お寺での法会を済ませ、うなぎ しら河 今池ガスビル店へ。
ここは、鰻好きだった亡きお義父さんが晩年贔屓にしていたお店。
私もいろんな鰻屋に連れて行ってもらいましたが、ここは一番回数も多く、想い出深いお店です。
人気の行列店ですが、お義母さんが早めに予約しておいてくれたので待たずに入店です。
以前義父と来た覚えのある個室に案内されました。
注文はもちろんしら河のひつまぶし。
一品も頼みます。
う巻と肝タレ焼き。
生ビールを飲みながらツマミたいところですが、今日はこれから東京まで車で帰るのでアルコールは我慢です。
息子たちも好きな、う巻と肝焼き。
程なくひつまぶしが出て来ました。
お櫃の蓋を開けると、美味しそうな照りの鰻が顔を見せます。
別オーダーの肝吸い。
これは外せません。
名古屋名物の素晴しい鰻料理。
その都度食べ方を変えることができるのも、ひつまぶしの楽しさ。
一膳目はそのままで。
二膳目はう巻と肝焼きものせ、更に山葵も。
これ位になったところでお茶漬けにすることします。
お茶碗によそったひつまぶしに薬味で付いてきたネギと刻み海苔、山葵をのせます。
ここにたっぷりの出汁をかけてお茶漬け風にするのが、ひつまぶしの三段活用の締め。
誰が考えたのか、実に素晴しい料理。
今でこそ全国区ですが、私が名古屋に新入社員で赴任した35年前、大阪出身の私はその変わった食べ方と美味しさに大層驚いたことを思い出しました。
「お施餓鬼」(おせがき)という臨済宗の法会に初めて参加し、非常に印象に残った今年のお盆。
お義父さんがいたら、この個室で私とビールを飲みながら「あんなもん、初めて見たわ」と言っていただろうな、と思いました。
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