立石で素晴らしい「宇ち入り」を済ませ、餃子の「蘭州」に向かいますが、ご主人の腰痛が再発したようで、お休み。
心配です。
ご一緒いただいている酒場仲間のしろくまさんの先導で、仲見世商店街のまぐろや、鈴屋、愛知屋でお土産を購入し、百均で保冷バッグを買う案内まで完璧なホスピタリティ。
京成線に乗って船橋に移動します。
沿線住民の我々には立石と共にベストな途中下車スポット。
今日の狙いは「増やま 本店」です。
ちょうどピークの時間帯だったので、15分ほど待ちましたが、以前のお店と違ってオオバコになったので、それくらいで入れるようになったのは御の字です。
テーブル席に向かい合わせの相席で着席し、まずはキイロを頼みます。
いわゆる下町ハイボール。
絶賛ダイエット中ですが、今日はせっかくの親友との一献ですから野暮な事は言いません。
オーダーはしろくまさんにお任せします。
ホワイトボードのオススメから、ホンビノス酒蒸し、イワシとサンマの刺身盛り合わせ、岩海苔と海鮮ものを頼みます。
ここのホンビノスは地元産。
ずいぶん埋め立てられたとはいえ、東京湾の千葉県側は昔から遠浅で貝が豊富に穫れるのです。
美味しいエキスが出た汁は、残さずに飲み干します。
もちろん青魚も岩海苔も、鮮度抜群なネタが格安で頂けます。
アルコールは黒ホッピーを頼んで、キープしてあるキンミヤを割ります。
ここからはそれぞれにマイペースで。
枝豆、銀杏と季節の移り変わりのリレーのようなつまみを同時に楽しみながら、酒場談義に花が咲き、手酌のホッピーも進みます。
この枝豆も船橋の茶豆だそう。
博識のしろくまさんです。
彼が気を利かせて頼んでくれたのはぬか漬け。
味の素を多めで、という私のリクエストも覚えていてくれました。
キープボトルなので金宮は濃いめ。
ソト一本で三杯のペースです。
ポテサラを挟んで、更に私の大好物の納豆オムレツ。
フワトロの絶妙な焼き加減が最高です。
ここで禁断の揚げ物。
ゲソ唐揚げは実に美味ですが、一つにしておきます。
お腹も膨れてきましたが、話は尽きないので、しろくまさん推奨の塩昆布キャベツと白菜漬で繋ぎます。
塩昆布はやはり神だと思う料理の引き立て役。
白菜漬もピリ辛加減がナイスです。
揚げ物が名物の当店で、最後のつまみはカキフライ。
大好物ですが、ダイエット中の私は避けているメニュー。
しかし、禁じられたものほど美味しいもの。
揚げたてのカキフライをタルタルソースにつけてカリッしたと衣を齧れば、中からプリプリのカキが現れます。
二時間の飲み会ですっかり出来上がった私は、立石で買ったお土産を抱えて、京成線に乗り込みました。