2015年3月3日火曜日

出張ランチはお江戸のトレンドのキャッチアップ。汐留のあら焼鶏白湯「カシムラ」でその評判をチェック

東京を離れて4年。
あんなにラーメンを食べ歩いたラーメン評論家気取りの私も、最近はお江戸の事情にすっかり疎くなりました。
スープのトレンドや具材や盛り付けの変化など、すっかり浦島太郎です。
今日は、貴重な出張ランチをそのリサーチに充てました。

昔ながらの和食の店で温故知新という考えもあったのですが、それは前回新橋駅前ビル1号館のさかな亭で実行したので、今回は新規調査。
汐留イタリア街の外れにあるカシムラ


あら焼鶏白湯というのが、この店の特徴。


あら焼鶏白湯はノーマルと濃厚、さらにはつけ麺があります。


牛スジ煮込みカレー麺というのもありました。
かなり惹かれます。
次回はこれにしよう。


ランチタイムサービスは麺の大盛か半ライス。
+50円で〆メシにできます。
事前調査により、これを発注予定。
お米は宮城県産ひとめぼれ。


入口で食券を購入。


春期限定の蛤そばというのもあるようです。
なかなか良い線を突いています。


〆メシとは、要はご飯なのですが、チーズか温泉卵がトッピングされていて、そこにスープをかけて食べるのです。
いわゆるリゾットやラー茶のようなもの。


卓上の調味料。


改めてメニューを見ていたら、本日の鮮魚産地は黒板をご覧くださいと書いてあります。


これらのあらを焼いて出汁に使っているのです。
それを鶏白湯と合わせるというところが創作。
昨今の東京の鶏白湯ブームは、大阪では知る由もありませんが、もはや単なる鶏白湯だけでは差別化が難しいのでしょう。


7、8分待って出てきました。
あら焼鶏白湯そばと〆メシ温泉卵

 
やや濁ったスープはあら焼のせいでしょうか。


〆メシには温泉卵と青葱。
これもあって、今日はラーメンには煮玉子のトッピングは付けませんでした。


チャーシューは鶏。


竹の子が焼いてあります。
いわゆるシナチクではないようです。


青さが磯の香りを引き立てます。
煮玉子はデフォルトで半個。
スープには刻み玉葱が浮いています。


 センターには白髪葱と青葱、赤い糸唐辛子がアクセント。


まずはスープを一口。
あらの臭みを想像しましたが、複雑な魚介の味はするものの苦味やエグみは感じられません。
処理がしっかりできているのでしょう。
鶏白湯特有のドロリ感やざらつきも無く、新ジャンルであることがわかります。


鶏チャーシューは脂の少ない部位。


細めのストレート麺はスルスルと喉越しも良好。


大きな焼き筍(当店では竹の子と呼んでいます)は面白いアイデア。
シナチクのような味付は無く、筍そのままを焼いているようです。


青さとも絡めて。
好きなタイプのラーメンです。


あらが見つかりました。
何のあらでしょうか。


ラーメンを食べ終わった所で〆メシ
残ったスープをご飯にかけます。


これくらいヒタヒタにしました。


温泉卵に箸を入れます。
たまご好きの私のテンションが上がる瞬間。


レンゲで掬って。
これは堪りません。


もっとスープを入れてみました。
最後はラーメン茶漬け。
麺を残してラーメンライスにしても良かったな、とちょっと後悔。


完食完飲です。


やはり江戸のラーメン事情は日々進化しているのだな、と実感。
次回は出張帰りにラーメンを連食して帰ろうかと考えました。
「最近、食も細くなったから昔みたいに連食は無理かもなぁ」
と思いましたが、よく考えたら炭水化物ダイエットのことを忘れていました。



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カシムララーメン / 汐留駅御成門駅大門駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

 

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