2019年10月8日火曜日

家族経営の城南酒場はしご酒② 大賑わいで相変わらずてんてこ舞いのご夫婦が切り盛りする立会川の「鳥勝」でホッピーともつ焼き


青物横丁「うなぎ 丸富」で鰻の串焼きと蒲焼を凍結酒で楽しんだ私は、せっかくの京急沿線なので、立会川に移動します。


かつての刑場にその地名の由来のある川沿いに歩き、お目当ての店へ。


城南を代表する下町酒場の一つ、「鳥勝」です。
テント看板には「やきとり」とありますが、もつ焼きの店。


暖簾を潜ると相変わらずの大繁盛。
一見して満席のようですが、一人ならなんとかなるので、待つことにします。
一旦は「満席です」と断った奥さんですが、奥のテーブルが空いているのを見つけ、「相席で良ければ奥のテーブル席へ」と案内されました。
行くと、まだお皿もジョッキも下げられないまま。
奥さんに協力して、テーブルを綺麗にするところから始めます。
ここはセルフサービスなのです。


まずはドリンク。
厨房に行き、奥さんにホッピーと申告。
ジョッキに氷とダイヤ焼酎を入れてもらい、ホッピーを受け取って席に戻ります。
ソトを注いでひと口飲んで、まずは人心地。


テッポウ塩カシラタレハツ塩シロタレを紙に書いて頼みます。


なかなか出てこないのはわかっているので、コブクロ刺しも追加注文。
するとご主人が
ハツが終わったのでタンでもいいですか」
と厨房から私のテーブルまで聞きにきます。
手には私の注文と思われる生の串を持ったまま。
相当テンパっているのでしょう。
「いいですよ」(というか他に選択肢もないので)と答えると、そのまま焼き台にすっ飛んで戻っていきました。
先に出て来たコブクロ刺しをつまんでいると、若いカップルと相席になりました。


壁のメニューを見ながら途方に暮れているようなので、お節介とは思いながらオジサンが声をかけます。


「初めてですか?」
「はい」
「ここはセルフサービスなので、お母さんに紙と鉛筆をもらって、食べたいものを書いて渡すんです。お酒も飲みたいものを申告して作ってもらって。氷はあそこの製氷機からセルフで」
と教えてあげます。
聞けば、最近引っ越してきて、この店がいつも流行っているので来てみたといいます。
私の息子ぐらいの年齢の、色黒のイケメンお兄さんと、可愛いお嬢さん。
結婚しているのかどうかはわかりませんが、仲睦まじい感じがナイスです。


思ったほど待たずに出て来たもつ焼き4種。
いつもよりも焼き過ぎていて、塩が多くてしょっぱいのは、ご主人が忙しくて焼き台に専念できないせいでしょうか。


ナカをお代わりして、クイックに仕上げました。


お会計はセンベロの1,180円。
ご夫婦のキャパを超える繁昌はSNSのせいかもしれません。
しばらくご遠慮した方がいいかな、と思いました。


果たして千葉の家まで、乗り過ごさずに帰れるか、今日も危険と隣り合わせの帰路につきます。





関連ランキング:居酒屋 | 立会川駅鮫洲駅大井競馬場前駅

 
夜総合点★★★☆☆ 3.5