てたのなら良かったです。こちらこそ美味しいお料理をいつもありがとうございました」


奥さんが、いつものように表まで見送りに来てくれました。
「また出張とかあったら、是非寄って下さい」
「ありがとうございます。もちろん」
私は何度も頭を下げ、奥さんにご挨拶。
離れがたい気持ちを断ち切って、歩き始めました。





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