上野公園の花見から「西口やきとん御徒町店」へと展開した家族5人の「ファミリー花見会」は、当然ながら家訓である「はしご酒」を実践すべく、もう一軒流れます。
最初に覗いたガード下の立ち飲み「味の笛」はオオバコにも関わらず、全くスペースがありません。
その隣の「佐原屋」にも振られてしまいます。
ダメ元で吉池の裏の路地にある中華珍満をチェック。
そもそもマックス4人のテーブルしかない店に5人と言うチェレンジングなアイデアですが、二組待ちと比較的行列も短かったので並ぶことにしました。
私とこの店の付き合いは東京転勤以来ですから、もう30年になります。
このあたりも再開発ですっかり変わりましたが、この路地は昔のまま。
結局20分近く待ちましたが、4人掛けのテーブルに、丸椅子を追加してもらい、5人ギュウギュウ詰めで座ることができました。
さっそく乾杯。
お酒の種類は限られている町中華なので、瓶ビールで。
オーダーは餃子三皿とやきそば二人前。
いずれも当店自慢の人気メニューです。
いつ頃からは覚えていませんが、パンチパーマのホール係のお兄さんは10年以上は働いているはずですし、中国人女性のホール係もかなり長いはず。
厨房は、私が通い始めた頃とはメンバーが入れ替わっていますが、いつも年配の、動きがスローな調理人さんばかり、というのはあえての採用方針なのかと勘ぐってしまいます。
そんな歴史を息子たちに説明しているうちに、餃子が二枚先出しで出てきました。
私は酢胡椒で頂きます。
野菜がたっぷり入った手のし餃子は、いつ食べても実に旨い。
そこへやきそばが登場。
長男だけがこの店は初めてで、そのビジュアルに驚きます。
極太の麺はまるで焼うどんのよう。フニャフニャで箸でつまむと切れてしまうほど。
それでもなぜだか癖になるジャンクな味なのです。
味付は醤油と中華スープ、味覇。独特の化調感が堪りません。
しかし今日は味付がいつもより薄かった気がします。
「この店は30年、どれだけ厨房のスタッフが変わっても、味が変わらない世界七不思議のひとつなのだ」
と自慢げに講釈していた私は、面目丸つぶれ。
もっとも、そもそも面目などないのですが。
飲み足りない三男と私は紹興酒をオーダーしてロックで頂きます。
長男がいつの間にかオーダーした焼飯(炒飯)。
「焼きめし」というメニュー表記は大阪っぽいですが、炒飯とは異なるというお店の主張が感じられます。
残りの餃子が出てきました。
ちょうど売り切れ。
ラッキーでした。
紹興酒をお代わりし、味付け玉子をつまんでフィニッシュ。
楽しかった恒例「ファミリー花見会」も、無事お開きとなりました。
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