大阪の実家に帰ってきました。
「下町はしご酒の会」のメンバーと企画した週末の大阪遠征に合わせ、休みを取って前乗りで実家に顔を出したのです。
どこか美味しいものはないかと食べログを検索して見つけたのが「上を向いて」という、うどん屋さん。
地元とはいえ、滅多に帰省しませんから、新店情報は疎いのです。
人気のお店らしいので、開店の11時前にお店に着いた方が良さそうです。
コインパーキングに車を止めて、京阪電車香里園駅西側の狭い路地にあるお店に向かうと、既に母娘と思しき女性お二人がスタンバイ。
開店10分前です。
とりあえず一回転目は確実なので安堵しました。
11時になり、店内に案内されます。
店内は明るい雰囲気の店内は、小上がりと長いL字カウンター。
間口の割に奥行きがあります。
開店の時に並んでいたお客さんは全員入店できましたが、平日だからかもしれません。
店員さんたちの元気そうな声に、期待も高まります。カウンターの一番奥の席に案内されました。
今日はしっかり食べようと思って来たので、好都合。
二杯食べるつもりなので、大好物の冷かけは即決定。
ランチメニューは人気の定番です。
大阪ならではのかやくご飯にも相当惹かれましたが、冷かけとは別にもう一杯頼むなら単品でしょう。
悩んだ末にもう一杯はひやぶっかけに決定。
トッピングは人気のハーフかしわ天と竹輪磯辺揚げにしました。
オーダーが決まるまで5分はかかったでしょう。
無事にオーダーが終わったので、一旦お店を出てさっき撮影できなかったお店の外観を撮影。
カウンターの向こうの厨房でうどんを切る心地よい音が聞こえて、期待が高まります。
天ぷらの揚げ音が聞こえてきたので、供されるのはもう間もなくのはず。
店内はいつの間にか満席です。
オーダーして20分、一杯目のうどんと天ぷらが出て来ました。
ナルトのアクセントが可愛い。
揚げたての竹輪の磯辺揚げとハーフかしわ天。
かしわ天は二種類。
もも肉と、青さの入った磯辺揚げのむね肉。
うどんにのせて、頂きます。
歯応え、腰、小麦の風味、どれを取ってもしっかりとした存在感を感じます。
讃岐で修業した店主は、香川県産小麦「さぬきの夢」を使っているそうです。
とはいえ、讃岐うどんとは一線を画す優しさ、滑らかさは、大阪の「柔うどん」のエッセンスを取り入れているような気がします。
手切りで不揃いのうどんなので、こんな太麺が混じっているのも、むしろ好ましい。
トッピングの天ぷらも、とても美味しい
もちろん冷かけの汁は飲み干しました。
道南産真昆布、瀬戸内海産のいりこ、サバとウルメの節を使った出汁は、店主の地元である長崎県島原市の甘めの醤油を使っているとの事。
こんな所にも、讃岐うどんと似て非なる店主のオリジナリティを感じます。
そこへひやぶっかけが出て来ました。
私の食べるペースを見計らっていたようなジャストタイミング。
ぶっかけか生醤油が、うどんそのものの旨さがわかると言いますが、私も同感。
葱と生姜の薬味をのせて啜ります。
冷かけよりも、更に小麦の風味をダイレクトに感じます。
実に旨い。
残しておいた天ぷらと合わせながら食べ進めば、更に美味しさも膨らみます。
すっかり腹パンです。
お会計は1,900円。
うどん二杯と天ぷら二種ですから、当然のお値段ですが、大満足のランチとなりました。
SNSには「讃岐うどんではない」という辛口なコメントもありましたが、讃岐で修業したとはいえ、島原出身の店主が大阪で作るうどんは、讃岐うどんではなく「上を向いてうどん」なので、私はとても美味しいと思いました。
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