年末の大阪ソロ活二日目の夜。
訪れるのは居酒屋「美尋」。
私が大阪赴任時代の4年間、数え切れないほど美味しい料理と楽しい時間を頂いた、大好きなお店です。
今日が年末最終営業日だということは、あらかじめマスターに電話で確認済み。
19時に予約を入れて、投宿したホテルからは目と鼻の先のお店に、やや緊張気味に向かいます。
なんといっても5年振りなのです。
元カノに会うような気持ちで懐かしい暖簾を潜ります。
飲食店にとって厳しかったコロナ禍を経ても、お元気で明るいマスターご夫妻に迎えられてカウンター席へ。
いきなり懐かしい顔とご対面。
Nさんご夫妻と、OちゃんMちゃんご夫妻。
昨日に続き、懐かしい友と会うことが出来ました。
あの頃と同じように、生ビールのグラスでスタート。
年内最終営業日とあって、小上がりも常連さんのグループが入っていて、仕事の早いマスターもさすがにてんてこ舞い。
カウンターの大皿料理から、とりあえずいくつかお願いします。
とはいえ、それもかつてのルーティン。
ポテサラ、山芋オクラ、牛スジどて煮を選びました。
生ビールはたちまち飲み干して、焼酎にチェンジ。
昔は三岳をキープしていたこの店ですが、今日はショット。
さつま美人をロックで頼みました。
大阪赴任中に住んでいた南森町のマンションの隣にあったバー「ホワイトラベル」のマスターに「日本一旨い居酒屋」と紹介されて初めてこの店に来たのが2012年5月1日。
その日に一升瓶のボトルを入れたのが、さつま美人です。
そういえば、マスターの奥さんも鹿児島出身でした。
ここは海鮮も絶品。
目の前のネタケースには美味しそうなものばかり。
マスターの仕事が少し落ち着いた頃を見計らって、お造りをお願いします。
寒ブリと昆布締めをハーフー&ハーフで。
いずれもマスターの出身地、富山の名物です。
こうなれば日本酒にチェンジ。
二日酔いになるので日頃はあまり飲まないのですが、お隣のご夫妻が頼んだ「飲み比べセット三種」に、私も相乗りします。
昆布締めの旨さも一段とアップ。
その後、私と同じ枚方出身のYさんご夫妻も登場し、またもや再会の乾杯。
お酒は再びさつま美人へ。
そろそろ締め。
大好きな大阪スタイルの湯豆腐です。
私にとって、湯豆腐と言えばこれ。
出汁のきいた湯豆腐にとろろ昆布のトッピング。
柚子皮と相まって、いい香りです。
散々飲んでいるのに、またもやさつま美人をお代わりしてしまいました。
それでも、かつて一升瓶をキープしていた頃よりは少ないはずです。
湯豆腐の美味しい出汁を飲み干して、アルコールの中和も完了。
5年振りの懐かしい美尋は、昔と変わらず、美味しく、楽しく、温かいお店でした。
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