「お盆も張り切って営業しまっせ~」
というママさんの話を聞いて、居酒屋難民になりそうな今日こそ行くべきだ、と早速水曜日に予約を入れました。
新地は閑散としていて、歩く人も見かけないほど。
約束の18時半に訪問です。
個人のお宅にお邪魔するようなエントランス。
入ると靴を脱ぐので尚の事そう感じます。
今朝、ママのブログをチェックした時は、「予約は現時点でお一人さま」と書かれていました。
「まさか私だけなのかな」
と思いながらドアを開けると、既に結構お客さんがいらっしゃいました。
ご常連さんに挟まれるようにカウンターの真ん中の空席に座らせていただき、玉鬘初心者の私はまず生ビールを頂いて、ご一緒した皆さんにグラスを掲げてご挨拶。
カウンターの上にセットされたお盆の上に、小鉢にのったお料理が出て来ます。
このお店はお料理とお酒が込みの料金定額制となっています。
いわゆるおまかせスタイル。
突出しはカニといくら。
いきなり贅沢な気分です。
温泉卵。
大好物なので、嬉しい。
「人間国宝の方の清水焼なんよ」
とサラッとママは言いますが、器を持つ手が緊張してしまいました。
れんこん。
ちょっとずつ、しかもお酒にピッタリのアテが出て来ます。
「みなさ~ん、東洋美人を開けますよ~」
とママ。
会員諸先輩方を差し置いて、新米の私が口開けをいただきました。
ママが注いでくれました。
いつも手酌の店しか行かない私は、こそばゆい感じ。
山口県萩市の澄川酒造場の純米吟醸。
山田錦に由来する程よい米の旨味を感じさせ、尚かつ上品で透明感も感じます。
そして何よりこのボヘミアングラス。
内側の緑の葉が、まるでお酒の中に浮かんでいるように見えます。
日本酒と合わせる使い方は、なんとも憎い演出です。
ほたて炙りの磯じまんのせ。
昭和世代のお客さんが中心なので、こういう料理が受けるのです。
「やっぱり磯じまんですよね~」
「私はなめ茸も大好きなんです」
などと常連さんと話していると、さっとなめ茸が出て来ました。
優しい気配りのママ。
目の前で、また何やら贅沢なものが作られ始めました。
生ホタテのウニのせ。
あっという間に、理想的なアテの小鉢が並びます。
ママの楽しいトークに新参者の私も次第にリラックス。
そんなママを慕って集まる会員さんたちなので、戸惑い気味の私にも優しい手を差し伸べてくれます。
お隣に座った素敵な女性からもお酌を受けてしまいました。
鯛の刺身。
「玉鬘自慢の消しゴム切りです!」
とママ。
「こんなに分厚く切る店ないでしょう?美味しいもんはしっかり食べて欲しいから。薄く切るのはフグだけです」
という説明に、ママのお客さんに対する思いが伝わってきました。
「今日は気分がええから、磯自慢も開けちゃおう!」
と冷蔵庫から銘酒が出て来ました。
静岡県焼津市の磯自慢酒造による純米吟醸は兵庫県東条町の特別A地区特上米を主に使用。
先ほど話題になった磯じまんとのツーショット。
こちらの磯じまんは大阪市都島区。
浪速のソウルフードです。
フルーティーな香り。
豊かで奥深い味わいがあり、後は切れて行く感じ。
スッとたらこが出て来ました。
日本酒が引き立つアテを、絶妙のタイミングで出してくるママ。
おもてなしの心です。
ご常連さんが北海道の市場で買ってきたお土産のとうもろこしのお相伴に預かることになりました。
ご常連さん自ら厨房に入り皮を剥きます。
皆さん楽しそう。
撮影・掲載許可済み |
撮影・掲載許可済み |
本当に良いとうもろこしは、何も味をつけないでそのままが美味しいのです。
それぞれに特徴のある種類違いですが、とても甘みがありました。
「皆さん、ご飯たべません?玉鬘名物の二色丼を出しますよ」
と富山県産こしひかりの袋をドンと出してきました。
しかし実は、この後カラオケ大会になって、誰もご飯を食べないまま帰るというオチ。
撮影・掲載許可済み |
私からもママさんにご返杯。
撮影・掲載許可済み |
そして厨房のママ、お手伝いに入っていた女子大生ブロガーのらんらんちゃん、更には私の並びのとてもフレンドリーにしてくださる女性の4人に囲まれた役得な乾杯。
またもやアテが。
昆布と磯じまんです。
「カラオケ歌う?」
といつの間にかそんな雰囲気となり、昭和のカラオケ大会に。
気が付けば0時前。
おみやまで頂いて、北新地駅へ。
ママの明るく楽しく、そして美味しいおもてなしを受けて、初めての「夜玉」を堪能しました。
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