新橋本社で会議が終わり、時計は13時。
レイトランチとなりましたが、雨が降りそうなので駅の近くで食べることにしました。
頭に浮かんだのは、お気に入りの「活魚料理 ととや」。
エレベーターで4階に上がると、狭い踊り場に人が溢れています。
時間もあまりないので諦めようとすると、いつものホール係の女性が駆け寄ってきます。
「すいません。あんまり時間がないので今日はご遠慮します」
「いつもありがとうございます。こちらのお客様はお座敷にご案内で、カウンターは開いていますからすぐにご用意します」
と教えてくれます。
「ぶり大根は終わってしまいましたが、鯛のお頭か海鮮丼ならあまりお待たせしないです」
とアドバイスしてくれます。
私も今日は海鮮丼にしようと思っていたので、「全部のせ海鮮丼」をお酢ご飯でお願いしました。
お店ではお酢飯の時は「ちらし」の符牒で呼ぶようで、
「全部乗せちらし~」
と厨房に声をかけます。
カウンターに案内されると、小鉢類がセットされています。
何かいつもと違うな、と思ったら茶碗蒸しがありません。
質問しようと思ったら
「茶碗蒸しは出来次第お持ちします」
との事。
ちょっと前のめりな私でした。
小鉢に箸を付けているうちに、先に海鮮丼と味噌汁が出てきました。
ご飯を少な目で頼んだので、器も小さな丼です。
これならダイエットにも問題無し。
まずは港区屈指の味噌汁をひと口飲んでから、丼に山葵醤油を掛け回し、準備を整えます。
バラエティ豊かなお刺身が贅沢にのった海鮮丼に箸を入れて口に運びます。
「やっぱりここの魚は旨いなぁ」
と感激しているところに、アツアツの茶碗蒸しが運ばれてきました。
猫舌の私は、ヤケドしないように気を付けながら慎重に頂きます。
味噌汁は予定通りお代わり。
海鮮丼は少しずつ食べ進みながら、後半にマグロとホタテを残します。
気持ち良い接客と美味しい魚の大満足ランチを終えて、虎ノ門の事務所に戻ります。