区民の四分の一が沖縄からの移住者ともいわれるこの町は、区全体が川と海に囲まれた島になっています。
昨年9月にこの町を自転車でポタリング、地元の食堂でランチを食べました。
次回は是非夜来ようと思い、その大正アイランドの最も内地寄りにあるJR環状線大正駅のガード下にある沖縄料理屋で一杯、という企画を立てました。
私の企画に付き合ってくれるのは、スリムなのにいっぱい飲んで食べてくれる飲み友達のAちゃん。
駅前で待ち合わせてお店に向かいます。
ガード下の沖縄料理屋いちゃりば。
「一度会ったら皆兄弟」という意味の「いちゃりばちょーで」という沖縄のことわざから名をとった店。
その名の通り、飾らないフレンドリーな店の雰囲気。
まずは生ビールから。
もちろんオリオンビール。
独特のライトな感じが南国テイスト。
BGMも沖縄の音楽なので、ちょっとした旅行気分です。
沖縄風おつまみからチョイス。
島らっきょう。
島豆腐とスクガラス。
スクガラスとは、アイゴの稚魚を丸ごと塩漬けにした沖縄の保存食。
塩気がかなりきいているので、沖縄では、ひと口大に切った島豆腐の上に並べてお酒のおつまみにして頂きます。
沖縄では、昔から親しまれている郷土料理。
醤油も使って食べてみました。
私の好物、ポークたまご。
SPAMを使った玉子料理ですが、この店は玉子で包み焼きにしています。
抜群に旨い!
もう少しオリオンビールを飲みたかったので、ビンでお願いしました。
昔とはラベルデザインも変わりましたが、私が初めて沖縄に行った30年近く前の方が良かったな、とノスタルジーな気分。
メニューをめくっていると、いいものを見つけました。
らふてぃ。
これは頼まないわけにはいきません。
柔らかく煮含められた豚の三枚肉は実に沖縄らしい料理でもあり、アテにピッタリ。
もう一つも定番、ゴーヤーチャンプルー。
これにも私の好きなポークがたっぷり入っていました。
お酒は当然の選択として、泡盛。
菊之露の30度。
豚の天ぷら。
これもSPAM。
薄めのカリッとした衣と柔らかいSPAM。
これ、めっちゃ旨かったな。
島豆腐の厚揚げ。
もともと厚揚げは好物ですが、固い島豆腐の厚揚げはすごく気に入りました。
かなりお腹がいっぱいになりましたが、どうしても食べなければ気が済まないメニューがあります。
沖縄そばとアーサ汁。
ガード下のこの店は造りが古くて隙間風が入ってきます。
足元の電気ヒータだけではかなり寒かったので、〆は温かいものを。
沖縄そばにはもちろん島とうがらしをたっぷりと。
豚と鰹のスープと、独特のボソボソした麺の食感。
三枚肉と沖縄かまぼこ。
30年前に那覇で初めて食べて感動した記憶が蘇ります。
女性ながら私と同じだけ食べて飲んでくれるAちゃんのおかげで色んなものが食べられました。
彼女はまだ食べられると言っていましたが、私がギブアップ。
炭水化物ダイエットのお陰で胃が小さくなっているのです。
お会計を済ませ、環状線に乗り込みました。
Aちゃんは大阪駅で乗り換え。
私はそのまま天満駅まで。
金曜日だし、止まり木でゆっくりしていこうか、とホワイトラベルのドアを開けました。
カウンターには親しくしていただいている常連のH婦人とIさん。
Iさんとは久しぶりでしたので楽しくお話ができました。
その後、入れ替わり立ち代り深夜組が現れて、私も帰るタイミングを逸してしまいました。
時計を見たらいつの間にか3時。
さすがに帰らないと、とまだ盛り上がっている女子たちに別れを告げて店を出ました。
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