かねてから乗ってみたかった九州新幹線を使って九州各地のB級グルメを食べ歩こうという壮大な企画の実現です。
新大阪から鹿児島中央まで直通で一本。
のぞみと同じN700系ベースですが、指定席はグリーン車と同じ片側2列という贅沢。
新幹線といえばビール。
旅行といえば茹で卵。
朝ご飯代わりにいただきます。
気ままな一人旅の始まり。
トンネルが多くて景色があんまり楽しめなかったのはちょっと残念でしたが、乗り心地は快適。
いづろ交差点。
今でも活躍する市電が懐かしくも新鮮。
居酒屋仲間の友人の紹介で尋ねたのは、いづろ交差点から少し奥に入った所にあるのぼる屋。
昭和レトロな木造民家がそのままお店となっています。
期待が高まります。
店内はカウンターだけ。
混み合うときは2階も使うようです。
従業員はお母さん世代の女性ばかりで柔らかい雰囲気。
有名人の色紙がいっぱい。
赤塚不二夫の色紙も。
店内には大鍋がいくつもあります。
中を覗かせてもらいました。
左が麺を茹でる鍋、右がスープ鍋。
豚骨スープがグツグツ煮えています。
麺が鍋の横に置いてありました。
1,000円というお値段はちょっと高いかな、と思いましたがその価値は後ほど判明します。
卓上のレンゲと調味料。
座ると自動的にラーメンの制作が開始され、大根の漬物が出てきます。
待つこと5分。
ラーメンが出てきました。
見た目はあまり脂濃くないようです。
脂のないもも肉を使ったチャーシューは薄切り。
スープを一口飲んで驚きました。
クリアな豚骨スープは臭みもなく、懐かしく優しい昭和の中華そばにも通じるもの。
「よかったら使ってみてください」と出された焼き唐辛子と刻みにんにく。
豆もやしが麺の下からいっぱい出てきました。
唐辛子を入れるとさっぱりしたスープにもパンチが加わりました。
しかし私の身体からも大量の汗が。。。
スープの優しさは私の豚骨ラーメンの概念を変えるものでした。
お勘定を済ませると、お店の方から茶色い紙袋と絵葉書を渡されました。
観光客だと人目でわかったからか、おみやげです。
中にはボンタンアメが二箱とみかん。
鹿児島弁のお母さんたちとのコミュニケーションはちょっと取りづらかったですが、素晴らしいレトロな店と懐かしい味と人情の優しさに触れた意味のある1,000円ラーメンでした。
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