2022年12月29日木曜日

大阪ナンバーワンラーメンの座を常に争う老舗「カドヤ食堂」。寒風の中1時間半並んだものの、温かい接客と滋味深い味に大満足


大阪グルメソロ活二日目。
昨夜は足繁く通った止まり木のバー「ホワイトラベル」で午前様。
ランチから5軒ハシゴでダウンしてしまい、もっそり起きてホテルの大浴場で朝風呂にゆっくり浸かって強制再起動。
元気になったので、プラン通り出かけます。
向かったのは西区西長堀。
ラーメン激戦区大阪で常にトップ争いを続ける人気店の一つにして、唯一の老舗でもある「カドヤ食堂」
予想通りではありましたが、11時の開店時、既にディズニーランドの行列は三重になっています。
並び始めた途端に、鶏めし売り切れコール。
まだ開店直後です。


テント看板には総本店の名を冠しています。
この店で修業した人が独立し、それぞれに大阪で名店となっていることを考えれば、確かに総本店。
とはいえ、弟子たちの店は「カドヤ」の名を冠さないことが条件だと聞きます。
「独立した以上、自分らしさを出せ」という店主の教えのようです。
私が大阪赴任時代に住んでいた南森町でお気に入りだった「らーめん颯人」もまさにそんな店の一つ。
今やその颯人も。今や開店と同時に札止めの超人気店となっています。


さすがにディズニーのようにスタッフが立っているわけではないので、行列の並びルールは看板に書かれています。


並んでいる間にメニューが回ってきます。
カドヤから独立したお店には、大阪赴任中に「らーめん颯人」の他「中華そばうえまち」、今はなき「カドヤ食堂今福鶴見店」と複数店行ったことがありますが、本店は初めて。
ネットでは確認済みですが、改めてしっかりと見直します。
なんと言っても時間はたっぷりあるのです。


食材へのこだわりも名店ならでは。


おみやげもあるようですから、家に買って帰りましょう。


そもそもカドヤ食堂は、その名の通り食堂として1957年に鶴見区で創業。
中華ソバが評判となり、二代目店主がラーメン専業店として再スタートし、2001年に現在の場所に移転したと聞きます。
今では、弟子たちの店とは別にドーチカの西梅田店クリスタ長堀店もあるので、それもあっての総本店というネーミングでしょう。
順番が近づいてくると店員さんが注文を聞いてくれます。
丁寧な接客で、寒風の中待つ身にはホッとします。


ようやく入口に近くなってきました。
開店21周年を祝うお花が届いています。
21年とは、中華ソバ専業になってからということでしょうか。


日差しは暖かいものの寒風吹きすさぶ外から、ようやく店内へ案内されましたが、まだ順番が来たわけではありませんでした。


着席したのは並び始めて1時間半。
さすがに疲れました。


程なく、注文したワンタンめんが出てきました。


ラーメンを覆うように、大きなチャーシューが二枚。


トッピングの煮玉子も。


シンプルなビジュアルですが、センターの薬味の葱が彩りのアクセント。


まずはスープをひと口。


優しい醤油の旨味が口の中に広がります。
寒い中、待った甲斐のある美味しさ。
醤油が優る味ですが、その奥に深みを感じます。


続いて麺を引き上げます。


細く繊細な麺は、腰やエッジなどとは無縁。
むしろ昭和の乾麺を思い起こす食感は、今時の麺とは明らかに一線を画すノスタルジックな食味と喉越しです。


チャーシューはトロトロです。


煮込まれて茶色くなったメンマはロングサイズ。


ワンタンには餡がたっぷり。
小麦の風味を感じる皮と共に、そのクオリティは高い。
これにしてよかった、と思える一品です。
6年連続食べログ100名店ですが、そういう他者評価とは無関係に旨い。


箸入れした煮玉子の卵黄は濃厚な黄身。
思わずテンションが上がります。


じっくりと味わって食べ進みますが、残念ながらゴールが見えてきました。


もちろん残ったスープは、飲み干します。


「お待たせして申し訳ありませんでした」
と、お会計の時も丁寧な接客でホッコリ。
予定通りお土産のラーメンも購入し、お店を後にします。


時間は、まだ13時前。
まだまだソロ活を楽しみます。

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昼総合点★★★☆☆ 3.7

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