2015年11月29日日曜日

大好きな広島へ四度目の旅⑨ 小学生の時から行ってみたかった「音戸の渡し」と「音戸大橋」。その夢が遂に実現

過去二回の呉への旅で、どうしても実現できなかったことがありました。
今回も呉に旅に来た目的は、それを果たすためでもあります。
それは、音戸行くことです。


珍来軒で絶品呉冷麺を食べた後、広電バスに乗ります。


バスに揺られること20分。
音戸が見えてきました。


これは第二音戸大橋


音戸渡船口バス停が下りると、すぐそばに渡船場があります。
何とも味わいのある、古い建物です。
帰りのバスの時間を見ると、本数が少ないため呉駅からの電車に間に合いません。
思案しましたが、ここからはタクシーで帰ることにしました。


かつては、ここに人が常駐する切符売り場があったのでしょう。
島民は経済の中心である呉市内へ通勤・通学するために渡峡を繰り返し、その渡船はピーク時で1日250往復していた記録が残っています。


大人70円。
朝5時半から21時まで運航。


広島弁の看板に、思わず微笑んでしまいます。


時刻表はなく、一人でもお客が乗ればすぐに出港し、また、対岸の桟橋に人が見えればすぐに迎えに来てくれます。
江戸時代から続く渡船は、最大4ノットの急潮と行き交う船の多さで知られる音戸の瀬戸90mを片道3分で結ぶ日本一短い定期航路。


南側に見える音戸大橋
1961(昭和36)年、瀬戸内海における初めての離島架橋事例として「音戸大橋」が架けられました。
私が生まれた年です。


音戸の瀬戸は、大型船舶も通る海峡です。
そのため、大きな桁下制限が設定され、航路を確保する都合上、海峡中央に橋脚を建設することが出来ず、さらに問題となったのが倉橋島側は用地が少ないことでした。
そこで考えられたのが、倉橋島側を当時前例のない規模で螺旋状の高架橋とすることでした。


平安時代に日宋貿易の航路として1167(永万元)年、平清盛が沈む夕日を扇で招いて1日で開削したとの伝承「日招き伝説」が残る海峡にかかることから、塗装の朱赤は、共に平清盛と関係深い厳島神社の大鳥居の色に合わせています。
小学生の私が、社会の参考書で見たこの橋の美しさに惹かれて以来、50年近い歳月を経て、遂に自分の目で実物を見ることができました。


50年が経過したことより交通量増大とそれに伴う慢性的な交通渋滞に対応するために、警固屋音戸バイパスが整備され、2013(平成25)年、第二音戸大橋が架けられました。
2橋間の距離は約350m。


桟橋で写真を撮ったりしていたので、私が渡船に乗らないと思っていたのかもしれませんが、対岸の船に向かって手を振ると、渡船がこちら岸に渡ってきました。
まるで海上タクシーのようです。



船が桟橋に横付けされました。
渡船料を払って乗船します。


海峡横断証明書が100円で手に入るようです。
帰りに買って帰ろうと思っていたのですが、この後島側からタクシーに乗ったので、買いそびれました。
残念です。


初代音戸大橋には整備されていなかった歩道が第二音戸大橋では整備されたため、音戸渡船の利用者が減少する可能性があるとして、地元から渡船支援の声が挙がっています。


船から見る音戸大橋。
感動します。

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音戸第二大橋から島側の眺め。

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大きなフェリーが近づいてきました。
現在でも1日あたりの船舶通行量が約700隻と、最小可航幅60mの航路に1000トン級の大型船舶も通る、「瀬戸内銀座」、「瀬戸内海の難所」と呼ばれる海峡です。


その難所を小さな渡船で素早く横切り、桟橋に横付けしなくてはなりません。
熟練の技が求められます。

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ちょうど松山行きの大型フェリーが、私の乗った渡船のすぐ横を航行します。


フェリーからの引き波で渡船が大きく揺れました。


そんな揺れにも関わらず、手際よく渡船を横付けにする船長。


早速上陸。
巨大なループを見に行きます。
思えば、私の構造物フェチの原点は、ここにあったのかもしれません。


確か、小学校の時に見た写真は上からだったと思います。


対岸の音戸の瀬戸公園からのものだったのでしょう。


念願の音戸大橋。
しかも、新しい音戸第二大橋も一望に。
今、自分がここに立っているのが不思議です。

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倉橋島側の音戸町は古い町並みが残っています。


帰りの時間があるので、ゆっくり見て回ることが出来ないのが残念です。



実に静かでゆっくりした時が流れています。
私もこのゆっくりした時を共有したかった、と残念でなりません。


狭い路地に、懐かしさを感じます。


この町には昔ながらの丸いポストが三か所あるそうですが、時間が無くて見て回ることはできませんでした。


海岸からは急な斜面になっています。


路地に可愛い猫たちがいました。


再び海峡へ。
船で呉市側に戻ってからタクシーに乗ろうと思っていましたが、目の前にタクシー会社があって、一台客待ちをしていました。


島側からタクシーに乗ったことで、思いもかけず橋を車で渡ることができました。


ループを上り詰めるとその先に赤い橋梁が見えます。
大興奮です。


かつては有料道路で、ここには料金所がありました。


窓の向こうには第二音戸大橋。


対岸のループを下りて呉市側へ。
ほんの数分の夢のような時間。


60歳半ば位でしょうか、とても人懐っこくて親切な運転手さんでした。
島育ちの運転手さんは、朝日も夕日も綺麗な島が大好きだと言います。
人混みが嫌いで、広島にも行きたくないそうです。
私が大阪から旅行で来たことを告げると、元気なうちにいろんなところに行った方がいい、とおっしゃいます。
途中で観光案内を織り交ぜながら、私を呉駅まで運んでくれました。


なんとか快速に間に合いました。


この後、広島駅の近くで、行きたいラーメン屋があるのです。




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