灘の酒蔵を巡り、試飲と称してタダ酒を飲み歩くのです。
お付き合いいただけるのは飲み友達のAちゃん。
お楽しみのスタートは阪神電車魚崎駅。
灘は大きく分けて3つの酒蔵のエリアがあります。
今日巡るのはその中でも東側にあたる魚崎郷。
4つの酒蔵の記念館や資料館があります。
最初に訪れたのは櫻正宗記念館。
レストランも併設されています。
しかしお目当ては試飲。
櫻政宗の純米酒。
一杯飲んだらエンジンが暖まりました。
閉館時間の早い所から回らないと4つの酒蔵を全て回れません。
焦り気味にコースを西に取りました。
菊正宗酒造記念館を目指します。
趣きのある門構え。
充実した展示スペースでは、昔の日本酒の製造工程と当時の道具を見ることができます。
興味深いものばかり。
しかし目的は試飲。
非売品の生原酒をグイッと。
にごり梅冷酒というのも頂きました。
タダなら梅酒でもいいのです。
スタートが遅かったので、閉館時間を気にしながらの移動は早歩き。
汗が額を伝わります。
入館は16時まで、という白鶴酒造資料館に5分前に滑り込みました。
こちらは展示スペースも大きく、見応えがあります。
特別純米原酒蔵酒。
お一人様一杯と書いてありましたが、二杯飲んじゃいました。
山田錦純米吟醸。
これはふくよかです。
そのふくよかさを確かめるべく、もう一杯。
にごりゆず酒も。
にごり梅酒。
にごっていようが梅酒だろうが、どうでも良くなってきました。
梅酒原酒。
これはロックで飲りたいですね。
残念ながら氷のサービスはありません。
さすがに色々飲んで気が引けたので、山田錦純米吟醸をお土産に買い求めました。
なんとか魚崎郷4軒クリアができました。
最後は浜福鶴吟醸工房。
二階が展示スペースになっています。
ここは他の資料館と異なり、現在の工場が見学できるようになっています。
しかし目的は試飲。
ここは試飲が充実しています。
これだけの銘柄が飲み放題。
もとい、試飲放題。
生原酒初しぼり。
しぼり酒ならではの、バタバタ感がいい。
仕込弐号。
大吟醸米治。
蔵出し生にごり酒。
純米吟醸米治。
別のお客さんが
「オススメは何?」
と試飲コーナーの係の方に聞いて
「うちにオススメはありません」
と返されていました。
「お酒は好み。ご自分の気に入るものを見つけてください」
と実にごもっともな解説。
そこで私は今の時期しか飲めない生原酒初しぼりをおみやげにすることにしました。
魚崎の町を汗をかきながら歩きまわって日本酒を試飲しまくり、実際の飲酒量以上に酔いが回ったようです。
ビールが飲みたくなりました。
これから神戸に行って、今日のもう一つのお楽しみ企画、神戸餃子のハシゴをするのです。
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