2015年9月13日日曜日

遥かなる熊野三山詣と温泉巡りツーリング再び⑨ 新宮の徐福伝説にちなんだ「徐福寿司」で名物さんま姿寿司をお土産に買って、雲取温泉で命の洗濯。帰りは一気に大阪まで4時間ライド

那智熊野大社から大阪への帰路、再び新宮へ向かいます。
ちょうど、この日の17時から太地町方面に延伸する那智勝浦新宮道路の開通式の準備が進んでいました。
しかし、まだまだ和歌山県は広く、そして大阪からは遠い。



新宮駅の近くに、有名な徐福公園があります。
徐福は今から二千二百年ほど前、中国を統一した秦の始皇帝に仕え、その命により、東方海上の三神山にあるという不老不死の霊薬を求めて三千人の童男童女を引き連れ、この熊野に渡来したと伝えられています。
いわゆる「徐福伝説」です。


平成6年8月、「徐福の墓」を中心に極彩色豊かな中国風楼門を配した整備を行われ、「徐福公園」としてオープンしました。


徐福公園のシンボルとして、また徐福のイメージを鮮明にするために建立したこの徐福像は、優しく慈しみ深い表情を浮かべ、来園者を温かく迎えています。
高さ1.9メートル、重量1.5トンの御影石でできています。


徐福の墓。
墓碑は二段の台石の上に建っていて、高さ1.4メートル、幅50センチの緑色片岩で元文元年(1736)建立です。
墓碑は紀州藩祖徳川頼宜が儒臣の李梅溪に書かせたもの。


徐福一行は、この地に自生する「天台烏薬」という薬木を発見しましたが、気候温暖、風光明媚、更には土地の人々の暖かい友情に触れ、ついにこの地を永住の地と定め、土地を拓き、農耕、漁法、捕鯨、紙すき等の技術をこの地に伝えたと言われています。


不老の池には、七重臣にたとえた七匹の鯉が泳ぎ、石柱には七重臣が有していた七つの徳「和」「仁」「慈」「勇」「財」「調」「壮」が刻まれています。
不老の池は文字どおり「不老長寿」を得る泉です。
池の傍らには七本の天台烏薬が植えられ、その根本から生命の水がしたたり落ちています。
生命の水を受け、ゆっくりと泳ぐ七匹の鯉は、優雅さと生命の力強さを象徴しています。


新宮市民にとって、「徐福伝説」は身近なものなのです。



徐福公園と目と鼻の先の新宮駅。


駅前ロータリーに面して徐福寿司駅前店があります。


現在は営業していませんが、本店が徐福公園のすぐそばにあったことから、この名があるお店。


勝浦漁港でまぐろ尽くし朝ご飯を食べ過ぎて、ランチタイムでもお腹が空きません。
そこで、この店の名物さんま姿寿司をテイクアウトして、大阪に帰ったら、これをアテに一杯飲もうという計画です。


駅弁を意識したお持ち帰りがメインの店頭ディスプレイ。


しかし、店内は普通のお寿司屋さん。
カウンターと小上がりがあります。


さんま姿寿司だけを持ち帰ろうと思っていましたが、何やら旨そうな巻寿司がいっぱいあります。
ついつい欲が出て、四種類購入しました。


何とも懐かしい、地元向けのJRの列車時刻表。
田舎はこれ一枚で収まるのです。


更に懐かしいアイテムを見つけました。
お茶のプラスチックボトルです。
昔は車内販売の方が、これにティーバッグを入れて、お湯を注いで渡してくれたものです。
ペットボトルが当たり前の今の時代、そんな風物を、いったいどれほどの人が知っているでしょうか。


