2022年12月28日水曜日

大阪赴任時代にお世話になったお気に入りのお店は相変わらずの大繁盛。南扇町「旬味ひげ」でマスターご夫妻と懐かしい料理に再会


コロナ禍もようやく落ち着いてきた、とは言い難いものの、行動制限のない年末年始は三年ぶり。
今日から大晦日まで、大阪単身赴任時代の懐かしいお店を巡るソロ活旅。
年末なので、お店の営業日を確認してのスケジューリングです。
初日の夜は、今日が最終営業日の南扇町「旬味ひげ」
年明けには参拝客で賑わう堀川戎神社のすぐそばです。


お店に行く前に、お参り。
十日戎の日には、身動きが取れないほど賑わう境内も、ひっそりとしています。


誰もいない本殿にお参り。
私の願いは間違いなく聞き入れられることでしょう。
なんといってもお参りしているのは私一人なのですから。


お守りも頂いて、来年の金運は間違いなし。


境内を出て、目と鼻の先に懐かしい店が、かつてのままの佇まいで見えました。


旬味ひげ
5年振りの訪問です。


年内最終日とあって、満員札止め。
私はあらかじめ予約してあったので、なんとかカウンターに潜り込めました。
昔と同じように、グラス生ビールでスタート。


入口脇に貼ってある「今日のオススメ」
ママさんの筆文字が懐かしい。


手元のメニューとも見比べながら、今日の組み立てを考えます。
この店は、何を頼んでも美味しく、そして創作料理も多いので、いつも悩んでしまいます。
でも、それがまた楽しい。


まずは「突き出し代わりに」というひげのちょい盛と、おさしみいろいろ盛り合わせをお願いしました。
ちょい盛は、カツオの煮物、ニンジンマリネ、大根と小海老の煮物の三種。


お刺身は、今日のネタをちょっとずつ一皿に。
盛り付けが相変わらず可愛いのがマスターらしい。


足繁く通ったお店の、いつも座っていたカウンターで、あの頃と同じようにひとり酒。
幸せな気分です。


マグロにはニンニクの利いたソースを合わせるのがマスターの創作力。


「今日のおしながき」から、よく頼んだ鯛の子煮をチョイス。
ハーフサイズでも頼めるので、一人酒の胃袋にもお財布にも優しいお店。


アルコールは焼酎にチェンジ。
当時はボトルで入れていましたが、今日はショットで。
白霧島ロックで頂きます。


大忙しのマスターとは、残念ながらあまりお話はできません。
ママもホール対応だけでなく、厨房のヘルプも含めて大忙しです。
コロナ禍でスタッフと席数を減らし、基本的にはご夫婦をメインにお店を回すようにしたそうですが、逆に忙しくなってしまったとか。
ご常連が多い人気店ですから、席が減ってもお客さんが減るわけではありません。
堀川戎ではありませんが、商売繁盛でご同慶の至り。
ふと見ると、相変わらず厨房はピカピカ。
私の飲食店評価の重要な基準の一つは、相変わらず完璧です。
次なる展開は、栃尾油揚げ
マスターの出身地、新潟の名物です。


白ネギがたっぷりのっています。
これもハーフですが、結構なボリューム。


私はこの栃尾油揚げが大好き。
酒のつまみに最高です。


そろそろ締め。
ここで締めると言えば鴨吸ですが、今日はもう少し食べたいので、その鴨吸にそばが入った鴨そばを頼みます。
もちろんミニで。
大阪名物のとろろ昆布入り湯豆腐とも悩んだ末の選択です。


これも懐かしいビジュアル。
鴨肉の旨味が染み出た出汁、豆腐とネギの玉子とじ。
アルコールを優しく中和してくれます。


たっぷりの具材の下から蕎麦を手繰ります。
やはりマスターの出身である新潟県の名物、十日町の妻有そば。
ひと足早い年越しそばと言えるでしょう。


一緒に出てくる山椒や七味で味変を楽しみながら食べ進みます。
今日はお昼にうどんともつ焼きとたこ焼きを食べているので、ミニサイズとはいえさすがに腹パンになりました。


お茶を頂いで、まったり。


お会計を済ませてお店を出ます。
かつてと同じようにどんなに忙しくてもお店の前までご夫婦でお見送り下さるのが「ひげ流」
「バタバタしていてすいませんでした」
と口をそろえておっしゃいます。
「いえいえ、商売繁盛で良い事じゃないですか!」
と心底思うことを伝えてお別れします。
今度は、いつお邪魔できるでしょうか。

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旬味ひげ居酒屋 / 南森町駅扇町駅大阪天満宮駅
夜総合点★★★★ 4.0

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