2015年3月27日金曜日

評判の蕎麦屋、西天満「荒凡夫」を初訪問。旨い蕎麦を愉しむには心と時間とお金のゆとりが必要なのだ、と再認識

堂島のイタリアンレオーネで金曜限定のビリヤニを食べようとM部長を誘って出かけましたがすごい行列で断念。
御堂筋近くまで来たし、天気も良いので、宿題店になっていた西天満の蕎麦屋に行くことにしました。
複数の友人から
「相当美味しいですよ。でも相当待ちますよ」
と評判を聞いていた荒凡夫(あらぼんぷ)
裁判所の少し北の路地にある昨夏オープンのお店です。


「一人で切り盛りしていて、段取りが悪いからピークを外した方がいいですよ」
という友人のアドバイスに従い、閉店に間に合うように会社を定時でダッシュして出向いたこともあるのですが、その時は売切れで食べられませんでした。


私がお店に着いたのは12時半で満席でした。
お客さんが出て行っても全く片付かず、着席を促されることもありません。
一人で切り盛りしている店主は、来店した順番に注文された蕎麦を完璧に作ることに没頭しているので、それ以外のことは全く視野に入らないからです。
別に悪気があるわけではありませんが、不器用なことは確か。
先日行ったゼロワンカレーに似ています。


私がお盆を下げてあげようかと思ったくらいですが、勝手にそんなこともできず、店内でこの光景を眺めること15分。
座って待つ椅子もないので、M部長と二人で置いてあった雑誌を立ち読みして時間を潰しました。
ようやくテーブルが片付き、着席を促されます。
初めての蕎麦屋はもり、と決めていますのでそば三昧ざるの食べ比べセットを注文しました。
「すいません、粗挽きが終わってしまって。。。二八と十割を半分ずつならできますけど、それで宜しいですか?」
と消え入るような声。
M部長共々
「はい。。。」
と答えました。


そば茶が供され、更に待つことに。


その後にお盆が出て来ました。


そしてつゆと山葵。


座ってから10分。
ようやく一杯目の二八蕎麦が出て来ました。


蕎麦を投入した大鍋を睨み、引き上げてからしっかりと氷水で冷やします。
その所作に全く無駄はありません。
確かにこれでは、他のことは全くできないでしょう。


良い香りのする二八蕎麦を手繰ります。


つゆはしっかりと濃く、キリッと辛口。
なかなか旨い。


続いて十割。
想像していたよりも遥かに淡い色でした。
蕎麦の種類や挽き方も含めてのことなのでしょうか。


二八よりはもちろんしっかりしていますが、意外とすっきりしていて、自分的にはこちらの方が好み。


スルスルと喉を通り抜けいていきます。
久し振りに旨い蕎麦を食べました。


なんだかモゴモゴと店主が言っています。
売切れの粗挽きをサービスします、というようなことのようです。
M部長と二人分をひと盛で。
「長い時間お待たせして申し訳なかったので。半人前も残っていなかったんです」
ずっと我々が待っていたことはわかってくれていたようです。


 同じ十割ですが、こちらは手挽き粗挽き十割。


蕎麦の実の粒が感じられます。
少し粘りのある食感。


太く固いのがいかにも粗挽きです。
これはこれで旨し。


食べ終わった後、出てくるはずのものが出て来ません。
さっき来たお客さんの十割に没頭しているのでしょう。
「すいません。蕎麦湯いただけますか?」
「あ、はい」
やっぱり忘れていたのです。
いや、気が付かなかったというべきでしょうか。


蕎麦が旨ければ蕎麦湯も旨いのが必然。
「焼酎で割りたいんじゃないですか?」
とM部長。
「そうだよね。でも冷蔵庫に入ってる日本酒の方がいいかな」


我々の後に来た男性一人客は、空いている席に待たずに座り、すぐに作ってもらえたので5分で蕎麦を食べ始めていました。
このギャップこそが、この店のオペレーションを象徴しています。

お代は1,100円。
とても美味しく、この手の蕎麦屋にしては量もあり、大阪ではやっと出会えた味。
しかしお昼の限られたランチタイムで食べるには、私のようなサラリーマンには心も時間もお金もゆとりがありません。
私には、町場の蕎麦屋でサクッと大もりをすするような食べ方こそが相応しいのだと再認識しました。
でも、ここにはまた来ると思います。




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荒凡夫そば(蕎麦) / なにわ橋駅南森町駅北浜駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5