2019年6月18日火曜日

月例「下町はしご酒の会」 山谷編② 大正15年創業。山谷で現存する最古の酒場「 遠州屋本店高尾 」で仕上げ


山谷の人気店「丸千葉」の素晴らしい料理と接客を楽しんだ我々は、吉野通りを渡った反対側にある老舗酒場「遠州屋本店高尾」に向かいます。
風格を感じる設えに、期待が高まります。


白い暖簾をくぐれば、内装も歴史を感じる落ち着いた木製調度。
左手にカウンター、右手は小上がりとなっています。


綺麗に磨かれた厨房と掃除の行き届いた店内は、居酒屋というよりは割烹の雰囲気。
短冊のメニューも創意工夫が見られるラインナップですが、お値段は大衆価格。
「大衆割烹」という言葉がありますが、そんな形容がしっくり来ます。


小上がりに腰を落ち着け、まずは乾杯。
私は酎ハイです。


突き出しの枝豆をつまみながら、いずれも魅力的なメニューから絞り込みます。
二軒目ですから、そんなには食べられません。


すぐに出てくる白菜漬け


もつ好きの我々が頼んだ味ガツ和えは、薄くスライスされた味付けのガツにたっぷりの刻みネギとゴマが振られた一品。
これは酒が進みます。


「美しい 牛ハツステーキ ミディアムレアで」
と書かれた短冊に目が留まります。
黒いお皿に、スライスされて美しく盛り付けられた牛ハツステーキは、想像と全く異なるプレゼンテーション。
こんな所に若い店主の腕前を感じます。


「千葉 真いわし丸干し」は、脂ののった大きないわしが二尾。
実に旨い。


締めに何を頼もうか、で意見が分かれました。
ゴロゴロチャーハンか、温玉焼きそばで迷ってしまい、明るい接客のホール係のお兄さんに相談。
「どちらも美味しいですよ」
と優等生の答ながらも
「私なら温玉焼きそばです」
とのアドバイス。
玉子も麺も大好きな私が、真っ先に飛びつきました。
ソース焼きそばのセンターに温玉がオンされ、その周りにたっぷりの花かつお。
ざく切りのキャベツがいっぱいです。


味付けは品が良く、後味もさっぱり。


名店らしい料理と大衆価格に満足して、お店を後にしました。



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夜総合点★★★☆☆ 3.5









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