深酒にならないように立ち飲みがいいでしょう。
思いついたのは京橋 恵み屋。
立ち食いとはいえ、ボリューミーな十割そばを低価格で提供してくれる、蕎麦好きサラリーマンには知られたお店。
中でもダッタン蕎麦がいつでも食べられるのは貴重。
夜の部は18時半からセンベロ立ち飲み屋に変身します。
今日は、センベロからダッタン蕎麦で締めるという作戦を練りました。
開店一番乗り。
かなり前のめりな私です。
ドリンクはもちろんホッピー。
つまみは魚肉ソーセージとメンチカツをチョイス。
赤ウインナーが無かったのが実に残念。
ホッピーは白にしました。
ナカはかなり多く、危険な予感がします。
センベロのスタートです。
無造作に置かれた膨大なCDコレクションは70年代前後のもの。
店主は私と同世代なのでしょう。
壁に掛けられたギターから、プレイヤーでもあると知れます。
魚肉ソーセージが出てきました。
例えセンベロでも、切り方ひとつ、盛り付けひとつで料理は美しく、美味しくなるというお手本。
そこへメンチカツも到着。
準備万端整いました。
お楽しみのひとり酒の時間の始まりです。
魚肉ソーセージがマヨネーズに合うというのはノーベル賞ものの発見です。
メンチカツは揚げ立てアツアツ。
衣がハード系なのは、店主がロッカーだからというわけではないでしょうが。
ジョッキを持って、カウンターへ。
前金で200円払って、ナカを入れてもらいます。
やはり多めのナカ。
立ち飲みでもあり、酔いが早く回りそうな予感がします。
コンクリ打ちっ放しの床とベニヤ張りの壁に向かって、ひとり乾杯です。
19時を回り、開店直後の店主のバタバタも落ち着いたようで、センベロメニューの全貌が明らかになりました。
メニューには出汁まき玉子の文字が。
蕎麦で締めようと思っていた方針を変更し、それを注文。
「少しお時間かかります」
と言われましたが、そんなことは百も承知ですから、濃い目のホッピーを舐めながらしばし待ちます。
出汁まき玉子が出来たところで、ちょうどホッピーも無くなりました。
アルコールはハイボールのダブルにチェンジ。
デンジャラスゾーンにまっしぐら。
今日は赤ウインナーこそ品切れで食べられなかったものの、理想的なセンベロの展開に、ひとりほくそ笑みます。
たっぷり出汁が効いた関西風。
しみじみ懐かしく、旨い。
ようやく締めに向かいます。
ダッタン蕎麦並盛(300g)とゆで玉子入りのネギ汁にしてもらいました。
蕎麦は並盛でもこのボリュームです。
これでワンコイン。
サラリーマンの力強い味方です。
ネギ汁は100円プラス。
秘伝のネギ油、というラー油的なものが入っています。
最近人気の辛い蕎麦を、昔から先取りしていた感すらあります。
早速手繰りましょう。
ネギ汁につけて。
たっぷりのネギとピリ辛の油で、蕎麦の味も引き立ちます。
飲んだ後の締めとしては、刺激的でいい感じ。
ゆで卵入りもネギ汁を頼んだ理由。
出汁まき玉子と合わせると、充実の摂取量。
並盛とはいえ、300gは他店の大盛はゆうにあり、食べても食べてもなかなか減りません。
最後はもちろん蕎麦湯。
時計は20時。
一時間半の立ち飲みはセンベロを少しオーバーしましたが、納得の展開。
作戦成功の喜びを胸に、家路へと向かいました。
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