前回は3年ほど前だったと思いますが、彼に急用が出来て流れてしまいましたので、実に久しぶりの一献となります。
彼とは以前の部署で仕事の繋がりも深かったのですが、何よりも飲食のスタイルが極めて合うことから、よく情報交換をして盛り上がっていました。
フェイスブックで繋がっているので、3年ぶりという印象はありませんが、それは何とも現代のSNS社会らしい話。
17時半の定時に私は彼と支社の1階ロビーで待ち合わせ、飲みに繰り出しました。
彼は18時40分マルビル発のリムジンバスに乗らなければなりません。
「大丈夫です。いい店、見つけておきました」
と私。
全国的に話題になった梅田の地下街の飲食店の立退き問題。
その中の一つ、阪神電車改札脇のぶらり横丁にあった小さな串かつ屋七福神が、大阪駅前第4ビルに移転して営業しているのです。
なかなかに旨い店な上に、串かつですから好きな分量だけ、飲んで食べられて、しかもマルビルまでも5分と、今日のシチュエーションには願ったり叶ったりの店。
すっかり綺麗になって、往時の味わい深い風情は無くなりましたが、店内が広くなったので、入れないということは無さそうです。
こちらはかつての七福神。
過去ログから |
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懐かしい看板が新しいお店に飾ってありました。
「お飲み物はどうされますか?」
と聞かれます。
もちろん生ビール。
再会を祝して乾杯です。
以前は6、7人も入れば満席の店でしたが、新しい店のコの字カウンターには20人は座れそうです。
盛合せ6本セット(660円)を頼みました。
これで探りを入れつつ、様子をみて展開を考えるというのが、串かつの良さ。
定番の牛串かつ。
エビ。
しし唐。
この店はだるまに代表される肉厚なアメリカンドック的衣ではなく、かなり薄めのサクサクとした衣で、素材の味も楽しめるのが好きな理由。
プレーン酎ハイにチェンジ。
生キャベツをムシャムシャ食べながら、私はN次長に話しかけます。
「酒飲みって、すごく健康を意識するよね。そもそも串かつ食べてて、生キャベツもしょうがない気もするけど、キャベジンだから、と思ってメッチャ食べちゃうんだよね」
「トマトハイとかいうのも変ですよね~。トマトジュースならいいいけど、ハイですもんね」
とN次長。
「そうそう、僕なんか玉ねぎハイって身体に良さそう、って大井町のとんかつ屋で飲んだことあるなぁ。だいたいとんかつをアテに飲んでる時点でダメだよね」
こうした自堕落な酒飲みオヤジの共通トークが出来るのが楽しい。
うずらの玉子。
紅生姜と若鶏をN次長に勧めました。
紅生姜はだし醤油で。
浪速らしい食材にN次長も驚きです。
若鶏は骨付きのチューリップ。
これはソースで。
とてもジューシー。
今度はハイボールにスイッチ。
時間を計りながら、もう少し追加します。
ウインナー。
赤いのが嬉しい。
しいたけ。
野菜を意識している自分が可笑しい。
「僕はね、じゃこおろしとか必ず頼むんですよ。ジアスターゼは身体にいいしね」
と、まだその話をする私。
にんにく。
これは、滋養強壮を意識しています。
酒にまつわる、実にくだらない、でも、とても楽しい話は尽きません。
しかし、時計は無情にも19時半。
お会計を済ませて、地下街を抜けマルビルへ向かいます。
ちょうど5分前にリムジンバスのバス停に彼を送り届けることができました。
「今度は東京で飲みましょう」
と固い握手を交わし、別れました。
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串かつ 七福神 (串揚げ / 東梅田駅、梅田駅(阪神)、北新地駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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