今日は定時過ぎには仕事が終わったので、帰り道にある南扇町の旬味ひげで一杯やることにしました。
「今日は早いですね!」
とマスター夫妻。
別に決めているわけではありませんが、私がこの店に顔を出すのは19時から20時が多いそうです。
きっと、残業になると足が向くのかもしれません。
まずはひとりで乾杯。
自分にお疲れ様。
今日のオススメから小松菜とあげさんのたいたんを頼みます。
もう一品、名物料理のじゃこみょうが。
いいスタートです。
ふと見ると、もう店内は満席です。
続いて、やはり今日のオススメから、天然カンパチ造りとサワラ焼霜造りを半々で。
これはどれも旨そうです。
カンパチは山葵醤油で。
カンパチらしい歯ごたえ。
脂がのっています。
サワラ焼霜造りは、もちろんレア。
カンパチ以上の脂ののりです。
焼酎は、キープしてある赤霧島をロックで。
カウンターのお隣に座った男性二人は、霧島酒造の大阪支店の営業さんだとママさんから紹介を受けました。
「いつも美味しくいただいてます」
とご挨拶。
こんなところで名刺交換です。
「今日はカキがあるんですよ」
とマスター。
私の牡蠣好きをよくご存知です。
「あれ、でもオススメに書いてないよ」
「カキきれなかったんですよ」
とダジャレです。
数量限定、こっそり貰った大きな厚岸の岩牡蠣。
ツヤツヤ、プリプリ。
海のミルクとはよく言ったもの。
実に濃厚です。
お店に入った時から
「キープしておいてね」
と頼んだサンマの塩焼き。
マスターが、私の料理の進み具合を見て、焼き始めてくれました。
そんな気配りが嬉しいお店。
いい面構えです。
はらわたから一気に攻めていきます。
綺麗に頂きました。
週末に新宮にツーリングに行って、私の髪の毛を切ってくれていたスタイリストのO君に会った話をママにしました。
ママもO君に切ってもらっていて、彼が郷里の新宮に帰る時にはこの店で彼の送別会をやったのです。
あれからあっという間に一年以上。
私とひげの付き合いも、ずいぶん長くなりました。
まだ20時半。
ちょっと飲んでいこうかな、とガラスのドアを開けました。
いつもの止まり木、バーホワイトラベルです。
タマゴサンド。
この日はなかなか次のお客さんが現れませんでした。
スタッフのKさんとサシ飲み。
こんな時は、腰を上げるタイミングが難しい。
そこへ現れたのは酒豪のNさんです。
「ああ、もう帰れないな。そして今晩もソファで寝落ちだな」
と覚悟を決めて、ハイボールのお代わりを頼みました。
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