ちょっと買いすぎたかもしれませんが、ランチ抜きの晩ご飯ですからいいでしょう。




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国道168号線を新宮川を遡るように走ります。


途中から県道230号線に折れて、高田の山中を目指します。
この山奥に、お湯が青みがかった淡い乳白色の温泉があります。 


鮎釣りをする釣り人の姿が見えます。


20分ほどで着きました。


雲取温泉
熊野那智大社の石段でかいた汗をここでさっぱりと洗い流そうと来たのです。


日帰り湯も可能な宿泊施設だけあって、山奥ながらも施設は立派です。


内湯の大浴場。


天台烏薬風呂という薬湯があります。
まさに徐福が発見したという、あの薬草です。
不老不死とは言わないまでも、浸かっていると、みるみる疲れが取れていきます。


露天風呂に行ってみました。


外は美しい高田川の渓流。
先ほど鮎釣りをしていたポイントの上流になります。


勢い良く流れ出る温泉の音以外、何も聞こえない静寂が、はるばる遠くに来たことを感じさせます。


確かに青味がかった乳白色の湯。
肌ざわりはとてもなめらかで、またまたお肌がツルツルになりそうです。




時計は15時を回りました。
ナビを見ると、ここから大阪の自宅まで4時間と出ています。
やはり、遠い。

熊野三山に別れを告げる前に、川湯温泉に立ち寄りました。
川底から絶えず湧き出す70度以上の源泉に、熊野川の支流大塔川が混ざり合い、程良い温泉が出来上がります。
冬は大な大露天風呂「仙人風呂」が作られるのですが、3年前に宿まで予約したのに積雪で行くことができず、涙をのんだ温泉です。


夏は川遊びで冷えた体を温めるのにもってこい。
そんな家族連れが河原にいました。




ここからは一気に大阪に向けて走ります。
国道311号線。




北へ分岐して国道424号線で有田へ。
来た時と同じルートですが、田辺から高速に乗るよりも、絶対このルートのほうが早くて快適だ、と新宮で会った地元のO君からも聞いたからです。




快適な二車線、ほとんど車がいないルートを快走し、有田ICから阪和自動車道へ入ります。



4時間を少し切る時間で大阪まで帰ってきました。
 


荷解きをして、シャワーを浴びて、ようやく晩ご飯。
本日の戦利品を食することにします。


手前が名物さんま姿寿司
奥は昆布寿司玉子巻き寿司


熊野灘のさんまを丸ごと10日から1ヶ月の間塩漬けし、更に古座川の柚酢に漬けて風味付けしたもの。
保存食から発達した、1500年の歴史を持つ郷土料理。
海路以外の交流が困難であった時代の先人の知恵。


アタマとシッポもそのままです。
味は塩漬けの割には、さっぱりとしていて、パクパクと食べられます。


熊野三山にお供えした昆布を使って作ったのが始まりという昆布寿司。
大阪から仕入れた昆布やごぼう、かんぴょうをまぐろの出汁でじっくり煮上げ、旨みが凝縮されています。


玉子巻き寿司は「日本一のこだわり卵」というブランド卵を使用し、出汁だけでふっくらと焼き上げた玉子で巻いています。
巻芯は、昆布巻きの昆布を炊いた出汁を使い、かんぴょうとゴボウに旨みを含ませています。
全ての素材を無駄なく使うのは、食糧事情が厳しかった熊野の土地柄でもあるでしょう。
クジラやイルカの話を思い出しました。


熊野牛のり巻寿司熊野牛昆布巻寿司


和歌山県の高級和牛である熊野牛で当店自慢の巻芯ごぼうを包み、すき焼き風に味付けして、それを海苔と昆布の巻き寿司に仕上げたものです。


この店の寿司は、巻芯の具がとても美味。


贅沢な熊野牛を使いながらも、素朴な味わい。
郷土色を感じます。


いささか食べ過ぎましたが、今日はランチ抜きなので良しとしましょう。
遙かなる熊野三山詣と温泉巡りツーリングは、充実した二日間となりました。
道中無事故で帰ったこれたのも、神様の御加護。
どうも、ありがとうございました。

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徐福寿司 駅前店寿司 / 新宮駅

昼総合点★★★☆☆ 3.3